「宇田川源流」【土曜日のエロ】 社会の歪みが生むアダルト動画需要

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 社会の歪みが生むアダルト動画需要


 今週も「土曜日のエロ」の日である。今週はエロのネタが多くどれにしようかというような感じになってしまった。それだけエロのネタは尽きないということなのではないか。本当にエロの事件が増えてきて、なかなか「文化そのものが鬱屈している」という感じがしてこないではない。そのような感じを見てゆかなけれならないのかもしれない。

さてその日本の文化のゆがみではなく、まずは社会のゆがみの事件から見てゆきたいと思う。

今週の日本の政治のニュースは政治資金規正法違反の改正の話ばかり。まあ他に政治的な課題はないのかというようなことになってしまう。本当に日本のマスコミというのは、一つのことしか見えないのであろうということでうんざりしてしまう。そのような中で、えろのねたがなくならないのは、それだけ本能に根差しているという事であろう。

さて「エロ」に近いネタということでは、「少子化」が進み東京都では出生率が1を割った、つまり、男女のカップルの中に子供が一人も生まれないという人が多くなったということである。まあ、「子供を作る行為」が嫌いという人も少ないのかもしれないが、しかし、子供ができることは嫌だということになる。人間がわがままになってきているので、基本的に「自分以外の存在に対して愛情を注ぐことができなくなってきている」のかもしれない。まあ、生まれてもそのまま捨ててしまって殺してしまったり、せっかく育っても老人の暴走自動車にひかれてしまったりということでは、とても話になるものではないのである。老人ばかり大事にしてきて、子供を大事にしなかったということ、一人で暮らしているということが徐々に当たり前になってきているこの現状を何とかしなければならないのではないか。まあ、そのためには「もっとエロを推奨しなければならない」ということであり、その意味では、この連載は、非常に社会的な意義を持ったことになってきているのではないかという気がするのである。

さて、本日は、「そのエロを商売にしたカップル」の話である。

9500万円稼いだ男女が逮捕されたが……過激化が止まらない「無修正素人AV」の驚きの中身〈4K高画質〉〈ドローンを活用して…〉

 「私も何度か彼女のAVを視聴していたので、『あぁ、あの女の子が逮捕されたのか』とすぐにわかりましたよ。アダルトサイト『Pornhub』では、出演動画のほとんどが100万回以上、合計では1億4000万回も再生されている有名日本人女性ですからね」(ライターの尾谷幸憲氏)

 警視庁は5月14日までに、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列の疑いで板橋尚皇実(32歳)と桐伸年(29歳)両容疑者を逮捕した。

 婚約中だというふたりが、露天風呂やキャンプ場などで撮影したAVや画像は、'21年11月から今年3月までに3000点を数え、その収益は9500万円にも及んだ。

「『無修正動画が合法の海外にあるサイトにアップしていたので問題ないのでは』という意見もありますが、日本で撮影し日本人向けに陰部や性交を公開することは、わいせつ物陳列罪と同じく違法です」(ネット犯罪に詳しい弁護士の岡田崇氏)

 Xや「Pornhub」にも大量の無修正動画をアップするとともに、月2000円ほど払えば動画が見放題になるSNSで荒稼ぎしていた。

 彼女らに限らず、そうした手段で億万長者になった人気配信者も数多い。

  過激化していく動画投稿

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏が語る。

 「サービス利用者が増えれば増えるほど収益が上がる仕組みなので、必然的に過激化していく。YouTubeで撮影のノウハウを学び、最初に儲かったおカネで良い機材を買い、クオリティを上げてさらに儲ける。4K高画質を謳い、湖上での性行為をドローンで撮影するような動画まで投稿していた例もあります」

 2年ほど前にはAVで5億円稼いだ日本人カップルも話題となった。わいせつ動画を投稿して稼ぐ人は増える一方だ。

 「とくに日本人女性は外国人に人気です。同じ手法で稼ぐライバルは多いので、閲覧数を増やそうと、潮吹きや肛門性交などの過激プレイも急増中です」(前出の尾谷氏)

 海外出稼ぎ売春と同じく、警察とのいたちごっこは続くだろう。

2024年5月28日 7時0分 現代ビジネス

https://news.livedoor.com/article/detail/26489545/

 自分たちの性行為をそのままアダルトビデオとしてアップして稼いでいるというのも、なかなか興味深いところである。今回の事件は記事を読んでもらってわかるように、「海外の無修正が問題ない国のサーバーにアップしたのだから問題がないという認識があったが、実際には、日本語で日本人向けの動画のアップで、なおかつ顧客も日本人向けに宣伝していれば、日本に対して営業をしているのと同じ(日本に向けて猥褻物を出しているのと同じ)と解釈される」ということなのである。

単純にこの事件を「わいせつ事件」というようにすることは簡単であるが、「土曜日のエロ」ではそのような話にしたくはない。要するに「それだけ猥褻動画(アダルトビデオ)は、需要がある」という事でありなおかつ「無修正」ということに関しても需要があるということになる。ではなぜ「猥褻動画の需要があるのか」という事であろう。

現在の世の中は何かがあれば「セクハラ」といわれてしまいまた、幼いころから男女の垣根がなくなっていながら、実際に若者にしてみれば体の構造が異なるということは間違いがない事実なのである。「建前で男女平等」と「実際に体の構造が違う」ということのギャップに、若者の「潔癖症的な内容」これは一人っ子で、なおかつ動画ばかりで実際に、「触覚」「嗅覚」「味覚」に関してはあまり発達していない子供が少なくなく、そのことから、子供たちが、自分の生活環境以外の触覚や嗅覚に関して違和感を持ってしまうというような意味での「潔癖症」になってしまっている。昔アニメファンでまだ「オタク」といわれていた時代に、そのお宅の多くが潔癖症であったということと共通する部分があるのではないか。

まさにそのような社会の変化が、「猥褻動画需要」が多くなっている内容になっている要因ではないのだろうか。そもそも構造が違う体がもっていることに関して「チャンス(機会)の均等」ということは良いと思うが、性的な扱いまで同じにするということは少し無理がるような気がする。その無理がある状態であり、そのうえ「少子化対策」などをやっていればこのようになる。潔癖症であるからリアルな男女が付き合うのではなく、そのまま画面の中で処理しようとすると、結局はアダルト動画ということに行きついてしまうということになるのだ。

そして、その動画が徐々に過激化してゆき、そして、その内容が現実と区別がつかなくなる人が中に出てくる。ある意味でゲームの世界が現実になってしまう人と同じだ。その人が犯罪を犯してしまう。しかし、大多数は犯罪にならないので、結局はアダルト動画の需要が増えるということになるのである。

そもそも、「平等」であるから、男女ということの付き合いなどもあまり教えない。そのような状況から、アダルトビデオの需要が増えてくる。その需要にこたえると、このような犯罪も起きてくることになるのであろう。

もう少し、社会の在り方をしっかりと考えるべきであろうということなのだが、私のようなエロの人間には、「エロをもっと自由にみられるようにする」ということも一つなのではないかと思う。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

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