「宇田川源流」【土曜日のエロ】 4人産めば所得税ゼロのハンガリー政策はどうなの?

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 4人産めば所得税ゼロのハンガリー政策はどうなの?


 毎週土曜日は「土曜日のエロ」の日である。ちゃんとエロの話をしようと思ったのであるが、今回は少子化の話になってしまう。

それにしても、今週は自民党の総裁選ん前倒しと、中国の軍事パレードで一週間が終わってしまった感じがするのではないか。

まずは日本の総裁選前倒し論であるが、日本のマスコミのあまりに頭の悪いことはすぐに「解散総選挙」に結びつける事であろう。単純に、「解散総選挙」などといっても「大義名分」「軍資金」「候補者」がなければ意味がない。それらがなければ勝つことができないのである。その上で選挙公約を考えなければならないのである。さて、今回9月2日の参議院選挙の総括で自民党四役といわれる幹事長・総務会長・政調会長・選挙管理委員長がいなくなったのである。まあ、まだ辞表を預けただけで正式に受理されていないといえば屁理屈ではあるが、しかし、そのような状態で選挙が戦えると思っているのであろうか。常識的に考えてもっともあり得ない話であり、また、そのようにして解散総選挙をやって敗戦すれば、今度は決定的に石破総裁の責任になる。その様に逃げようのないかてないたたかいなどをするはずがない。このような報道をすること自体が「ブラフ」でしかなく、まあ、マスコミも質が落ちたなと思うところであろう。この件に関してはレギュラーの時にしっかりと書かなければならないであろう。

一方中国の話。こちらは、様々な話題がある。9月2日まで行われた上海協力機構にプーチン大統領の発言、それに金正恩の参加、しかし、この二人に合わせて中国の習近平国家主席の三つの首脳が何か言っていても、まあ、予想の範囲だ。この三人がアメリカを賛美するようなことを言うはずがない。それよりも、上海協力機構などの他の参加者、例えばインドのモディ首相やトルコのエルドアン大統領がどのような動きをしたのかなどが本来の注目だし、また、この三人ばかり注目されて他の国の首脳はどのような顔をしていたのかなども面白い。その様に他が見ていない注目のところを見るべきではないか。また軍事パレードも、その軍事パレードによってどの国が中国から武器の輸入を受けたのかまたは購入契約をしたのかであろう。ロシアは中国の新兵器を買って、なぜウクライナで使用しないのか?そのようなことを見てみなければならいないはずである。

日本のマスコミはそのような「当たり前の観点」がまったくないのである。この件も全く同じである。

<参考記事>

4人産めば所得税ゼロ、次は住宅支援…成功例ともてはやされた「ハンガリーの少子化対策」の悲惨な結末

8/22(金) プレジデントオンライン

https://news.yahoo.co.jp/articles/a7cd197f0576139399428c0602d96741b4551070

<以上参考記事>

 さて、少子化もンアイで困っているのは日本だけではない。北欧もそうであるしアメリカなども同じだ。。今人口が増えているのは中東とアフリカで、その共通項は「一夫多妻制」である。この「一夫多妻制があるから少子化になっていないのか」という因果関係はよくわからない。日本や韓国などはすでに「結婚しない」というような人が増えているのであるから、一夫多妻制などというような結婚制度の問題以前の問題であろう。

さて、そのの中でハンガリーは、「4人産めば所得税ゼロ」などの過激な話をしていた。もちろんこのことによって少子化は少し解消したが、しかし、そのことによって「インフレ」になってしまったのである。

まあ、4人産めば所得税ゼロということは「国家として歳入が減る」ということになる。一方でその子供手当は4人分必要でありなおかつ家一軒分の支出がある。その家も記事によれば3倍になっているのであるから大変であろう。

本来であればそれらの分を「バラマキ」で上げてしまったほうが、浪費してしまってなくなる可能性もあるので良いのではないかというようなこともあるのかもしれない。まあ、騙して養子か何かで4人としても意味がないということになるのであろうから、その分で人口は増えるが、本来「人口が増える」というのは「国家の負担を分担する人や労働人口が増える」ということをいみしている。しかし、その場合は、「子供が育つまでは支出が一方的に増える」ということなのである。その支出に耐えられなければ国家そのものが負担増になってしまい国家の債務率が増えるということになるのであろう。

このように考えれば、やはり「出生率」を「金銭で買う」というのは難しいということになる。逆に「5人産めば3億年」くらいの方が良かったのかもしれない。歳入が減るという選択肢をしたのはあまりにもおかしな話になるしまた、子供を育てるインフラなども育てなければならないということになるのではないか。その分の負担が増えるということになることも国家は計算しなければならないのであろう。

  ある意味で「結婚する」「子供産む」「子供を育てる」ということが素晴らしいことだというようなドラマやアニメを作り、そのような話をしなければならないのであろう。昔話で、子供のいない金持ちの庄屋が全国(といっても昔話なので日本国内なのだろうが)の宝を集めて自慢したが、中で最も身なりの貧しい男が「うちの方が宝がある」と言って、庄屋が尋ねると子供がたくさん遊んでいたという。このような話が増えてこなければそして、この貧しい男が、「本当に幸せ」とならなければ、少子化は解消しない。もちろん「子供を作る行為」も重要でありその部分を失えば「エロの連載」にはならなくなってしまうのであろうが、実際にいまでは「子供を作る行為も好まない若者が増えてきている」ということの様である。そのような「価値観を金で買う」ような少子化対策ではあだめだし、その部分が政府や国の契機を大きく左右してしまうということになるのではないか。

宇田川源流

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