「宇田川源流」【土曜日のエロ】 そもそも「のぞき」は犯罪ですがここまでの執念とは

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 そもそも「のぞき」は犯罪ですがここまでの執念とは


 今週も「土曜日のエロ」の日になった。まあ、エロとは「人間の本質」を映し出しているものであるから、その内容をどのように見てゆくかということが重要な内容になってきているのではないか。その本質が争いに転じた時には様々な戦争が起きてしまうことになるが、一方で本質を表に出した場合は、すごい執念で、他の雑念がなくなるというのも人間なのであろう。

さて、今週のニュースもやはり「ハマスとイスラエル」の問題になる。そもそもこの問題の発端はハマスが宣戦布告もなしにイスラエルを襲撃したことから始まる。それまでは特にというか、もともとの歴史的な問題やイスラエルとアラブイスラム社会の間の潜在意識の中にある主教的な差別や対立はあったものの、少なくとも「殺し合い」はなかったのではないか。

それが10月7日にいきなり、予告も宣戦布告もなく、ハマスがイスラエル側に攻め入り、そのうえでイスラエルで行われていた音楽フェスに参加していた外国人を多数人質に撮っていた。イスラエルはそれに対して報復攻撃を行った。ある意味で「当たり前」であろう。そのような蛮行に対する「自衛」は求められて当然であるし、また、その攻撃を防ぐためには相手をつぶすのが最も重要なのである。

しかし、最近になっては「やりすぎ」というような話になる。「正当防衛」なのか「過剰防衛」なのかということになる。もちろん、昔であれば、このような宗教的な対立は「皆殺し」である。戦国時代の織田信長は、長島一向一揆において、老若男女問わずすべてを家の中に押し込め、その家の周りに薪をおいて火をかけて皆殺しにした。宗教というものはそのようにして皆殺しにしなければならないというのはある意味で鉄則であり、中国などでは「九族誅滅」というような罪刑が普通に行われていたのであるから、何も織田信長が特別におかしいわけではないのである。

まさに「宗教のように人間の本質的な部分で動いている」ということは、このような状況になるのかもしれない。当然に「エロ」にかんしても同様の内容になってくることになる。

【独自】ロープつたって女性の部屋をのぞこうと…力尽きマンションから落下の男 足袋履き「助けてください」

 現場は、福岡市中央区にあるマンション。

 その1階で深夜、男があおむけに倒れていた。

 さらに、服には血が付着し、なぜか足袋をはいている。

 男は40代で、11日、建造物侵入の疑いで書類送検された。

 男は、7階建てのマンションに許可を得ずに入り、屋上まで上がって転落したとみられている。

 事件が起きたのは、2023年5月。

 マンションの住人が1階で倒れている男を発見し、消防に通報。

 住人(119番通報中)「どうしたんですか? 飛び降りたんですか? お年は何歳ですか?」

男「40です。早く、痛い」

 その後、現場に救急隊員が到着。

 隊員が落下した理由を尋ねるが...。

 救急隊員「何をしていて落ちましたか?」

 男「ううう...助けて...」

 救急隊員「動かないでください」

 痛みをこらえるように、大きなうめき声を上げ続けた。

 その頭上に見えていたのは、ロープ。

 捜査関係者などによると、男は女性の部屋をのぞく目的で屋上のはしごに結ばれたロープを伝って降りていたとみられ、その途中、落下したとみられている。

 男はその後、病院に搬送され入院。

容体が回復し退院したため、警察は11日、建造物侵入の疑いで男を書類送検した。

 マンションの住人「小さい声で男性が“助けてください”と何度か言ったので、最初は刺されたのかと思って」

 警察の調べに男は容疑を認め、落下した理由については「力尽きて落ちた」と話している。

 男は、「どこか女性の部屋が見たかった」という趣旨の話もしているという。

2023年10月11日 18時32分 FNNプライムオンライン

https://news.livedoor.com/article/detail/25148508/

 先に断っておくが、「のぞき」は「犯罪」であるから、決してやってはいけない。まあ、「どこからどのようにのぞくのか」によって犯罪を構成しない場合もあるし、また、「見えてしまった」というような「過失」を罰することは基本的にはないのである。その為に「たまたま見えてしまった」いわゆる「ラッキー・スケベ」などは「運がよかった」で済む話になるのであるが、しかし、「覗きのために他人の家に侵入する」などというのは、その目的がいかに「覗きだけで人を害するつもりがない」としてもそれは住居不法侵入を構成することになる。

しかし、そのようなことがあっても「好きな人を見たい」「美しいものを見たい」という純粋な欲望は、上記にある「人間の本質」にあるものであり、そこにとらわれてしまった場合は、人間は危険も顧みずにそこまで行ってしまう。その「美しいもの」が「景色」などである場合は称賛される場合があるが、「女性」となれば、それはかなり犯罪になってしまうということになるのである。

しかし、そのけなげな努力ということに関しては「同じ男性として、頭が悪いなと思いつつも、そこまでやるか」というような感じになってしまう。今回の人は、覗くために縄梯子をつけて覗いていて、結局落下したということである。まあ、「どこかの女性の部屋が見たかった」<上記より抜粋>であるから、何か特定の女性を目指してのものではないように感じられる。徳手の女性ならば「そんなにしてまで除きたくなる女性なのか」という興味にもつながるが、そうではないようだ。

それにしても人間の執念というのはなかなか素晴らしいものだ。実際に、この男性はこの執念とこの根性を他に使えば、もっと女性に巷間を持たれる素晴らしい人間になっていたであろう。そのように考えるとなんとなく悲しい気がするが、しかし、そのようにならないのも人間の「エロス」そのものであろう。

まあ、人間とはそのように論理的に考えられる生き物ではない。そのことをよく考えながら、生きてゆくのが本来の姿なのではないか。

宇田川源流

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