「宇田川源流」 日中議連前会長が官房長官では無法中国政府に「遺憾」しか言えない「失望」

「宇田川源流」 日中議連前会長が官房長官では無法中国政府に「遺憾」しか言えない「失望」


 なぜ岸田首相と、その岸田政権は「保守層」に人気がないのか。

先日7月8日は安倍元首相が凶弾に斃れて2年外経過した日となる。仏教的に言えば「三回忌」ということになろう。ちなみに「忌日」というのは、死んだ日が一回目となるので、2周年で3回忌ということになる。その安倍元首相が亡くなって、最も悲嘆にくれたのが、日本を気にする多くの保守層の人々であった。安倍元首相の死を悼む人々は絶えず、奈良県西大寺駅前の遭難現場と、自民党前の献花台には、長い行列ができた。安倍元首相に関しては岸田首相によって国葬にするということが決められ、賛否両論出てきたが、その時にも献花の列は何時間も待たされる中、そして、武道館近くでは店の営業を控えなければならないというようなことがあるほど、多くの人々がその死を悼んだのである。

この保守層の人々は、今岸田政権を支持しているのであろうか。もちろん自民党支持者もいるので、すべてが自民党支持を離れたとは言えない。しかし、安倍元首相の就任期間には、40%前後の「政党支持率」を、だいたいどの世論調査でも維持していたが、NHKの7月8日更新の支持率調査では自民党の政党支持率は28.4%と、安倍元首相の時代よりも10%以上下落している。ある意味で「熱狂的な保守層」つまり、マスコミなどでは「岩盤保守層」といわれる人々が岸田政権になってから自民党支持を止めているということになる。このようにみると安倍元首相の支持率は、固定で10%前後あったということになるのであろうか。そのように単純な計算式ではないと思うが、そのようなことではないか。

安倍元首相の時でもスキャンダルはあったし、大臣や副大臣の更迭などは少なくなかったと思う。しかし、岸田政権の時のような支持率の下落につながらなかったのは、しっかりとしたヴィジョンと、もう一つは日本に害をなす国々に対する毅然とした態度、つまり日本を誇りに思う外交の賜物ではなかったか。北朝鮮の拉致問題や、当時のむんじぇイン大統領の反日政策に対する抗議、違法な輸出に対するホワイト国指定の取り消しや、通貨スワップの中止などは、日本経済にとっても良い決断であったと思われる。

しかし、岸田内科右派これらのこともすべて「なし崩し的」に行っているのである。

林官房長官〝遺憾砲〟効果なし、中国ブイ設置に批判表現の上から4番目…岸田政権の「十八番」いつまで続けるのか 「ジリジリと押してくる」

 習近平国家主席率いる中国が、日本の大陸棚にあたる四国南方の公海上に海洋ブイを設置した問題で、岸田文雄政権は十八番の〝遺憾砲〟を放った。これに対し、中国側は津波観測用などと自国の正当性を主張するだけで、どこ吹く風だ。岸田文雄政権は、沖縄県・尖閣諸島周辺の日本のEEZ(排他的経済水域)内に中国が無断で設置したブイも撤去できない。いつまで、腰が引けた対中外交を続けるのか。

「目的や計画の詳細を示すことがないまま小型ブイを設置したことは遺憾」「政府として情報収集、分析を継続する」

 林芳正官房長官は5日の記者会見でこう語った。

 問題の海洋ブイの大きさは2~3メートル。中国の海洋調査船がブイを設置したのを6月中旬に確認したという。

 日本政府の遺憾表明に対し、中国外務省の毛寧副報道局長は5日の記者会見で、公海で国際法に基づいて設置しており「日本に干渉する権利はない」と述べた。「科学研究のためであり公益目的だ」と主張した。

 確かに、当海域は日本のEEZには当たらないが、国連の大陸棚限界委員会は2012年、沖ノ鳥島を基点とした日本の大陸棚に認めている。この海域の海底には、レアメタルを含んだ鉱物資源が分布している。国連海洋法条約に基づき、日本はこの海域での海底探査や資源開発について、主権的な権利を行使できるのだ。

 林氏は、日本の海洋権益を侵害することがないよう申し入れたというが、EEZ内にも平然とブイを置き続ける中国には効きそうにない。

 ちなみに、岸田政権が多用する「遺憾」だが、政府の8段階ある批判表現では「断固非難」「非難」「極めて遺憾」に次ぐ、上から4番目である。「こちらの期待したようにならず、残念に思う」という意味とされ、抗議の意志が伝わるとは思えない。

 福井県立大学の島田洋一名誉教授は「中国は相手が反撃してこないと見るや、ジリジリと押してくるのがいつものやり方。『遺憾砲』だけでなく、逆に相手の微妙な海域に日本も海洋ブイを設置したり、米国やEU(欧州連合)と連携して断固たる姿勢を示すべきだ」と語っている。

7/6(土) 17夕刊フジ

https://news.yahoo.co.jp/articles/ee45fe594f10f0f671e865987bca0be07793b1b2

 日本に仇成すといえば、中国の覇権主義であろう。ロシアのウクライナ侵攻を支援し、北朝鮮のミサイル開発を支援し、南シナ海を九段線で自国領海であると主張し同様に、大陸棚理論で日本の領海までもすべて「中国領」というようなことを主張する。そのうえで武力を使った威圧を行い、相手の国を屈服させる覇権主義的なやり方は、間違いなく、ナチスドイツに近いものであろう。毎月発行しているレポートの中には、習近平の政治とナチスドイツの政治の類似性を書いているが、基本的には国家社会主義で国内経済が悪化し、内部分配がうまくできなくなってくると、海外に不合理の合理の理論を使ってでも、戦争を仕掛ける以外にはなくなるということになっているのである。ナチスドイツも、また、戦前の軍国主義日本も、そして現在のロシアや中国も全く同じ国内政治構造と、為政者の権力争いが行われている。

そのような名kで、最も大きな被害を受けるのが台湾、そしてその次が日本であろう。現在フィリピンが、戦争の一歩手前まで緊張感が高まっているが、フィリピンの場合はスービック基地を含め米軍の駐留基地を中国寄りの政権によって追い出してしまったので、自力で何とかしなければならないというような状況になってしまっている。今沖縄でアメリカ軍基地がなくなったらどうなるのか。

さて、そのような中国派なんと太平洋側である日本の大陸棚にあたる四国南方の公海上に海洋ブイを設置した。

岸田政権になってから、対中国の弱腰外交が続いている。尖閣諸島に設置されたブイも撤去できずに放置したままである。このようなことで「外交の岸田」とか「外交で点数を上げる」などどの口が行っているのであろうか。そして林芳正が外務大臣になったころ「日中議連の会長でスパイではないか」というように言われたが、「チャンネルを使って交渉する」というようなことを主張していたが、結局林芳正氏が政権にかかわっている間に、中国が日本周辺にブイを浮かべるというjことになっている。何かあるのではないか。

「中国は相手が反撃してこないと見るや、ジリジリと押してくるのがいつものやり方。『遺憾砲』だけでなく、逆に相手の微妙な海域に日本も海洋ブイを設置したり、米国やEU(欧州連合)と連携して断固たる姿勢を示すべきだ」<上記より抜粋>

まさにこのようなことをしっかりと行い「国際法を守らせる」ということが正義である。怯えて何もしないで威圧に屈するような政府では、何もできないのである。岸田政権はそのような「政権として国を守るという基本」ができていない。そのことが保守層の支持を失っている理由であると気づくべきであろう

宇田川源流

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