「宇田川源流」 面接や取材の時に相手を見抜く方法
「宇田川源流」 面接や取材の時に相手を見抜く方法
夏休み前の最後のブログである。明日から20日までは、「お盆休みの怪談」として、3・11の時に効いて集めた怪談を、ご披露しようと思う。ちょうど最近、様々な意味で3・11がまた引き合いに出されるようになってきているので、あえて、またその話を見てみようと思うのである。改めて、様々な幽霊の話をしたいのであるが、その話の中でも、あまり怖くないといってはおかしいが、なんとなくほっとするような話をしてみようと思っている。
また、オンラインサロン「陰謀渦巻く政界情勢の中であなたが生き残る方法」では、今月が一カ月「安倍死後1年で日本政治の変貌」と題してお送りする予定である。あまり日本の政治に関して「いまさら聞けない」というような基本的な話をしてみようと思っている。実際に「保守」「革新」「右翼」「左翼」などというような言葉を使っている人は多いが、その言葉の意味をしっかりと分かっているのかということが疑問に思えるような人は少なくない。そもそも「保守」の対義語が「左翼」だと思っている人がいるくらいだから、今の政治を語っている人の基礎知識に関しては、しっかりとしたものがないのかもしれない。革新系の人々などは「保守の定義を言え」などという人々もいるが、そもそも保守という言葉に「現状肯定」以外の定義などはないのだが、その辺のこともよくわかっていない人が少なくないのではないか。そのように考えれば、現代の日本の政治っを支えている有権者の思想というのは、非常にあやふやなイメージだけで話されていることがよくわかるのではないか。この際に、オンラインサロンでしっかりとその辺のところも復讐していただければと思っている。
さて、そこで夏休みというか「怪談」前のブログとしては、最後になる内容でマリシリアスな内容をしても仕方がない。それに政治に関しても、お盆休みなどの交流や考え方が変わることも十分に考えられる。今言われてる9月の内閣改造に関しても、このお盆休みに岸田首相が骨格を決めるということを言っているのであるから、このお盆休み直前に何をしてもあまり意味がないのだ。
そのようなことから、今回は次のような記事を選んだ。
前澤友作氏、採用面接で「こいつダメだ」いい人材は「一瞬で分かる」驚きの判断基準を明かす
株式会社「ZOZO」の創業者で実業家の前澤友作氏が、7月31日放送のフジテレビ系「突然ですが占ってもいいですか?」(月曜・午後11時)に出演し、経営者としての半生を振り返った。
「社長になるイメージは全くなかったし、なりたいとも思ってないし。気付いたら売上が立ってて、気付いたら上場してた」と回顧した。成功した理由については「楽しいことって何だろうって追い続けた結果、それに利益がついてきて。稼ごうと思ったことって一回もないかもしれない」と経営者としてのスタンスを明かした。
占い師のシウマ氏は、前澤氏の名前「友」「作」の画数を合計した「11」について「この11っていう数字は、先を読む力なんですよ。瞬時に、この人仕事できる、この人仕事できないって見分ける力がある」と指摘した。
それを聞いた前澤氏は「会社の経営者時代が長いので」と、採用面接の話をし始める。「一瞬で分かりますね。部屋入ってきた瞬間に、こいつ採用、こいつダメだ、って瞬時に分かっちゃう」と、いい人材の判断基準を明かした。
続けてシウマ氏は「おもてなし上手というのが出てます。誰かのためにとか、サプライズが好きなんですけど」と占い結果を伝えると、前澤氏は「大好きですね」とうなずく。「人を驚かすことができる人って、仕事もできるんですよ。人をビックリするようなことを言えるし、プレゼンできるので」と持論を語り「結果、ZOZOっていう会社も、お客さんを驚かそうとか、ブランドさんを驚かそうみたいなことばっかりやってきてますね」と振り返った。
2023年8月2日 11時55分スポーツ報知
https://hochi.news/articles/20230802-OHT1T51059.html
「人を見る」というのは会社の人事部だけではなく、会社の経営者にとっても、また、我々取材をするジャーナリストにとっても当然に必要になる。そしてその目的によってその接触の仕方は異なるということになる。
私の場合、そもそも「職業別」に様々な人間の性格を見ている。もちろんある意味で差別的なのかもしれないが、性格を見るのは「仕事で要求される能力」と「その人がその仕事にどのようにアクセスをしているのか」という関係性で、その人の性格が何となく見えてくる。皆さんの周りでも、経営者と、営業マンと、経理マンと、総務担当者とでは、全く異なるし、そのほかにも芸能人やテレビマン、作家など様々な分類ができる。先日少し話題になったが、例として挙げれば日大の林真理子理事長は、間違いなく「作家的な性格」であって、「経営者」ではない。作家的な性格ということは、もちろん誰かに何かを文章で伝えるということと、その文章表現が流麗であるという事、そしてその文章に根拠があるというようなことが重要になってくる。しかし経営者は、自分が目立つことではなく、人を使う事、他の人を目立たせることが重要であって、そのためには「論理性などは必要がない」ということになる。その意味で、作家が大学の教授をやることは非常に良いかもしれないが、しかし、大学経営の頂点である理事長を行うというのは、様々な意味でハレーションが起きるのではないかということになる。
さて、上記の記事はZOZOの元経営者である前澤氏が、「入ってきた瞬間にその人が使えるかどうかがわかる」ということをいっている記事である。この記事をこの時期に選んだのは、就職が決まらなくて困っている大学生が少なくないのではないかという感覚から見ている。
さて、この言葉でわかるのは、「ZOZOを経営していた時は、前沢差y長はある程度どのような人材が欲しいかが決まっていた」という事を意味している。どんなに優秀な人であっても、営業マンが欲しい時に経理マンを入れることは少ない。上記のように「相手を驚かせる」ということは「相手を分析する」ということが一つ目の話である。そしてもう一つが、「その相手の要求以上のことを自分なりに想像してプレゼンする」ということを意味している。要するに、相手の分析と、自己分析、そのうえで相手の分析結果の中で自分が凌駕するものをわかっているということが必要になる。
そのように相手を分析ししっかりとした自分のアイデンティティを持っているということを、このような表現をしたのであるということがすぐにわかる。なお、そのうえで、うまくいかなかったときに「そのリカバリーができる」ということも重要な要素の一つになるのであろう。そのように考えれば、この言っていることはそんなにむずか医師話ではないのである。
企業というのは、また社会というのは、そんなに優しいところではない。自分はこうだからこうして使ってほしいなどというわがままは、基本的には通らない。そのことがわかっていない人は、結局は会社を辞めざるを得ないのである。そのことがわかっていれば、他人がどのように人を見ているのかということも気にした方がよいのかもしれない。
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