「宇田川源流」【日本報道検証】 1件1000円で《#石破辞めるな》“バイト投稿”疑惑報道の怪
「宇田川源流」【日本報道検証】 1件1000円で《#石破辞めるな》“バイト投稿”疑惑報道の怪
毎週火曜日と木曜日は、「日本報道検証」として、まあニュース解説というか、またはそれに関連するトリビアの披露とか、報道に関する内容を言ってみたり、または、報道に関する感想や社会的な問題点、日本人の文化性から見た内容を書き込んでいる。実際に、宇田川が何を感じているかということが共有できれば良いと思っているので、よろしくお願いいたます。
さて今回は、石破首相が辞任するときに発生した「石破辞めるな」デモを含めたその運動全般に関して見てみたいと思います。その内容に関して、「〈石破さんの真っ直ぐな言葉と行動、いつも胸を打たれています。こういう方こそ、これからの日本に必要だと思います。これからも全力で応援していきます!! ※コメント1件=1000円 (この行は忘れずに削除すること)〉」という投稿があり、その投降を引用して「〈石破さん応援のアルバイト君よ。消し忘れているぞ〉」と記載された投稿が出され、話題になったことを見てみようと思います。
今年7月に参議院議員選挙があり、自民党は大敗します。この自民党の大敗は、地方選挙でありながら国政にも大きな影響を持つ都議会議員選挙、そして昨年石破首相が就任してすぐに解散した総選挙と3回連続で敗北し、その選挙結果として衆議院、都議会、参議院、いずれも自民党は過半数割れ、つまり「与党であっても少数与党、通常ならば下野」の結果になっているということになる。これは基本的に政治をやっているものからすれば「国民から不信任を突き付けられた」ということを意味しており、石破政治は破綻を期待していた。
そのような状態を見て、自民党の中や支持者たちの間では「石破は辞任すべき」という意見が大きくなったが、石破首相は内閣の改造も森山幹事長などの党役員の鋼鉄なども全くお粉wな愛、つまり全く責任を取らない体制になったのである。
この時に、『石破辞めるなデモ』が起きた。同時にSNSなどでも石破を応援する書き込みが多く出てきたのである。その声を受けて森山幹事長は、「石破に辞任を迫っているが、市民の声と自民党内の意見に乖離があるのはいかがか」などとコメントが出ている。
なお、本当に石破辞めるなとなっていれば、現在、つまり石破氏が辞めると決まり、そのうえで総裁選挙が行われている今の段階でも石破内閣の功績を称える投稿や、石破路線を引き継ぐ候補を応援する書き込みが少なくないはずなのであるが、残念ながら、そのようなSNS上の書き込みも、もちろんそのような人々を応援するデモなども全くない。
要するに「石破辞めるなデモ」の「民意」というのは、「造られたもの」であることは明らかであるということがすぐにわかるようになっている。
<参考記事>
「投稿は行っておりません」 1件1000円で《#石破辞めるな》“バイト投稿”疑惑を自民党に直撃
2025年9月18日 11時0分 FRIDAYデジタル
https://news.livedoor.com/article/detail/29596634/
<以上参考記事>
同じSNSで、法政大学の教授の山口二郎氏、いつも反自民党的な書き込みや言説が多く、最近では偏った意見鹿出ないという一般視聴者の意見が多く、あまりマスコミでも見なくなってきた人物であるが、その人が「石破が続けば自民党を分裂させるチャンスだったのに」などという投稿が石破辞めるなとは別に話題になった。なぜかこれは全くマスコミで話題にならずに、いわゆる「マスコミの報道しない自由」ということになってきているのが、非常に興味深い。
単純に「石破辞めるな」のデモは500名参加に対して「石破辞めろ」デモは5000人以上というような数字を見ても、「辞めるな」の意思表示はそれほど大きなものではないちうことになる。そもそも「辞めるな」という人がおいいのであれば、選挙に負けるはずがなく、選挙に負けているところですでに民意は決しているといえる。つまり、「選挙に負け続ける総理を望んだ意思」であり「辞めるなデモ」は「自民党を負けさせたい人が故意に作った意思」であることは明白である。まあ、この世なこともわからないで「民意が」などと言っている石破執行部が、いかに民意から乖離した政権であったかがよくわかる。
さて、ではこの「辞めるなデモ」や「辞めるなSNS投稿」は誰が作り出したのか。という事であろう。
さて、まずは「日本報道検証」としては、この内容を「自民党に聞くに行く」というFRYDAYの編集部自体がおかしい。このように考えれば、「自民党を敗北させたい」等であり、山口二郎氏辺りに、インタビューすれば、もう少し面白い記事が書けるのであろうが、残念な柄、そのような観点がないところに、マスコミの劣化「オールドメディアの敗北」の根っこがあると考えられる。当日に行ってインタビューを取り、自民党を支持しているか、自民党に投票したかなどを聞いた方が面白いが、そのような観点や取材の感度がないということがマスコミのダメな部分であろう。
さて、明らかに、このデモそのものは「石破氏周辺」か「左翼自民党に反対する勢力」であることは明らかであり、そのことをしっかりと報道する子が求められているはずだが、残念ながら、その内容は書かれていない。
ではなぜ「書かれていないのか」。
単純に「マスコミも共謀している」からである。「石破辞めるなデモ」は各テレビ局や新聞がこぞって報道したが、その10倍の人々が参加した「辞めろデモ」の報道はほとんどなかったことを見ても、当然に「マスコミが面白がってやっていた」「石破の方が自民党分裂というネタになるとして仕込んだ」ということが容易に推測できる。もちろん推測の域を出ないが、この推測を覆すのであれば、「辞めろデモは取材紙報道しながら10倍以上の人が参加したデモは報道しなかったことを論理的に説明した後に、しっかりと反論をすべき」であろう。そのようなことができなければ、少なくとも主催ではないにしても、気脈が通じていたといわれても仕方がない部分である。
そして、その様にマスコミが「自前でデモを起こしてマッチポンプ的なヤラセ報道を行う」ということは、それだけ取材力もまた、真実を報道するジャーナリズムもなくなっているということなのである。このような政治報道そのものが、自分たちの信用を失っているということを、マスコミは自覚すべきであろう。
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