「宇田川源流」 来年11月5日に投票 アメリカ大統領選挙の今の見通し

「宇田川源流」 来年11月5日に投票 アメリカ大統領選挙の今の見通し


 いよいよ年末という感じである。オンラインサロン「陰謀渦巻く世界情勢の中であなたが生き残る方法」(https://lounge.dmm.com/detail/2838/)では、来年の予想を行っている。いつもブログでは来年の年初ンお「年初放談」というように行っているが、その予想の大前提になる内容の物を先につくっている。普段はこれらの内容は、様々な人の参考資料としてジャーナリストや研究者などに読まれているのであるが、今回はそれをオンラインサロンだけで公開するという感じである。その内容とほぼ同じであるが、論理やその背景をすべて削除して、酔いどれ気分で書いたものが「年初放談」ということになるのである。すでに今年もそのような時期になったという事であろう。

さて、来年の一つの大きな節目はアメリカの大統領選挙である。1月に台湾の総統選挙、3月にロシアの大統領選挙があり、その後にもしかしたら岸田内閣の総辞職か解散総選挙があるというような状況である。その来年のクライマックスという感じでアメリカの大統領選挙しかないということになるのではないか。

さて、そのアメリカの大統領選挙は、今のところ共和党はトランプ前大統領になる。それに対して民主党はバイデン大統領ということになるのではないか。実にかなりの高年齢の二人が行うということになっているという感じになる。

そのバイデン大統領は実に評判が悪い。アメリカ人は今「アメリカの栄光」ということは全く感じなくなっている。オバマ大統領の時も同じであるが、国内のことばかりを行っていて国際的な内容は全くダメである。そのような状態では、話にならないのではないか。そのうえ日本と同じでスキャンダルもある。それも大統領の息子であるハンター・バイデンのスキャンダルである。このような状態では国民の信用を得られるはずがないのである。

しかし、民主党では、他に候補がいないというところがある。4年前の予備選挙では様々な人が出てきていたが、現在、バイデン大統領がこれだけ評判を落としてしまっては、共和党に勝てる候補を出すこともできないであろう。

そのような状態で大統領選挙が行われる。

バイデン氏、人気はオバマ氏頼み?大統領選向けタッグ 動画公開

 【ワシントン=坂本一之】バイデン米大統領は15日、再選を目指す来年11月の大統領選に向け、同じ民主党のオバマ元大統領と共に撮影した動画を公開し、トランプ前大統領(共和党)の政策に対抗した。

 民主党支持層に人気の高いオバマ氏と組んで、トランプ氏打倒に取り組む狙いだ。

 動画はバイデン氏がX(旧ツイッター)で公開した。医療保険制度改革法(オバマケア)の推進拡大を訴える内容。オバマケアは、バイデン氏が副大統領を務めたオバマ政権が導入した目玉政策だ。

 動画は約30秒で、オバマ氏が「われわれはオバマケアを守るために闘っている」と語り掛けると、バイデン氏は「守るだけでなく拡大させ、労働者世帯の医療費負担を減らしている」とアピール。2人で制度の重要性を訴えた。トランプ氏はオバマケアの廃止を掲げており、動画は名指しを避けつつ、トランプ氏を強く意識した内容。米メディアによると、内々にホワイトハウスで撮影された。

 来年11月の大統領選を巡っては、共和党の党候補指名争いでトランプ氏が支持率で首位を独走。バイデン氏との対決が有力視されている。

 しかし、現職のバイデン氏の人気は低迷。米政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による各種世論調査の集計(15日現在)で支持率は39・7%と、不支持率56・7%を大きく下回る。さらに、バイデン、トランプ両氏の戦いとなった場合の支持率はバイデン氏が44・1%で、47・2%のトランプ氏に約3ポイントリードされており、厳しい状況にある。

 「オバマ効果」は、昨年の中間選挙で発揮済み。2人で選挙集会に登場すると、会場は熱狂した。共和党のシンボルカラーにちなんで名付けられた躍進「レッドウエーブ(赤い波)」を阻止することに貢献した。

 大統領選は、共和党候補指名争いの初戦となる中西部アイオワ州党員集会が来年1月に迫り、トランプ氏に注目が集まっている。バイデン氏は予告なしの動画公開でサプライズ効果を狙ったもようだ。

2023年12月16日 13時23分 産経新聞

https://news.livedoor.com/article/detail/25542217/

 もちろん、まだ共和党ではトランプ大統領が予備選挙に勝ったわけではないのであるが、しかし、今の情勢ではそのようなところではないか。では、このほかの広報はいないのであおるか。実際に共和党にも民主党にも属していないなら、アメリカの大統領になれる可能性は限りなく低い。しかし、過去に第三党の候補者が選挙結果をひっくり返したことがある。それと同じことが、2024年に再び起きるかもしれない。1992年の大統領選では、裕福な実業家ロス・ペロー氏が独立系候補として出馬し、得票率19%を記録した。保守派の支持を取り込み、現職のジョージ・H・W・ブッシュ氏(共和党)が民主党候補のビル・クリントン氏に勝利するのを妨げたと言われている。

今回の選挙では、トランプとバイデンという4年前と同じ候補者の選挙となることにアメリカの国民はほかの候補を切望しているは、しかし、両方の政党では新たな候補などは出てこない。そのように考えると現在も無所属候補が出馬を表明しており、そこに何かがあるかもしれない。

また選挙中に外国の戦争がエスカレートしたらどうなるのかと言こともある。実際に、ロシアなどはプーチンが再選をしているのであるから、より一層ウクライナの進行が大きくなる可能性もあるし、注後が台湾医攻め込む可能性もある。バイデン氏のチームは、同氏を信頼できる最高司令官として描くため、この状況を政治的に利用しようとしている。しかしバイデンの選挙キャンペーンではすでに憂慮すべき傾向が見られる。特に、民主党支持の若い有権者という重要な層からの支持が落ちている。そして、いずれかの戦争が現状の境界を越えて拡大することになれば、大統領選をめぐる予測は覆り、混乱の1年となるだろう。抑止力を持つアメリカは、現在の傍観者としての立場を維持できなくなるのだろうか。

 このような様様々な不安定要素があるということも、今回の内容ではないか。このほかにもハンターバイデンの逮捕やトランプ大統領の逮捕ということがありうる。それでもバイデンの有利が全く伝えられないということがなかなか興味深い内容ではないか。

そのような大統領選挙が来年早々から始まるということになるのである。

宇田川源流

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