「宇田川源流」【日本万歳!】 日本のおにぎりの奥の深さとヨーロッパの人々の感覚

「宇田川源流」【日本万歳!】 日本のおにぎりの奥の深さとヨーロッパの人々の感覚


 毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。年の瀬もをし迫り、今年再度の「日本万歳!」となるのではないか。なんとなくまだ暖かい日が続いているので、なんとなくそのような季節ではないような気がしているのであるが、実際はすでにそのような時になっているということなのであろう。「光陰矢の如し」というが、本当に時のたつのは早いものである。

さて、今年も一年間「日本万歳!」で日本の文化や素晴らしさを見てきたのであるが、やはり日本のすばらしさというのは日本人の勤勉さや文化性が非常に大きいのではないかという気がする。その日本人の性質や国民性を作っているのは、日本人の文化性でありまた、日本という国のある国土の問題ではないかという気がする。実際に日本は非常に温暖で士気があり、また風流というだけでは足りないくらいの美しい国である。そのうえ食料も水も豊富であり、心も体も豊かさであふれている。そのようなところから生まれる余裕と、そして、日本特有の「神道」という神々の考え方によって、すべての物や現象に神を感じそして感謝を伝えるというような感覚があるのではないか。そのように感じるところがあるのである。

日本人のすばらしさというのは、日本の美しさというだけではなく、そのような「神との共存している意識」ということがありそのことが、日本人のすばらしさを感じているのではないかという気がするのである。

さて、その日本人のすばらしさの決勝が「米作」ではないか。「稲作」というようなことを言ってもよいのであるが、その食料品であるコメの一粒一粒に神が宿ると考えられ、また神は善治全農ではないので、多くの神が協力して、その稲を作り上げる。その多くの神の協力の中に人の力や努力も含まれているということが、日本人のすばらしさの一つではないかという気がするのである。

その「米」に対する考え方は徐々に、外国、様々な国の文化に影響を亜他つつあるのではないか。

パリで行列ができる日本食チェーン…なぜそんな人気に? 外食費が高いヨーロッパで、ヒットとなった理由は

 現在、日本でも専門店が増えて「ブーム」と言われている日本のソウルフードが、フランスのパリでも連日行列になるほど話題に。

 それは…おむすびです!関東を中心に約50店舗を展開する「おむすび権兵衛」が、今から6年前の2017年に海外直営店舗としてパリに進出しました。

「おむすび権米衛をパリに作った方、天才。」

「パリで食べられるって素敵」

「あの立地、クオリティ、価格はありがたい限りです」

「パリに行くたびにお世話になってます!」

「パリで最も美味しかったもの」

 SNSでも絶賛の声が多数上がっています。

 また、「ロンドンにもお願いします」など、ハンガリー、プラハ、オーストラリア、マニラ、シンガポール…他国に出店してほしいとの声が日本人から相次いでいます。

 おむすび権兵衛をパリに作った張本人であり、X(旧Twitter)でパリ店の情報を発信している、さとうだいすけ(@alfelis)さんに、お店の人気事情や今後の展望について話をお聞きしました。

 日本人の客の割合は?

――パリ進出の経緯は?

「2016年にパリで行われたイベントにテスト出店し、その結果を受けて2017年にパリ1号店(パレロワイヤル店)をオープンしました。現在はイートインもできる2号店(レピュブリック店)の2店舗あります」

――人気ぶりを教えてください

「毎日ほぼ全時間帯で行列ができています。行列は隣の隣の店舗まで至ることも」

――連日行列!大人気ですね。日本の方が多いのでしょうか?

「いえ、実は日本人のお客様の割合はわずか数パーセントなんです。フランスの方が半分、フランスじゃない海外の方が半分という感じです。弊店周辺エリアのフランス人の人々にとってはごく日常の食べ物になっています」

――すごい!現地の方に受け入れられているんですね。作り方は海外向けにアレンジを?

「いえ、基本的には日本と同じです。日本産玄米を冷蔵コンテナで輸送し、店内で精米してご提供しています」

――価格帯と人気の具材を教えてください

「1つ3ユーロ前後です。定番は鮭とツナマヨですが、最近はスパイシー系が大人気ですね。あと、パリ限定のものにトマトオリーブがあり、こちらもご好評いただいております」

――人気の秘訣は?

「以前、アンケートを取ったところ、美味しい&安いでした。欧州は外食費用が高いので、この価格帯は魅力なんだと思います。」

――今後の展望を教えてください

「パリの2店舗はもちろん、アメリカの直営店舗も人気なので、他エリアへの出店を考えています。候補地は、パリ市内の他のエリア、フランス国内、欧州内大都市への展開です」

――おむすびは欧州の方に受けがいいと感じますか?

「そうですね。特に欧州は外食費用が高いので、おむすびのような手軽に食べられる日本食は有望かなと思います。でも欧州に限らず、寿司や和食など、日本食の素地があるところでは、今後、おむすびは人気が出るんじゃないかと感じます」

 日本人のソウルフードともいえるおむすび、最近は国内外で専門店が人気になりつつも、国内の米離れは顕著なのが現状。農林水産省によると1人あたりの年間消費量は、昭和37年度に118kgあったところ、令和2年はその半分の50.8kgになっているのです。海外でも愛されるおむすび、せっかく日本にいるからには、お米の魅力を改めて振り返ってみませんか?

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・福尾 こずえ)

2023年12月14日 7時5分 まいどなニュース

https://news.livedoor.com/article/detail/25527071/

 「おにぎり」「おむすび」というどちらも言い方がある。ちなみに、「握り」というのは本来は、握りずしに代表される片手の握りというような感じになるのに対して、御結びというのは、両方の手で一つの物を「結ぶ」と異様な語源で出来上がっている。

米を「神の形」の意味を持つ山型にかたどって食べ、神の力の恩恵を得ようとしたものが「おむすび」とも言われている説が有力である。また、川の水を手のひらですくうときの形を「むすび」と呼んでいたことが語源、とする説もあり、その語源はなんとも言いようがない。しかし、「結び」ということが「神々や山の神などとの縁を結ぶ」というような語源や意味があるとされているところが興味深い。ある意味で、神々と人間が台頭していて、また共存している日本人の内容があるのではないか。

神が宿っている米を「山型」にして結び、そして神々との縁を結ぶという食べ物がある。そもそも日本職という事であれば、懐石料理などでわかるように「料理」が中心になり、それらは酒のつまみとして成立するものであるが、料理ではおなかがいっぱいにならなかったり、または酒が飲めないような人がいた場合に、料理のあとに「食事」として米の飯とみそ汁と香の物が出てくる。このような食文化からすれば「おかず」と「食事(米の飯)」を一緒に食べるというのは、あまりあり得ない内容である。しかし、急に食べたりまたは動きながら食べるというときには、御結び、おにぎりというような「ごはん」と「おかず(料理)」を一緒に食べるというような状態になる。特に、戦争中や旅などの場合はそのような「簡易食」というようになる。

しかし、サンドウィッチやハンバーガーのように、食事とおかずを一緒に食べることを寛容する文化のある現代社会では、当然に「おむすび」というような形になる。当然にその内容に「具」を中に入れて、おかずとご飯を簡易的に食べる。それは「移動しながら」というような食べ物になるのだ。

――価格帯と人気の具材を教えてください

「1つ3ユーロ前後です。定番は鮭とツナマヨですが、最近はスパイシー系が大人気ですね。あと、パリ限定のものにトマトオリーブがあり、こちらもご好評いただいております」

 ――人気の秘訣は?

「以前、アンケートを取ったところ、美味しい&安いでした。欧州は外食費用が高いので、この価格帯は魅力なんだと思います。」<上記より抜粋>

 この簡易性でおいしいということが最も重要なのではないか。このような「米飯文化」が徐々にヨーロッパなどに広がるのは、やはり日本の感覚であり、そしてその日本の思想も出てくるのではないか。

宇田川源流

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