「宇田川源流」【現代陰謀説】 韓国梨泰院圧死事故で発生する怪奇現象の意味するもの

「宇田川源流」【現代陰謀説】 韓国梨泰院圧死事故で発生する怪奇現象の意味するもの


 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現代にある陰謀を解き明かすという頼は、現代報道されt理宇ニュースを読んで、その中に隠されている内容や、その中からわかる「不自然さ」から、その内容を解明し、その中でその内容を見てゆくということを企画している。日常何気なく通り過ぎているニュースの中に、陰謀などの「萌芽」は必ず買うされているものであり、それらをしっかりと読み込むこと、またはそれらの中で様々な人々の考え方やズレが見えてくる。その内容をしっかりと見てゆくことによって、その次の一手を考えてゆくということを練習する企画になっている。

さて、日本では「陰謀」というと「サブカルチャー」の中の一つとして数えられることになっており、UFOや幽霊などと同じカテゴリになる。日本人は、必要以上に「エビデンス」や「科学的実証性」を追及してしまうために、心因的な効果などを重視する分野を真剣に考えないようになってしまっている。しかし、日本以外の国では、当然にそれらの内容を考えるチームがあり、その中においては「想像をできないような内容」が検討されていることも十分にありうるということになるのである。そのへんの「あり得ない内容」を照会する場面も一度作ってみたいと思っているのであるが、まあ、そのへんはまたの機会に期待していただきたい。

さて、今回はそのような「陰謀」につながるような、繋がらないような、そんな感じの話である。

韓国の梨泰院において、坂道に人が集中しすぎてしまい、そのことで人の「雪崩」が起きて圧死事件が起きたのは昨年10月29日の話である。日本人2人を含む150名以上が犠牲になり、けが人も少なくなかったという状態であった。もちろん、人が集中しすぎたというだけではなく、坂道であったということもあり、また周辺の建物が違法に建て増しをしていたことによって道幅が確保できなかったということもあった。また当時の警察は事態を軽く見ていて通行整理などを全く行わず、そのことによって自体をより悪化させたというようなこともあるのではないか。

さて、そのような「無念の死者」が多い場所には、日本と同じように韓国でも怪談話が出てくるようである。

韓国梨泰院圧死事故から1年「坂に近づいた途端に足をつかまれた」ささやかれる“心霊現象”

《ザッザッっていう音がどこからともなく聞こえる》《1番出口の階段で何者かに押されて“来ちゃいけない”と言われた》《あの坂に近づいた途端に足をつかまれた》

 これらはすべて韓国・梨泰院に行った人々がSNSに投稿したものだ。'22年10月29日、159人もの死者を出した梨泰院圧死事故から間もなく1年がたとうとしている。『群衆雪崩』とも名づけられたその事故は、ハロウィンで集まった人たちが狭い路地に密集し、押されて倒れた人たちの上にさらに人が倒れて重なり、日本人2人を含む158人が亡くなった事故だ。助かったものの、のちに自死した人を含めれば犠牲者は159人にのぼる。事故が起きるまでは韓国最先端の若者たちが夜ごとに集う流行りのスポットだったが、今はゴーストタウンと化していると一部で報じられた。事故現場近くの飲食店店主は週刊女性の取材に、

「昼間にシャッターが閉まっているのは昔からです。実際には夜はそれなりに人が集まっていますよ。ただ、心霊現象の話はよく聞きます。私もゴミを捨てに外に出たときに、いるはずもない集団が横切るのが見えたことがあります。気のせいだと思うのですが……」

 と答え、ゴーストタウン化を否定したが、“ゴースト”の存在は感じているようだ。今年もハロウィンイベントは開催されるのだろうか?

「百貨店からスーパーまでハロウィン関連の商売は控えています。韓国国民みんながあの事故を思い出しては胸を痛めている」

『確証バイアス』と『カリギュラ効果』

 一方で心霊スポットとして事故現場に近づく不謹慎な若者も、後を絶たないという。

「スマホやビデオカメラで動画を撮りながらリポートしているユーチューバーのような人たちをよく見かけます。私の知人は数名、あの事故で亡くなっているので腹立たしい思いでいっぱいになります」

 自身も事故現場で霊体験をしたという店主。実際に霊がいるのかどうかはわからないが、霊を見たと考えてしまう理由を心理カウンセラーの小日向るり子さんに聞くと、

「心理学用語で言うところの『確証バイアス』がかかっている状態といえます。確証バイアスというのは、自分が信じていることだけを裏づける情報を自ら探す心理のこと。あの事故を知って現場に行く人はその時点で何らかの確証バイアスがかかっている状態。風が吹いただけでも“圧を感じた”という状態になってしまうのでは。心霊写真といわれている画像を見ましたが、事故を意識しなければただの影に見えました。でもあの事故を知っている人からすれば“苦しんでいる人の顔”に見えてしまうんです」

 と、独特の心理状態を推測する。続けて、

「確証バイアスだけではなく『カリギュラ効果』も同時に働いているのではないでしょうか。カリギュラ効果とは、禁止されるほどやってみたくなる心理現象のことをいいます。(興味本位で)事故現場に行くと告げたら“行かないほうがいいよ”と周囲は止めるでしょう。それでさらに現場に行きたくなって、行ったからには何かを体験しないと帰れない心理になる。その2つが相まって霊が見えているのではないかと思います」

 とはいうものの、小日向先生自身は心霊現象そのものを否定はしない。

「あの事故では158人もの人が突然亡くなったわけですよね。誰も自分が死ぬなんて思わずに行った場所で。そうなると思念だけが残ってしまうというのもうなずけます」

 犠牲になった人たちの無念さは計り知れない。

2023年10月29日 6時0分 週刊女性PRIME

https://news.livedoor.com/article/detail/25254418/

 さて、記事の中に出てきている「確証バイアス」に「カリギュラ効果」という二つの心理状態があり、その心理状態が現在生きている人が多く心霊現象を「体験してしまう」原因になっている。基本的に、お化け屋敷や肝試しを行う場合に、事前にその付近やその場にちなんだ怪談話や因縁話をして、気分を盛り上げるというか、本当にお化けが出るかのような話をし、雰囲気作りをするというのは、まさにこの効果を狙っての事である。私自身も、肝試しのまえなどに、なんとなくこのような階段をしたことはある。

しかし、冷静に考えれば「古今東西で人が死んでいない場所」などと言うのは探す方が難しく、現代の人の記憶にあるかどうかというだけで、それ以外の場所でも多くの人が死んでいるのである。残念ながら韓国などと言うのは、事故や事件が少なからずあり、また、大きなところでは朝鮮戦争でソウルは韓国側と北朝鮮側で奪い合いがあったくらいの場所であるから、当然にその時には多くの人が「無念の死」を遂げているということになるのである。そのように考えれば、幽霊が出ない場所を探す方が難しいくらいであり、特定の場所だけが心霊スポットとなってしまっていること自体がおかしいということになるのである。

これを陰謀的に考えれば、「確証バイアス」や「カリギュラ効果」によって、「影響されやすい民族(国民性)かどうか」ということを見るのには、実はこの怪談話というのは非常に使いやすく、その内容をもって、国民英などを知ることが可能になる。単純に幽霊話をするという話ではなく、その話の反応を見ながら、相手の国民性を見るということになる。

今回の内容では、幽霊の存在を信じていない人まで、霊現象を感じるというのは、まさに影響を受けやすい国民性であるということを示している。そのへんは、「反日」と言えば皆が反日になってしまったり、葬式の時に何だかわかアないが大げさになく「泣き女」などという人がいるということからも想像つきやすく、単純に「影響されやすい」国民性を持っているということが明らかになるのではないか。同時にそのようなことをうまく使ったユーチューバーが出てくるというような感じもあり、まあ、そのような国民性であるということがみえる。

つまり「扇動されやすい国民性」であり感情の起伏が激しいということが見え隠れすることになる。今後韓国のニュースを見る時にも、このようなことをしっかりと頭の中に入れて読むと、さまざ生参考になるのではないか。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

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