「宇田川源流」【日本万歳!】 沢村賞に続き個人の名前を冠にした賞ができる
「宇田川源流」【日本万歳!】 沢村賞に続き個人の名前を冠にした賞ができる
毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。これは、「日本人のすばらしさ」や「日本として誇りに思えること」を紹介したマスコミの報道をここに紹介し、その内容をしっかりと分析し、そしてその中に日本人としての国民性や日本人の生活習慣などで、我々がいつも意識しないでやっていることを見つけ出し、その世界で称賛されている日本人のすばらしさは、我々一般の日本人の中にもあるということを再発見しようという目的の連載である。ある意味で、日本人は日本人を批判的に見る癖がついてしまい、必要以上に日本を卑下してしまっているような気がする。正当に評価しても日本はそれほど変な国ではないし、また世界から称賛されている国である。そして、その日本人が世界に出て、様々な分野で活躍しているのであり、それは、日本人特有のすばらしさを様々なところで発揮しているということになる。その内容をこの中に記載し、そしてその素晴らしさを見て行きたいと思うのである。
そのような連載の趣旨だから、本来は、「日本人の誰でもが持っている特質」などを記載したいのである。本来ならば「特別な人」や「ヒーロー」「ヒロイン」はこの連載とは異なる気がする。しかし、私も人間なので、どうしてもその方向に目が行ってしまう。普段は、野球の事と言えば大谷翔平選手のことばかりを見ているような感じになってしまうのであるが、しかし、「元祖」と言えばやはり「イチロー」なのではないか。ちなみに「イチロー」に関して「選手」とか「さん」なのかどうしていいのかよくわからないので、ここでも「敬称は略させていただく」ということにさせて頂きたい。
しかし、そのイチローよりも日本のプロ野球にはモット前に「ミスタープロ野球」がいたのである。実際に記録ということでは、間違いなく王貞治の方が上である。しかし、「人気」「記憶」ということでは、長嶋茂雄を置いて他にはいないのではないか。
ミスターといえば、長嶋茂雄しかいない。
日本の元祖プロ野球はこの人であろうと思う。そしてそのような人は、間違いなく、成績だけではなく、人間性も多くの人に好かれておりまた、その行動も、愛される素質があったということになるのではないか。
まさに、その人間すべてを含めてミスタープロ野球が長嶋茂雄であった。
<参考記事>
プロ野球に「長嶋茂雄賞」創設決定!表彰は来季から、“ミスタープロ野球”の名前は永久に不滅
2025年11月10日 17時22分 スポニチアネックス
https://news.livedoor.com/article/detail/29955087/
<以上参考記事>
我が巨人軍は永遠に不滅です。
この言葉を生、または少なくともテレビ中継で見た人は少なくなってきている。そのようなことを言う人自体が、徐々に「異物」人なりつつある。当然に長嶋茂雄という「選手」のプレイを知っている人も少なくなった。もちろん、上記の「我が巨人軍は・・・」という言葉は、1974年10月14日の後楽園球場(この球場もなくなって、今は東京ドームになっているが)の巨人中日のダブルヘッダー(そういえばダブルヘッダーというのも無くなった気がする。ドーム球場が多くなったので、雨での順延がなくなったからかな)のあとの引退セレモニーで発言した言葉なので、この発言を聞いた人は、長嶋茂雄の最後の打席、ダブルプレーになり、そのファーストコーチャーズボックスに、普段は絶対にそこには立たない川上哲治監督が立っていたことも、見ているはずだ。川上哲治氏は、「テキサスの哲」といわれるほどの名選手であり、「打撃の神様」と言われ、長嶋と王を擁して巨人V9を成し遂げた名監督である。その川上監督の最後も、長嶋茂雄の最後の打席と同じで会ったということになるのである。
ちなみに、私は、そのシーンをテレビ中継で見ている。5歳であった。
さて、長嶋茂雄の生涯成績は、打率.305、本塁打444本、打点1522、安打2471本、試合数2186試合であり、安打数でいえば張本勲の3000本安打があり本塁打でいえば王貞治の方が倍近い数になっている。主なタイトル・受賞歴は首位打者:6回、最多本塁打:2回、最多打点:5回、最多安打:10回、最優秀選手(MVP):5回、新人王:1958年、ベストナイン:17回、オールスター出場:16回、正力松太郎賞:1回、ゴールドグラブ賞:2回ということであり、確かにこれより成績が優秀な選手は数多い、しかし、このような成績であっても、常にファンのことを考え、ファンに愛され、そして、ファンとともにプロ野球を作り上げた人はいないのではないか。
その様に考えれば、プロ野球のファンのために行動した人、そして野球の成績を元に多くの人を魅了し夢を与えた人に与えてほしいと思うものである。(まだどのような賞になるのかは全く決まっていないし、また、その選考基準も発表されていないので、ここに書いたのは私の希望である)
最近、優秀な選手はすべてアメリカに行ってしまう。それもよいし、アメリカのメジャーリーグを日本人選手が接見するのも私からすれば痛快なのかもしれない。実際に、本日の「日本万歳!」は、本来は大谷選手のMVPについて書くべきであったのかもしれない。
しかし、私としては日本を盛り上げてくれる人こそ、そして日本に乗っ子って日本の子供たちに夢を与えてくれる人こそ、より多きな表象をしてほしいと思うのである。
そのような「日本の賞」ができたことは、何よりもうれしい。
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