「宇田川源流」【日本万歳!】 3年連続満票、DHとしては初のMVP獲得、歴史を作った大谷選手

「宇田川源流」【日本万歳!】 3年連続満票、DHとしては初のMVP獲得、歴史を作った大谷選手

 毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。。日本のすばらしさや、日本らしさが発揮できている部分など、または外国から日本が称賛されているような記事を皆様にご紹介し、その中の日本のすばらしさの根源にあるものを探るという連載である。その中において、日本のすばらしさというのは日本人の毎日の習慣や日本人の考え方、日本の国民性、日本の人々の性格ややさしさなど、日本人であるからそのようなことができるのであるということを皆さんにお届けして、その中で、日本人のすばらしさの根源は「日本人すべてが持っている」ということを共有したいと思っている。

 毎週月曜日は「マンデー・ブルー」といわれるように、土日の休みの後にこれから一週間働かなければならない。働くことが嫌というよりは「自由な時間から自由ではない時間に変わる」ということになるということに、自分の時間が失われるような錯覚になり、それが、ブルーになってしまうというような状況になるのであるが、まさにそのような内容が、そのまま「マンデー・ブルー」につながってくるのであはないかという気がする。しかし、そのような「ブルー」な状況であっても、その内容が世界に称賛される内容であったり、誇りを持てるような内容であれば、それが自由な中ではなくても、自分のやるべきことが見えてくるのではないか。そのような内容を見てゆくということが重要なのではないかという気がする。その「誇りを持てる」読み物の一つとして、この連載があればよいのではないかという気がするのである。

 さて今回は、このような内容ではなく、日本の至宝というような人物の内容である。まさに大谷翔平である。野球選手でありアメリカ大リーグにいる。

<参考記事>

大谷翔平、文句なし“満票”で3度目MVP!DH専任での受賞&両リーグまたいで2年連続は史上初、中継で真美子夫人も祝福

11/22(金) 8:52配信TBS NEWS DIG Powered by JNN

https://news.yahoo.co.jp/articles/ebd7c1567a23ec4ed76333bb7b2ebd8282346c58

<以上参考記事>

 いつものごとき、今はドジャースの大谷翔平選手が3度目のMVPを取得した。いずれも満票というのは初めてであるし、指名打者でのMVPも初めて、両リーグでの受賞は61年と66年(61年レッズ、66年オリオールズ)のフランク・ロビンソン選手以来二人目、リーグをまたいでの連続授賞は初めてである。

ちなみに、3度目のMVP授賞は11人目で、最近ではトラウト選手であった。

さて、両リーグで授賞ということは、ナショナルリーグとアメリカンリーグという二つの、多少ルールが異なる(指名打者の有無など)があっても、また敵がどんな敵であっても、MVPを授賞するだけの力があったということになる。「弘法筆を選ばず」というが、まさに、名人の域に達しているということの証明であるといえる。フランク・ロビンソン選手以来ということは、そのようなことはかなり難しい。人間は知らず知らずのうちに環境に合わせて、その環境に最も近いベストの内容を作り出してしまう。その様に考えた場合、大谷翔平選手のベストの状態は、双方の環境を合わせた内容を凌駕しているということに他ならないということになる。まさに、野球の神といえる状態であろう。

同時に指名打者というのは今までMVPを取ったことがない。これは野球の基本が「打つ」「走る」「守る」であるからだ。指名打者は守備をしないので、当然に「守る」という行為がない。そのことから、他の選手よりもマイナスに評価される部分が少なくないのである。しかし、大谷翔平選手の場合、例えば50-50等、その「守るをしなかったマイナス」を凌駕するだけの活躍を見せたということになる。もっと言えば、「歴史を作った人物は、守らなかったというマイナスよりも大きい」ということになるのではないか。

では大谷翔平選手の何がそんなにすごいのであろうか。

ある意味で、太田院選手の資質やストイックな姿勢ということが言えるが、やはり日本人の精神性の中で何でも「道」にしてしまう。お茶も、単なるお茶を飲むのではなく「茶道」に、剣も、単に人を殺すのではなく、精神を修養して、その精神性を鍛えて極める「剣道」にというように、多分大谷選手は「野球」を「野球道」に消化させ、その道を上ることを楽しんでいるのではないか。

もちろん、野球の道とは、ある意味で「for the team」の精神である。個人ではないということが、最も大きなところであり、その内容がそのままアメリカのファンや、今回投票した記者の間でも高く評価されたのであろう。

まさに、そのようなことの積み重ねができるのが、日本人であったと言ことなのであり、また「道に昇華する」ということができるのが日本人であったということではないか。このようなことが理解できるのが、日本のすばらしさなのである。

宇田川源流

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