「宇田川源流」【土曜日のエロ】 芸能人の下半身スキャンダルに関する一考

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 芸能人の下半身スキャンダルに関する一考


 今週も「土曜日のエロ」の日になった。今週も人間の本質と本能の欲求に迫る内容を見てみたい。

その前に、今週どの様なニュースがあるかを見てみよう。

今週はまずが韓国の大統領が現職のまま逮捕拘束された。韓国の歴史上、現職の大統領が就任期間中に逮捕拘束されたのは初めてであるということである。まあ、アジアでは意外と少ないのかもしれないが、アフリカや南アメリカなどではクーデターがかなり頻繁に行われているので、それほど珍しいことではない。これが韓国で起きたということが興味深いのかもしれないが、しかし、韓国というのはそのような国であるという事であろう。

さて、そのようなことよりも、何故韓国という国が、その様になったのであろうか。韓国は「法の支配」といいながら、法の支配ができていないということである。方というのはそもそも平等であり、大統領であってもなんでも一緒である。日本やイギリスなどの国のような王国は、王様や王族に関しては階級社会ができていて、法律が適用されないようになっている。しかし、韓国のような国の場合は、本来は北朝鮮と内戦中であり、そして、その内戦の中において軍を中心の政治をしていたものが後に、民主化していった。しかし、まだ戦争をしている国にしかなっていない。完全に民主化した国になっていないということである。

を中心にした政治体制というのは、階級社会である。軍隊がそうであるだけではなく、一般人も「守る人」「守られる人」というように階級に別れるのである。そのようなところから「法の下の平等」ということが根本的に守られないということになる。それが韓国の根本的な問題なのである。

その根本的な問題をそのままにして、民主化をしたのである。そのことの歪が出てきているということになる。まあ、この件に関してはまた深く見てゆかなければならないのであろう。

さて、今回は、日本の国内における「旧態依然とした社会」というのを見てみよう。

<参考記事>

中居正広「9000万円女性トラブル」ヒアリングしないフジテレビに有名女性記者が苦言「信じがたい対応」「真摯な対応を」

2025年1月8日 15時10分 Smart FLASH

https://news.livedoor.com/article/detail/27905708/

<以上参考記事>

 さて、今話題になっている中居正広さんの実験を含めて、今回は総論として芸能人スキャンダルに関してみてみたいと思う。

まずは時代が違う話をしてみよう。私の父の世代、ちなみに父は昭和2年生まれで完全に昭和一桁世代であるが、この世代においては「芸能人」は「見て楽しむもの」であった。逆に言えば、その人格などは全く関係なく、「身体やプライベートを他人に見せて商売をしている」という感覚であったらしい。父の世代より前になれば、「河原者」という言い方になる。この「河原者」というのは、実は完全な差別用語であり、芸能人などを指す。これは、「芸を売る」ということと同時に「夜鷹のように体を売る」という意味があり、また旅芸人などは旅から旅に出てまともに税金も払わず、まともな土地に住むことができない。そのことから河原にしか住むことのできない人という意味になる。まさに「夜鷹(現代の立ちんぼ・非正規売春婦)」や「乞食(現代のホームレス)」「犯罪者(もっとひどい言い方で非人といわれていた」などと同じ内容になっていた。まあ、「犯罪者を含めるか」ということは議論があったようであるが、「義経の勧進帳(歌舞伎の演題)で旅芸人が犯罪者を隠すことになっている」ということで含まれる場合が多いようだ。

さて、要するに「体を見せて(言い方をもっと悪くすると身体を金に換えてとなるが)生活をしている」ので、最低限の人々であり、また、売春の防止など犯罪に近い状態の内容になっているということになる。

さて、あえて議論を呼びそうなことを書いたが、私が言いたいのは、現在視聴者や芸能人を目指す一般の人々は、そのような感覚はないのだが、テレビの業界の中には、いまだに「河原者文化」が残ってしまっているのではないか。昨年兵庫県知事の出直し選挙で「オールドメディアの敗北」ということが言われたが、実際には、「オールドメディアの文化が現在の受け入れられなくなっている」ということではないかと息がしないでもないのである。

「芸のためなら、女房も泣かす。それがどうした文句があるか」

岡千秋さんと都はるみさんの「浪花恋しぐれ」の冒頭の歌詞である。まさに、「女房も泣かす」は、金遣いが荒いとか家に帰らないということもあるが、一方で、女遊びもするというようなこともある。そのようなことで芸の幅が広がるならば、それでよいのではないかというような感覚になっている。そのような「下半身スキャンダル文化」が芸能人の中には「それが芸の幅になる」というようなことがあり、テレビ局は今でもそのような感覚を持っているということになるのではないか。

同時に、その内容を憶測で様々に報道している。「○○の可能性がある」などと言っていても、そもそも独身の中居さんが、どの様な女性と恋愛をしても別段責められるものではないので、何らかの事件(中居さん自身がコメント)があり、そのことが示談を必要とする内容であったということになるのであろう。単なる恋愛ではなかったということになるのであろう。当然にエロ的なことでいえば、そこが興味の範囲であり、その興味が最も面白いのであるが、実際の所は「何があったのかよくわからない」ということになる。そして何があったのかわからないのに、様々な論評を加えることはできない。それなにに憶測で様々なことを書いているマスコミは、基本的に「フジテレビと中居さんが特別である」ということにしたいので、なおさら様々なことを掻き立てるのであるが、一方でその憶測が行きすぎていることもあるのではないか。

逆に言えば、「エロの事」は、他のマスコミも同じであるということなのだ。

宇田川源流

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