「宇田川源流」【現代陰謀説】 パリオリンピックを狙ったロシアの「スパイ活動」

「宇田川源流」【現代陰謀説】 パリオリンピックを狙ったロシアの「スパイ活動」


 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。いつもは現代のニュースの中で見読むことのできるニュースから、読み解くことのできる内容を解読し、その内容から、どんな陰謀でどのようなことが企画されているのかということを見て、そのうえで、その内容に対してカウンターを考えるということになる。そのようにして「普段から陰謀はしっかりとある」ということを見て取る内容であり、日本でいう院法論のような、その場で「陰謀である」と言えば、すべての思考停止になってしまい「まがい物のサブカルチャー」とは全く異なる陰謀をしっかりと読んでゆくということが、普段の内容である。そのようにしたうえで、多くの人が日本に仕掛けられている陰謀を見破ることができるようになれば、然りとした動きができるのではないか。そのように考えている。

しかし、本日の内容は「誰が仕掛けているのか」ということも、すべてわかっているという内容である。

ある意味で今回のは陰謀ではないのであるが、一方でその活動の詳細は全くいえていないということになる。ある程度「何かをする」ということはわかっているが、その目的などはあまり見えていない。

単純に「ウクライナと戦争をしている」という事であれば、無駄な資源をフランスなどにだしたり、またはフランスを攻撃する必要はなく、ウクライナへの戦争に集中すればよいということになる。単純なテロを起こすということは、それなりに「世界に対してメッセージ」を発する必要がある場合であって、単純に破壊をしていても何の意味もないということになるのである。

そのように考えれば、いまのウクライナ戦争(ロシア側は戦争といっている)期間中の外部への工作はあまり意味がないのである。もちろん情報収集であれば意味があるが、しかし、TGVの破壊工作(この事件がロシアの陰謀であるとは決まっていないが)などをおこなう必要がないのである。

要するに「ロシアの目的はウクライナを占領することだけではない」ということが今回わかるということになるのである。

ロシアの有名シェフ、パリでスパイ容疑で逮捕…ロ特殊部隊文書など見つかる

 フランスに在留していたロシア国籍の有名料理人が現地警察にスパイ容疑で逮捕された。フランス検察はこの料理人がロシア情報当局と結託してパリオリンピック(五輪)開幕式を妨害しようとする陰謀を企てたとして男を拘束起訴した。

 フランス日刊「ル・モンド」によると、24日(現地時間)、パリ地方検察庁は21日、警察捜査介入部(BRI)がパリ中心街のマンションを急襲してロシア国籍の40歳の男を逮捕したと明らかにした。彼の自宅からはロシア連邦保安局(FSB)隷下の特殊部隊と関連した文書が見つかった。

 検察は「フランスに対する敵がい心を誘発する目的で外国勢力と情報をやりとりした」という容疑を適用してこの男を23日に裁判に渡し、拘置所に収監させた。裁判所が男の容疑を認めた場合、現地法上、最大懲役30年に処することができる。

 ル・モンドはこの日、フランス情報当局関係者を引用してこの男が26日に開催されるパリ五輪開幕式を不安定にさせるために5月からFSBと連絡をやり取りしていたと報じた。ただし、物理的なテロは企画していないものと推定している。

 過去、ロシア・モスクワでファンドマネジャーをしたこの男は2010年突然進路を変更してパリのある料理学校に入学した。その後14年間フランスに留まって料理学校を修了した後、個人料理人として仕事をしていた。これまでロシアテレビ放送のリアリティショーに出演して故国で名声を得ていた。

2024年7月25日 13時31分 中央日報

https://news.livedoor.com/article/detail/26857719/

パリでロシア人の男を拘束、オリンピック「不安定化」企てた疑い

 パリ(CNN)オリンピック(五輪)開幕を目前に控えたフランスのパリでロシア国籍の男が拘束され、大会を妨害しようとしていた疑いがあるとして予備捜査の対象になっている。現地の検察が23日、CNNに明らかにした。

 検察によると、当局が行政命令に基づきこの男の住居を捜索した結果、「オリンピック期間中の不安定につながりかねない事案」の準備をしていた証拠が見つかったとされる。

 男は23日、「フランス国内で敵対行為の誘発を目的に外国勢力と諜報(ちょうほう)活動を行った」容疑で拘束され、予備捜査の対象となった。

 有罪を言い渡された場合、30年以下の禁錮が科される可能性がある。

 男が企てていたとされる計画について、検察は具体的な内容は明らかにしていない。

 オリンピック開会式は26日、パリ中心部で行われる。

 フランス内相は先週、約4000人がオリンピック関連のイベントへの入場を認められなかったと説明し、当局は特にロシア人とベラルーシ人に注意を払っていると述べていた。

 開会式当日は、パフォーマンスを披露する予定だったダンサー200人あまりがストを実施する可能性がある。

 ダンサーでつくる組合の代表は23日、「交渉は継続中」としながらも、23日のスト予告はまだ撤回していないとCNNに説明した。

 22日には開会式会場となるセーヌ川沿いで約220人のダンサーが、ダンサー間の賃金格差や住宅環境の格差に抗議してリハーサルを中止していた。

2024年7月24日 14時30分 CNN.co.jp

https://news.livedoor.com/article/detail/26850750/

 ロシア人スパイが行ったことは一つは「フランスに対する敵がい心を誘発する目的で外国勢力と情報をやりとりした」<上記より抜粋>と「フランス国内で敵対行為の誘発を目的に外国勢力と諜報(ちょうほう)活動を行った」<上記より抜粋>であるとフランスの警察から発表している。

ようするに、ロシアは「フランスと敵対関係にを作る」ということであり、フランスから見た外国でフランスと敵対する国を計るということが一つであり、もう一つはフランスの国内において、敵対行為の誘発を行ったということにある。まさに、フランスと敵対行動を行っているということが明らかになるということになるのではないか。

ちなみに、ロシアがウクライナ侵攻を始めた当初、フランスのマクロン大統領はロシアのプーチン大統領に面会をしたりまたは電話会談をして、和平交渉の仲介を行っていたということになる。その内容に対して、ロシアは敵対的行動をしているということになるのである。

逆に言えば、フランスは「当初から、または和平交渉を行っている間に、敵対的関係になるということになるのではないか」ということが想定できるのである。

ではそれがいつのことなのであるか。実際には、ロシアは「ウクライナのNATO加盟に反対する」ということをずっと言っている。それはNATOはロシアと敵対的な関係にある軍事同盟体であるという事を理由にしている。そのNATOの中心的な存在の一つの国であるフランスは、当初から「ロシアの敵であった」ということになる。要するに「敵の同盟の主要国の大統領が、何回も和平交渉に来た」ということである。

さて、今回の内容が敵対的であるということになれば、TGVの妨害テロなども十分にありうるということになる。しかし、それはオリンピックの妨害ではなく、フランスの

宇田川源流

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