「宇田川源流」【日本万歳!】 宇宙開発でも一歩先を進む日本
「宇田川源流」【日本万歳!】 宇宙開発でも一歩先を進む日本
毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。日本の素晴らしいところや日本の世界から称賛されている部分を報道している記事を探し出し、その内容に焦点を当てて分析し、その中で何が素晴らしいのかということを皆さんと共有するうということをしてゆこうという内容である。
日本の場合、「世界に貢献する」ということが一つの行動のモティベーションになることが少なくない。「利他」という言葉がある。「利己主義」の対義語として存在する概念であり、日本語の中にはこのほかにも「滅私奉公」などというようなことがある。ある意味で奴隷などとは異なり、自分の意思で自分の我欲をなくして、他の人々のために役に立つことを行うということである。ある意味で仏教的な「悟り」を目指しているような感じが日本の文化にはありそれが素晴らしいこと、格好の良いことと考えている部分がある。そして、そのような素晴らしいことを日本の多くの人々は、助ける、支援するというような美しい文化があるのではないだろうか。
そのような日本の「美しい文化」が、実は日本の発展の本当の要因であり、すべてが権利主義、利己主義に走った場合には、当然に、日本は衰退の一途をたどることになるのではないだろうか。
さて、日本のその美しい文化は、「世界で必要であはあるが、しかし、金にならないから誰も行わない」というような研究などを行うことがある。実は宇宙開発はまさにそのようなものである。
以前「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の映画の中にある未来の生活の多くが実現されているということが、話題になったことがある。しかし、逆に「2001年宇宙の旅」や「宇宙戦艦ヤマト」の世界は、ほとんど実現できていない。これは「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の中の者は、すべてビジネス的に採算が合うものばかりであるが、宇宙というのは、基本的には投資が多くかかるにも関わらず、採算性が合わない。ビジネスとして成立しないということが大きな障害になっているのである。
そのような意味で、「利他」を称賛する日本が、やはりこの分野でも一つ大きな進化を遂げることになる。
<参考記事>
「H3」の打ち上げ3回連続で成功…防衛省の通信衛星「きらめき3号」搭載の4号機
2024年11月4日 15時49分 読売新聞オンライン
https://news.livedoor.com/article/detail/27492919/
<以上参考記事>
宇宙開発というと、一つのは軍事的な内容でしか行われないということになる。1990年代に、アメリカのレーガン大統領が「スター・ウォーズ防衛構想」ということを言い、一度中に出てから他の大陸に飛来する大陸間弾道弾ミサイルを、宇宙空間(大気圏外)で破壊するという研究をアメリカで行うことになった。宇宙開発はその夜に1990年代以降軍事的な内容ということが言われるようになった。
軍事以外の宇宙利用は、基本的には「お天気衛星」と「通信」ということでしかなく、それ以外の宇宙利用は非常に少ない。いや少なくはないのであるが、あまり民間の間では発表されていないということになる。しかし、結局いずれにしても、あまり知られることはない。そのような中で、日本のH3ロケットに関する内容は非常に大きな内容になって、報道されているのである。
日本は、ご存じのように国際的に認知された「非軍事国家」である。憲法9条によって、、その存在自体っは賛否両論あるが、軍隊の保持を禁じている。その日本が宇宙開発をお行うということは、当然に、軍事目的ではなく、平和目的の宇宙開発であるということになる。
大陸間弾道弾ICBMが、一度大気圏外に行き、それが再突入して地球に戻り敵国を攻撃するという構造になっているのであるが、日本の場合は、過去に「土星の惑星探査船はやぶさ」が地球に再突入するということから、宇宙に出ることと、再突入することの二つを両方できる技術力を持ち、なおかつ、今回の内容もそうであるが、宇宙空間で衛星を軌道上に乗せる技術も持ちながら、その内容を国家で開発し、軍事目的につか和内国家である。そしてそのことが、日本の世界への貢献を行うことになっているのである。
実は世界には、軍事目的で開発されたものが、世界の発展に寄与しているものは少なくない。身近なものであれば缶詰などもすべてそのようなものであるし、皆が知っているものであれば、土壌がぬかるんでいるところでも走行することのできる「キャタピラー」なども軍事目的である。最も皆さんが使っているものであれば、「カーナビ」や「地図検索」などGPSは、当然に、ミサイルや攻撃目標を把握するための内容であり、その内容を座標と地図上のデータで正確な位置情報を得るということをしている。皆さんが「地図検索で迷わずに行く」ということは、そのまま軍事的なものを利用していることになり、初めから、平和利用で開発されたものではないのである。
その様に考えていれば、日本の様に「当初の平和利用目的の開発」ということが、そのまま大きな内容になっているのは日本だけなのではないか。
そのようjに考えれば、今回のH3ロケットの打ち上げというのは、実はかなり画期的なものであるということになるのである。
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