「宇田川源流」【日本報道検証】 日本でのグテーレス事務総長が大国を非難
「宇田川源流」【日本報道検証】 日本でのグテーレス事務総長が大国を非難
毎週火曜日と木曜日は、「日本報道検証」として、まあニュース解説というか、またはそれに関連するトリビアの披露とか、報道に関する内容を言ってみたり、または、報道に関する感想や社会的な問題点、日本人の文化性から見た内容を書き込んでいる。実際に、宇田川が何を感じているかということが共有できれば良いと思っているので、よろしくお願いいたます。
さて今回は5月20日に来日した国連のグテーレス事務局長が、記者会見でロシアとアメリカを非難した内容に関して見てみたいと思います。
さて、私の正直な国連に対するイメージですが、私は日本の長い歴史の中で、現在の国連は「戦国時代の室町幕府」と同じであると思っております。実際に、世の中は戦国時代と同じで、ウクライナとロシア、ハマスとイスラエル、イランとアメリカ、その様に戦争が多く起きていますしまた、アフリカでは内戦なども様々に起きています。そのような状況の中において、国連はそれなりの権威があるのですが、しかし、それらの戦争を止める力は全くないということになります。
当時の室町幕府も同じです。現在NHK大河ドラマ「豊臣兄弟」で小栗旬さんが演じる織田信長が、様々大名と戦っても足利義昭はまったく止めることはできない状態ですし、室町幕府軍はありませんので、どこかの大きな大名に軍隊を持ってきてもらわなければなりません。今の国連と全く同じなのです。
足利義昭は、当時そのまま様々な所に手紙を書いて織田信長に対抗していたのですが、しかし、織田信長の方が強く、最終的には槙島城の戦いで織田信長に対抗するも敗北し追放されて室町幕府は滅亡します。
では国連はどのようになるのでしょうか。国連の改革に関して、グテーレス事務総長が来日していましいた。
<参考記事>
国連のグテーレス事務総長が都内で会見 「拒否権用いて免責…超大国の振る舞いこそが危機的」 ロシアやアメリカを非難
5/20(水) 20:48配信 FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f8218a9c6be12961a8dee82da483bee0e2cf07e
天皇陛下、グテレス国連事務総長と会見…「日本人が国連の場で貢献していくことを願っています」
5/20(水) 22:09配信 読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff03eaed4a481d077c8a3ccd383ca0f63ce9797b
<以上参考記事>
2026年5月20日に来日していた国連事務総長のアントニオ・グテーレスは、単なる表敬訪問ではなく、現在の国際秩序そのものに対する危機感を背景に、日本との連携強化を確認するための重要な外交日程を行いました。今回の訪日の中心となったのは、東京で開催された「国連システム事務局長調整委員会(CEB)」であり、これは国連諸機関のトップが集まる会議としてはアジア初開催となりました。
この訪問にはいくつかの意味が重なっています。まず第一に、2026年は日本が国連加盟70周年を迎える年であり、国連側としても、日本を「多国間主義を支える主要国」として再確認する意図がありました。グテーレス事務総長は、日本を「平和の声」と表現し、日本が国際秩序維持に果たしてきた役割を高く評価しています。特に、ウクライナ戦争、中東危機、米中対立、気候変動問題などによって、戦後型の国際協調体制が揺らぐ中で、日本のような中堅先進国の存在感が国連にとって極めて重要になっているという認識が見えます。
訪日中、グテーレス事務総長は高市早苗と会談しました。この会談では、日本側から「国連を中核とする多国間主義への支持は変わらない」という立場が示され、民主主義、法の支配、国連憲章の原則を維持していくことが確認されました。一方で、日本側は国連改革の必要性も強調しています。これは現在の安全保障理事会が、第二次世界大戦後の構造を引きずっており、現代世界の力関係を十分反映していないという問題意識に基づいています。
特にグテーレス事務総長が強く訴えたのが、安全保障理事会改革でした。彼は東京での記者会見において、「危機にあるのは多国間主義そのものではなく、拒否権を用いて国際法違反の責任を免れる大国の振る舞いだ」と述べ、事実上、ロシアやアメリカ、中国などの常任理事国の行動を批判しました。現在の国連安保理では、常任理事国が拒否権を行使することで、重大な国際問題への対応が機能不全に陥る場面が続いています。ウクライナ問題やガザ問題でも、安保理が十分機能していないことに対する不満は世界的に高まっています。
その中で、日本は長年、安保理常任理事国入りを目指してきました。今回グテーレス事務総長が「アジア人口は世界の半分以上を占めるのに、常任理事国は中国のみだ」と指摘したことは、日本やインドなどを含めた新たな常任理事国拡大論を後押しする意味合いがあります。つまり今回の訪日は、単なる記念行事ではなく、「国連改革の議論に日本をさらに深く組み込む」という外交的意味を持っていたと見ることができます。
また、今回の来日は象徴的側面も大きく、今上陛下との面会も行われました。天皇陛下はグテーレス事務総長と皇居・御所で懇談し、長年にわたる国連活動への感謝を伝えられたとされています。グテーレス事務総長は今年末で任期満了を迎える予定であり、日本側としても、その功績に敬意を示す意味合いがありました。
さらに、今回の訪日は現在の国際社会における「国連の限界」と「それでも必要とされる国連」という二重構造を浮き彫りにしました。国連はウクライナ戦争や中東問題で十分な停戦実現能力を持てず、常任理事国の対立によって麻痺している面があります。しかし一方で、気候変動、感染症、難民、AI規制、海洋問題など、一国だけでは対応できない問題が増えているため、国連そのものを否定することもできません。グテーレス事務総長はその危機感を日本で強く訴え、「多国間協調が崩壊すれば世界はより危険になる」というメッセージを発していたといえます。
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