「宇田川源流」【現代陰謀説】 戦争準備か?中国の元軍大佐が台湾をスパイ

「宇田川源流」【現代陰謀説】 戦争準備か?中国の元軍大佐が台湾をスパイ


 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現在このように普通に生きている中で、今まさに動いている陰謀ということを、現在公開されているニュースの中からその内容が見いだせるニュースをピックアップし、そしてその中にある「陰謀」を暴きだしてみたい、という内容である。もちろんニュースだけでは完全に不足していることから、それ以上の知識などが総動員されなければならないが、このブログではそこまでしようとは思っていない。それよりも「このような読み方をすれば、陰謀を読み分けることができる」ということをこの場で示したいと思っている。実際に、完全に見分けることは難しくても、ニュースの読み方を見てゆけばよいのではないかということとを考えている規格である。

さて、陰謀というのは基本的には「戦争」に直結することが少なくない。結果論ではそのように物事がみえる。実際は「相手の国を、自国の思い通りにコントロールする」ということがあり、その場合、相手の国の事を考えて行うのではなく、自国の利益のために相手の国を使う、場合によっては相手国の政権を崩壊させるというようなことにつながるので、そのことが露見した場合に両国の関係は悪化し、その結果、「戦争」に繋がってしまうということがある。

もちろん、善意による他国の介入というものがあるが、だいたいの場合、国の価値観が異なるのであるから、その価値観そのものを押し付けた結果を求められた場合、その内容が大きな問題として出てくることになるのではないか。またそのように外部からコントロールされていたことが明らかになれば、その外部勢力は当然に反発を覚えるということになる。

そしてそのような陰謀の前には、相手国を観察するということが必要になる。その上で「戦争を覚悟した観察」を最後に行う必要がある。秘密兵器や、隠れた何かがあった場合は、戦争になって被害を被る可能性があるからだ。そのように考えれば、「陰謀を仕掛ける前」と「陰謀の終盤」のにかい、よく相手国を観察する必要があることは間違いがない。

台湾河口侵入で逮捕の男は元中国海軍大佐、防衛能力偵察も=当局者

 [台北 11日 ロイター] - 台湾当局者は11日、台北市街に通じる淡水河の河口にボートで不法侵入し逮捕された男について、元中国海軍大佐だと明らかにし、台湾の防衛能力を探っていた可能性があると指摘した。

 男は台湾海巡署(海上保安庁に相当)が9日に逮捕した。

 海巡署を運営する海洋委員会の管碧玲主任委員は、過去1年ほどで同様の事案が18件あり、大半は台湾が実効支配する中国沿岸付近の島に関連するものだと説明。

 「過去の事案を踏まえると、(台湾がこうした船を発見する能力を)試している可能性を排除できない」と述べた。

 一方、顧立雄国防部長(国防相)は今回の事案について、中国による「グレーゾーン」戦術の一例の可能性があるとし、「常に警戒を維持する必要があり、対抗措置を取る可能性も排除できない」と述べた。

2024年6月11日 13時54分 ロイター

https://news.livedoor.com/article/detail/26578548/

 中国というのは、民間や退役軍人に戦争の準備をさせて、そのまま失敗すれば見捨ててしまうというようになっている。共産圏ではそのようなスパイ活動は当然のことのようである。まあ、スパイというのはそういうものであると考えられるが、しかし、まあ、人権などが完全に無視されているからできるということなのであろう。

さて、今回の事件は、台湾の河川の河口で元中国人民解放軍海軍の大佐が不法侵入して逮捕された。

さて「河口でトラブル」といえば、日本の歴史でいえば「江華島事件」というものがある。江華島は韓国の西海岸中部、首都ソウルを流れる漢江の河口にある島で、古くからの要衝でもある重要な島。高麗王朝、朝鮮王朝のいずれにおいても江華島は首都の防衛上重要であると共に、国王の避難場所となってたびたび歴史に登場している。13世紀の元軍の来寇では、高麗王朝はこの地に遷都して江都と名づけ、元軍の攻撃から身を守った。明治維新後、日本政府は朝鮮王朝(李朝)に開国を求めたが、朝鮮王朝の閔妃の閔氏政権は鎖国政策を守り、拒否していた。1875年9月、日本は軍艦雲揚号が江華島付近で河口水深うぃ調査するとして長時間停泊しているときに、朝鮮軍医砲撃される。この砲撃に対して日本軍は砲撃されたことを理由にして、永宗島に上陸し砲台を占領、守備兵を殺害し武器を略奪した。日本側は朝鮮側の砲撃の責任を問い、交渉のための開国を迫り、翌1876年に日朝修好条規が締結され、朝鮮は開国したという事件である。この事件をきっかけに半日が大きくなり、その鎮圧ということから日清戦争が勃発する。

さて、あえて日本の事件を紹介したが、まさに今回は「21世紀の江華島事件」となる可能性がある。もちろん国際社会の監視があるので、すぐに戦争になることはないが、しかし、中国はこのことも理由として、台湾への武装上陸ンお一つの理由となることができるということは間違いがない。

そのように考えた場合、「中国人民解放軍が、台湾に対する武力統一を準備している」ということは間違いがないのではないか。まさに、このように陰謀が進む」という進行形を見ているような感じになるのではないか。

宇田川源流

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