「宇田川源流」 国会は審議の場でありなおかつ多数決で決める場所であって格闘の場ではない

「宇田川源流」 国会は審議の場でありなおかつ多数決で決める場所であって格闘の場ではない


 今日のブログは珍しく、日本国憲法の記載から見てみよう。

「第五十六条 両議院は、各々その総議員の三分の一以上の出席がなければ、議事を開き議決することができない。

2 両議院の議事は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、出席議員の過半数でこれを決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。」

 さて、これが憲法の国会の章にある規定である。

 国会というのは、法案や予算に関して審議をおこぬあところであり、また、その真偽を多数決で決める場所である。もちろん多数決ということに関して言えば、少数意見が常に排除されるということがあり、そのために、少数意見をどのようにするのかということが重要になってくる。この「多数決」と「少数意見の尊重」ということは、少なくとも時期が違う。審議中に関しては、常に「少数意見を尊重する」ということで審議を進める。そのうえで、少数意見を含んだ案を、多数決で決め、それをすべて、つまり少数意見と多数者の意見を双方取り入れた決定稿を全員で守るということになる。当然にそのようにすることが重要な内容なのである。

 世界ぇ「威圧や武力によって現状を変更してよい」というものではない。そのことは、国連憲章にも何も書いてあるのである。現在ロシアがウクライナにおいて行っているのも、また、中国が台湾に対して行っている威圧も同じ内容であり、それが国際社会の批判を受けているのである。

 では、日本の国会の委員会決裁において、決裁を暴力で妨害することは正しいことであろうか。当然にそのことがもっとも重要なのである。日本は、法治国家である。

れいわ・山本太郎代表の懲罰動議提出へ 入管法改正案採決時などで議員らにケガさせる

 入管法改正案の採決が行われた8日の参議院・法務委員会で委員長に飛びかかろうとして議員らにケガをさせたとして、れいわ新選組の山本太郎代表に対して懲罰動議が提出されることがわかりました。

 山本代表は、入管法改正案の採決を阻止しようとするなどして、数回、杉法務委員長に飛びかかろうとしました。

 複数の関係者によりますと、その際、自民党の若林洋平参院議員、永井学参院議員の国会議員2名が打撲のケガをしたということです。

 このほか、衛視1名もケガをした可能性があるということです。

 委員会終了後、山本代表はケガをさせてしまった議員に対し、「わざとじゃなかった」としたうえで謝罪しましたが、与野党は9日にも山本代表に対する懲罰動議を提出するということです。

2023年6月8日 14時32分 TBS NEWS DIG

https://news.livedoor.com/article/detail/24389190/

 今までも民主党という政党が委員会決裁でダイブをしたり、暴力で決済を妨害するということもしてきた。残念ながら、それらの時にも懲罰動議が行われなかった。時代が徐々に変わってきていたのかもしれない。今回、れいわ新選組の山本代表が法務委員会で入管法改正の採決時に暴力をおこない、議員に怪我をさせた。この事に関して懲罰動議が提出された。

 本来の国会の目的からすれば、間違いなく「暴力で現状を変更しようとしている」としか思えない内容である。それは単純に「日本国憲法の精神に違反している」ということであり同時に「民主主義を否定している」ということでしかない。つまりは「テロリスト」なのである。

 以前、テレビ番組で岩上某という、自称ジャーナリストが犯罪をしても法案を止めるべきなどと発言して、様々な人の批判を受けた。日本の左翼主義者及び日本の反政府主義者というのは、結局は「法律を守らなくても自分の思い通りにすべきである」というようなことを考えている。もちろんその中には理想的なものもあるのかもしれないし、そのような考え方があるというのも考えられる。しかし、残念ながら、少なくともそのような意見は「少数意見」であって、日本国憲法の精神にはない行動をしていたし、また、民主主義でも何でもないことをしている。日本の左翼は「単純にわがままで、なおかつ日本の自分の事しか見えていない」ということになり、なおかつルールを完全に無視しているということになる。

 要するに、共産主義者は、自分の考えだけを正義として「愛国無罪」とばかりに法律を無視しているということになるのである。そのような勢力が日本の国会の中にいる、つまり、政治的にそのような違法な人々に投票している人がいるのです。これが日本の平和ボケなのです。そして、政治を全く見えていないということになる。

 もう一度、そのような行動の意味を見るべきではないか。

宇田川源流

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