「宇田川源流」【現代陰謀説】 神事という伝統と動物愛護の間にある「唯物史観」

「宇田川源流」【現代陰謀説】 神事という伝統と動物愛護の間にある「唯物史観」


 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現在に生きている「陰謀」を日本で報道されている新聞記事から見つけ、その内容を明らかにして、その中で何が行われているのかということを見てゆくということになっている。陰謀というのは、何か変な宗教団体や世界団体、または「影の政府ディープステート」のような、何か大きな組織があるわけではなく、また、何の目的もなしに何かが行われるようなものがあるわけではない。

 まあ、そのような団体などがあってもよいし、ないという証明は「悪魔の証明」でできないのであるから、その内容は触れないことにし、現在の陰謀の中心は、実は「中国」や「共産主義者」が伝統や文化を破壊して国家という団体を壊そうとしているということになる。もちろんそのようにした方が国を占領するときにやりやすいからに他ならない。特に日本は歴史的に「集団になった時」には非常に強い。そしてそれを「伝統や文化」よって「血縁的な内容」だけではなう「地縁的な内容」で統一化するということを行てきている。

 たこっからすればその内容は非常に恐ろしい内容であり、なおかつ、その内容をいかに壊すかということが最も重要なものなのである。同時に、その時には「共産党が素晴らしい」などと言うことを言うのではなく「個人主義」「平和」「動物愛護」など、万人が反対できない内容を主張し、そのうえで「伝統や文化」がそれらを傷つけているというようなことから、排除するというような感じになる。

 そのようなことが、世界中で行われていると思ってくれて構わない。「共産主義」というよりは、日本では、そのような政治首長の事を「革新」という言い方をするのであるが、まさに「伝統を否定し、歴史を否定しそのうえで個人主義や権利を主張して、新規の秩序という意味で共産主義を定着させる」ということになる。日本のネット社会の中では「左翼」などと言うことを言っているが、そもそも「右・左」というのは相対的な内容でしかなく、本来は「保守」「革新」という言い方になるのである。

 その辺は良いとして、伝統や文化を否定する動きが最近顕著にみられるようになる。

虐待批判「上げ馬神事」見直しへ 三重の多度大社「安全な形で」

 三重県桑名市の多度大社で毎年5月に行われる「上げ馬神事」が動物虐待と批判を受けている問題で、神事を運営する氏子と大社は神事の内容見直しを決めたことが15日、大社への取材で分かった。詳細は今後検討していく。

 問題を巡り、県は6月の事故防止対策協議会で、馬が駆け上がる坂の勾配を緩やかにしたり、馬をたたく行為をやめたりするよう指導。氏子と大社は今月7日、県や市と改めて協議し、内容を見直す方針を決めたという。大社の担当者は「動物愛護の観点から、人も馬も安全な形で実施したい」と話した。

 上げ馬神事は、馬が坂の上に設置された高さ約2メートルの土壁を越えた回数で農作物の豊凶などを占う伝統行事。最近十数年で馬計4頭がけがをして安楽死させられ「虐待ではないか」との批判が出ていた。

2023年7月15日 15時8分 共同通信

https://news.livedoor.com/article/detail/24615855/

牛に自由を! 動物愛護団体、闘牛に抗議 南仏

【AFP=時事】フランス南部ベジエ(Beziers)で13日、動物愛護団体が闘牛に抗議するデモを行った。

 デモは市内の闘牛場前で、「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」の呼び掛けで行われた。

 一人が「牛に自由を!闘牛を廃止しよう」と書かれた旗を掲げ、その周囲に、頭に角を着け、血に見立てた赤い液体を体に掛けた参加者が地面に横たわり、闘牛をやめるよう訴えた。

【翻訳編集】AFPBB News

2023年7月13日 21時26分 AFPBB News

https://news.livedoor.com/article/detail/24606576/

 日本の神事を否定する動きということは少なくない。上記の記事だけではなく、例えば、諏訪大社の御柱祭りや相馬野馬追なども、祭りに反対するというようんこ蒼とうぃう人が少なくない。「動物愛護」とか「犠牲者が出た」など、なんとなくもっともらしい内容なのであるが、しかし、「本当にそうなのか」ということは大きな問題である。

 これは日本だけではなく「闘牛」などに関しても同じ内容になっていて、フランスでも闘牛の見直しなどを行うということになる。その手法は、まさに「相手を違法に妨害する」ということで、沖縄の基地反対デモなどと同じで、単純に「相手にとって迷惑なことをして妨害する」ということでしかない。手段を択ばないこれらの内容は「革新や共産主義者の愛国無罪的な思想」の表れであるということになる。

 さて、ではなぜ「伝統」「文化」を否定しようとしているのであろうか。まさに、そのことが「唯物史観」ということになる。

 ブリタニカ百科事典に寄れば「史的唯物論」とは。

 「1840年代にマルクスとエンゲルスによって確立された世界観。史的唯物論は,弁証法的唯物論の社会への応用である。その研究対象は,社会生活の個々の側面や社会的諸関係の一定の現象と種類ではなく全体としての社会である。そして,多面的で諸矛盾に満ちた全体としての社会を貫く発展諸法則,社会生活のありとあらゆる諸側面の交互作用を研究することにある。これによって初めて人間は複雑な社会の全発展を自然史的な過程として,単一の合理的な過程として,精密に認識することができ,社会の現状を分析し,その発展方向を予知することができるというものである。社会の一般的発展法則に関する科学として,マルクス=レーニン主義の構成部分の一つである史的唯物論は,他のマルクス主義の理論と同様に,永遠不変の図式ではなく生きた行動の指針として生れたものであり,したがってそれは常に実践的活動とその成果を一般化し,公式化することによって創造的に発展していこうとする社会生活の認識方法であるといわれる。」

 といういうようになっている。つまり「原始共産主義的に他のかかわりなく成果物を分配する」ということは、「伝統や文化」または「先祖伝来」「努力」などの目に見えない内容をすべてを否定するということになる。中国ではこのような内容から孔子を否定したり、寺を破壊するなどの事が行われ、また、現在でも昔からの記念日などは全くない状態なのである。

 まさにそのようなことを日本やフランスでも行おうとしている。そこまでの陰謀とはだれも報道していないが、まさにそのようにして「伝統を断ち切る」ということが行われていることを忘れてはならない。

宇田川源流

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