「宇田川源流」 ウクライナ、パレスチナに続き、ベネズエラも、世界の二分化が進む
「宇田川源流」 ウクライナ、パレスチナに続き、ベネズエラも、世界の二分化が進む
昨年のロシアのウクライナ侵攻以降、世界の分断が始まっているといえる。世界の分断といっても物理的にひび割れができているわけではないのであるが、残念ながら、世界は二分化している。この二分化は、もともと第二次世界大戦というか、そもそもマルクスが共産主義なる非人間的な思想イデオロギーを作り出したところから始まる。もちろんマルクスは、自分が非人間低位なことを話しているというようなことは全く思っていなかったに違いない。
このように書くと、数多くいる共産主義者に襲撃されかねないので何とも言いようがないのであるが、実際に「すべての人が煩悩や欲を感じることなく、すべての人が平等に青果物を得る」などということができるような話はないし、また、「何もしないで怠けている人も、一生懸命努力した人も同じである」などということを「唯物史観」という考え方ですべてなくしてしまうようなことは、非人間的であるというように考える。実際に神も仏もないなどというような話では、人間は救われない。精神的な力を完全無視するということは、共産主義の最大の「非人間性」であり、特に情緒と不文律で支配が決まる日本においては全く受け入れられない状態になる。
まさに、「そのままいては貧しく、東インド会社の奴隷のような生活をしている人々」という事であれば、「感情を抑えることで飯を食うことができる」というようなことになるので、それが人間的なのかもしれないが、そうではない国において共産主義・全体主義を主張することはかなり難しい。逆に言えば、まさに今そのような思想に偏っている国々の、共産主義を採用した当初の経済力などを見れば、だいたいよく見えてくるのではないか。そこに貧富の格差などを見ていれば、大概の話が見えてくるということになるのである。
その共産主義と、民主主義ということの違いは、第二次世界大戦当時にも対立があったが、残念ながら日本やドイツが国家社会主義に近い状況の政治体制になったことで、本物の共産主義が生き残ってしまった。
ウクライナ、パレスチナ、今度はガイアナ。第3の領土紛争が勃発、南米で緊張高まる
今度は南米で領土紛争が勃発した。ベネズエラが隣国ガイアナの領土獲得を宣言し、米軍も介入を辞さない姿勢を示している。
発端は12月3日、ガイアナのエセキボ地域の領有についてベネズエラが国民投票を実施し、圧倒的多数の賛成を得たこと。
小国ガイアナの国土の3分の2以上を占め、石油資源が豊富な同地域の領有については両国の間で長年対立が続いていた。1899年には国際仲裁裁定が当時英領だったガイアナの領土と認めたが、ベネズエラはこの裁定を否定し、マドゥロ大統領が今回、国民投票に踏み切った。
ガイアナのアリ大統領は国際司法裁判所に投票差し止めを求めて反発していたが、投票結果を受け、同国の存続に関わる脅威だと批判している。
エセキボ領有に向けた動きには、ロシアによるクリミア併合とウクライナ侵攻や、現在の中東における領土紛争が重なる。
アメリカの介入が注目されるなか、米軍は12月7日、ガイアナへの協力を表明した。
12/12(火) ニューズウィーク日本版
https://news.yahoo.co.jp/articles/94e92c368154776047cfbca136dc9e749f6b079c
その対立の問題は、そのまま現在になる。一時レーガン大統領とサッチャー首相によってゴルバチョフ書記長によって旧ソ連が崩壊したが、しかし、その時に中国は残っていた。中国という国と北朝鮮政府は、共産主義・全体主義をそのまま現在に残し、そしてその全体主義をそのまま世界に押し広げようとする「世界共産主義革命」を、現在もそのまま残していると言ことになるのである。
ここに、様々な内容が絡んでくる。アメリカをkライト化、隣の国と対立しているがその隣の国がイギリスと親しいなど、様々な関係で、純粋にイデオロギーによって様々な敵対的行動が起きるのではなく、まさに近所の世界の内容でそのままおかしな話になってきているということになるのではないか。
世界各国でロシアのウクライナ侵攻以降対立が続いている。ちなみにいえば第二次世界大戦終戦の後今日まで、「一年間戦争も内戦もなかった」という年は1年たりともなかったということが、現在の世界の現状を見えている。世界の中にいて戦争がないと信じているのは、また、話し合いで何でも解決するなどというような間違った価値観を持っているの華日本だけであり、話し合いであっても多数化工作などを行い、力で押し切るというようなことが現状の世界なのである。「正義は勝つ」のではなく「どんな手段を使っても、勝った人間が正義になる」のである。
内戦や戦争・対立は二つの陣営を持つ。単純に「敵」と「味方」である。そしてその敵と味方があれば、そこにお互いを支援するものが出てくる。三つ目の勢力が出てくれば、そこがキャスティングボードを握るような形になってくるのでなかなか三つの陣営にはならい。そのように考えれば、敵と味方・肯定と否定というような二元論的な考え方になってしまうのである。
このことで「ロシア・ウクライナ戦争」で石油と小麦、そして黒海が閉鎖され、ユーラシア大陸北部の空路が否定される。次に、「イスラエル・ハマス戦争」でイランとイエメンの参戦によってスエズ運河が着られてしまい、ヨーロッパとインド洋が分断された。そして、ベネズエラ・ガイアナによってパナマ運河が通行止めになり、太平洋と大西洋が分断されることになる。このことによって世界の海が分断され、そして最後に中国が台湾と戦争をすることによって、日本は東南アジアとの間の台湾海峡を封鎖されることになる。まさに「国の二分化」はそのまま「海の分断」につながり、そして、世界の貿易が完全に切れてしまうことになるのである。
これが世界の分断の内容なのではないか。今年の最期になってこのようなことを言うが、令和6年は分断の年になるのではないか。
0コメント