「宇田川源流」【土曜日のエロ】 フランスの高校生の女性テロ計画とインセル

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 フランスの高校生の女性テロ計画とインセル


 今週も土曜日のエロに日になった。エロの前にまずは今週のニュースを見てみよう。

まずは何よりも今週のニュースは参議院選挙。そしてもう一つは日米関税交渉とベッセント財務長官の来日でしょう。

参議院選挙に関しては、あえてここで議席予想をすれば、自民党が選挙区15、比例12で27というところ。そこに公明党が7ということで自公で34というところではないか。もちろん±6くらいの余裕を持った予想を作るつもりであるが、それでも自公で50議席などは夢のまた夢である。そして私の予想通りであれば、はっきり言って「歴史的惨敗」である。

 参議院の場合は、議員総数の半分が改選し、残りは3年後に再び改選する。つまり、3年ごとに半分改選するということになる。今回の自公での非改選議席は75であるが、3年後も今と同じであれば、自公過半数などということは全く無理というような数字になる。いや、34議席しかないとして、過半数が125議席ということは、3年後は91議席以上ととらなければならないというようなことになるのであるから、大変なことになるのではないか。まあ無理という感覚であろう。

その様になってしまった場合、自公での参議院での過半数は難しいということになる。要するに「ずっとねじれ国会」ということになるのである。

さて、その参議院の一つの争点が日米相互関税交渉であろう。石破首相は赤沢経済再生担当大臣を交渉担当に示したが、この交渉がうまくいっていない。4月にトランプ大統領が相互関税を発表した時には24%であったのが、7月9日にトランプ大統領が日本に発送した書簡では25%になっている。つまり1%関税率が上がっているのである。2024年の統計で、日本からアメリカへの輸出は3,190,606,000,000ドル要するに450兆円を超えるということになる。この1%であるから、交渉の失敗で4兆5000億円を日本は損したことになる。赤沢大臣はまずはその責任を負うべきであろう。

当然にそのような交渉を行ったことによって、100兆円以上の関税負担の増加になるということを意味する。それだけ日本の競争力がなくなるということになるのであろう。そしてそのほかのフェンタニルの話はあるし、また、日本の防衛や台湾有事の話もある。日本国民が参議院選挙を通じて、石破内閣を信任しないということもよくわかるのである。

さて、信任しないといえば、そもそもダイン所関係に信頼関係があるのかということが大きな問題になる。

<参考記事>

「女のせいで損した」…「インセル」に陥った仏高校生、女性テロ計画

2025年7月4日 13時8分 中央日報

https://news.livedoor.com/article/detail/29098115/

<以上参考記事>

 「インセル」という言葉を知っているだろうか。私は今回のニュースで始め知ったのである。そこで「インセル」について少し調べてみることにした。

インセルとは

インセル(英語: incel)は「involuntary celibate(不本意な禁欲者)」の略称で、主にインターネット上に存在するコミュニティの一種であるという。自身を「異性との交際や性的関係が長期間なく、望まないまま独身を強いられている」男性と定義し、女性への憎悪や社会への不満を共有する点が特徴とされている。具体的には以下のような状況に陥るという。

・ 自己責任の否定

自分が恋愛や性交渉に恵まれないのは外部要因(女性や社会)に原因があるとみなす。

・ ミソジニー(女性蔑視)

「自分に相応しい女性がいない」「女性は自分を無条件に愛すべき」といった極端な持論を掲げ、暴言や暴力を正当化しがち。

・ レッドピル/ブラックピル思想

社会構造の“真実”を見抜く「レッドピル」、恋愛市場で完全敗北して希望が持てない「ブラックピル」といったメタファーで自己の絶望感を強調。

・ チャド(Chad)・ステイシー(Stacy)への敵意

恋愛市場で成功している男性を「チャド」、女性の理想像を「ステイシー」と呼び、両者を敵視する。

具体的な事件としては、2014年5月米カリフォルニア州サンタバーバラでエリオット・ロジャーが6人殺害、13人負傷指せた事件や、2018年4月カナダ・トロントでアレク・ミナシアンが通行人10名殺害、15名負傷指せた事件などがあげられる。ヨーロッパでも2020年2月にドイツ・ハーナウで公共の場での銃乱射により10人殺害された事件がある。これらの事件では、犯人がインセルを自称または犯行声明に「復讐」「報復」を匂わせる発言を残し、コミュニティ内で英雄視されるケースも報告されている。このように、インセルとは「不本意な独身者」として集団内で自己の絶望や怒りを共有し、過激思想や暴力行為に結びつくことがあるオンライン・サブカルチャーということになる。そして、社会的孤立や自己肯定感の低下を背景に、犯罪に至るリスクが指摘されているのである。

 インターネットによると、この内容に関する社会的対策は、精神的な対策として、メンタルヘルスをやることなどがあげられ、社会的な孤立の予防を行うというようなことになっている。一方で、過激思想と距離をとるなどのことが必要になる。同時に「弱者男性」や「非モテ」といった概念を通じて、男性が抱える孤独や承認欲求に社会が向き合う必要などが言われている。

実際に女性に振られたことで自暴自棄になるというようなことは現代になって急激に増えたわけではなく、昔からあることであるが、しかし、SNSなどの発展で逆に孤立化してしまい一人で過激化してしまうようなことが多いのではないか。そのような昔と今を比較して事件にアプローチすることも必要なのではないかという気がする。

さて、フランスの高校生は、女性にもてないということから孤立化し、テロ目的の犯罪組織委に加担しており、そしてカバンから凶器が発見されたという。まあ、過激といえば過激であるが、インセルでテロ組織に参加できてしまうと言うことも問題ではないか。そんなに手近な所にテロ組織があるということもおかしい。

同時に、「女性の社会進出」「ジェンダー」というような状況が、男性弱者や男性の孤立化を作り出しているということも確かなのではないか。そのジェンダーというような考え方自体が、実は社会に適合していない可能性もある。そのようなことも含めて日本でも対策が必要なのではないか。

宇田川源流

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