「宇田川源流」【日本報道検証】 米中首脳会談はどの様なことになっているのか
「宇田川源流」【日本報道検証】 米中首脳会談はどの様なことになっているのか
毎週火曜日と木曜日は、「日本報道検証」として、まあニュース解説というか、またはそれに関連するトリビアの披露とか、報道に関する内容を言ってみたり、または、報道に関する感想や社会的な問題点、日本人の文化性から見た内容を書き込んでいる。実際に、宇田川が何を感じているかということが共有できれば良いと思っているので、よろしくお願いいたます
さて今回は、現地時間9月24日に行われた米中首脳会談に関して見てみたいと思います。なお、このブログでは、私がアメリカの友人ジャーナリストなどに電話をして直接話を聞いたことを含めて皆さんにお伝えしたいと思います。
今回の米中首脳会談に関して、まず目立ったのは参考記事の表題にもあるように「アメリカからの最高レベルのおもてなし」であろう。実際に、空軍基地までのトランプ大統領自身の追え出迎え、そして、豪華な晩餐会。そして、ほとんどが中国の今までの政治的主張を受け入れるかのような交渉内容という事であれば、完全に中国のペースのアメリカが乗ったのではないかというような感じに見えてしまいます。
実際に公式の成果文書に書かれているのは、以下の8項目です。
1、戦略的安定関係の構築:相互の尊重や公平性に基づき「建設的な戦略的安定関係」を築くことで合意しました。
2,国際首脳会議の相互支持:中国でのAPEC首脳会議、米国でのG20サミットの成功に向け支持し合い、対面出席の意向を明記しました。
3、国際情勢と水路の安全:イランの核保有阻止に関する認識の一致や、国際水路での不当な通関料課税を認めないことで合意しました。
4,第2次世界大戦における歴史的絆の確認:大戦中の同盟関係と勝利に向けた歴史を関係の礎と位置づけました。
5、通商・貿易:300億ドル規模の関税優遇措置や、中国による米国産石炭の輸入(2年間で計2000万トン以上)を約束しました。
6,麻薬取締と法執行協力:向精神薬などの密輸摘発や法執行機関の連携・成果を確認しました。
7,先端技術「SI」対話の創設:「SI(スーパーインテリジェンス)」用語の使用で一致し、対話枠組みや緊急連絡チャンネルの確立に同意しました。
8,ジャイアントパンダの貸与歓迎:中国からアトランタ動物園へのパンダのつがい貸与を米国側が歓迎する旨が盛り込まれました。
とくに4項目目の第二次世界大戦中の内容は、そのまま日本の戦犯論をそのまま裏打ちするものであり、高市首相が国連総会で演説した「敵国条項の削除」を否定する内容ではないかというようなことも言われることになるので、その内容は、かなり日本にとって不利なものでhな愛かというような感じに見えてしまいます。この内容に関して、後半、アメリカの人々はどのように見ているのかをご紹介しましょう。
<参考記事>
米中会談で“親密”強調…中国側の成果は? 「会談は成功」「米から最高レベルのもてなし」評価も 習主席「米中が日本軍国主義の侵略者と戦った」発言の思惑は
2026年9月25日 17時34分 日テレNEWS NNN
https://news.livedoor.com/article/detail/32410026/?from_page=internal
勝者は?米中首脳会談の第二ラウンド
9/25(金) 18:51配信 テレビ朝日系(ANN)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e32b96937bc6b084fd52e7ab6430a7a6a5f84428
<以上参考記事>
「本当に親しい友人は、接待などはしない。ホームパーティーで一緒に笑顔になるのが本当に親しい友人であり、ホテルで晩餐会を共にするのは、親しくない人。それは、両方の国において何かをするのではなく、他の国にアメリカと中国が仲が良いとアピールするための目的でしょう」
トランプ大統領に近しい、と言っても近くで話を聞くことができるジャーナリストは私の問いに対してその様に答えた。
「今回の国連総会及び一連の外交は、アメリカとイラン・アメリカとロシアの外交が中心であり、その後ろの控えている中国とアメリカが近しいということを示すことによってイランとの停戦やロシア・ウクライナの軍事作戦の停止を求めるものということになる。その為には、中国の御機嫌を取らなければならない。ここで台湾問題などがあっても中国という敵を作り、米中戦争などに発展させても意味がない。かえって世界情勢が悪化することになる。その様に考えれば、トランプは最大限の譲歩をしてイランとロシアを見ている。その様に考えれば、多少の晩餐会の出費などは安いものである」
という。
まさに、アメリカは現在イランとの戦争を抱え、また11月の中間選挙を控え、これ以上敵を作ることのできない状態である。もちろんトランプ大統領自身にしてみれば、3期目の大統領就任の意思がないので、中間選挙にもあまり関係はないのかもしれないが、しかし、一方で中国との問題をどの様にするのか、今動いている問題をどのように決着をつけるのかということが非常に大きな問題なのであろう。
要するに「米中首脳会談」は「イランやロシアへのメッセージ」であるということになる。
私からの第二次世界大戦の同盟国という言葉に関してはどのように考えられるかという問いには「『昔は同盟国だった』というのは『今は同盟国ではない』という事でしかない。昔アメリカと日本が戦争をしていたことは間違いがない。中国と台湾を混同しているというような話があるのですが、日本も『一つの中国』を認めている以上、そのことを話題にしても日本の矛盾が出て来るだけの話。それをそのまま言葉にしただけでしょう。」とのことである。「外交には矛盾がある。その矛盾をどのように考えるのか。言った言わないではなく、行動するかしないかで外交は謀るべきでしょう」ということ。さて、読者の皆さんはこの言葉を聞いて、どの様に考えるのでしょうか。
その様に考えれば、上記の8項目に関して、「1・3・5・6」が実効性のあることであり、そのことをどのように行動するかが大きな問題になる。実際に、3の水路の安定でホルムズ海峡のことを言っているが、中国は会談後すぐに「イランへの貿易は中断しない(アメリカの要請を無視する)」と発表し、トランプ大統領は「ホルムズ海峡はアメリカが支配する」と明言しています。8項目の成果文書を発表しながら、その翌日には正反対のことを言うのが今の米中外交なのです。これが「同盟国」と言えるのか、「言葉ではなく、行動を見るべき」この内容を注目しないと話にはならないのではないでしょうか。このようなことを理解せずにSNSの言論や日本のメディアのコメンテーターたちのいい加減な解説は、どの様に考えればよいのでしょうか。そのコメンテーターの解説が正しいのでしょうか?
さて、当該ジャーナリストはこのようにも述べています。「条約や交渉というのは、約束を守る相手と行うことが重要です。約束を守らない前提であれば、その場でいい気分にだけしておけばよいことです。中国やイランとは相手が約束を守らない前提でアメリカは交渉をしています。他の国々もそのように考えて、言葉の端をとらえて一喜一憂することをやめるべきでしょう。言葉が通じない相手とは武力でわからせるしかない。米中外交の最終的な帰結店はそのことが見えているのですが、トランプ大統領はそのような悲劇的な結末を避けるために努力をしている。その様に見るのが正しいのではないでしょうか。」
さあ、実際の米中関係はどのように「行動」されるのでしょうか。
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