「宇田川源流」【現代陰謀説】 人類滅亡を示す「終末時計」が過去最高に前に進んだ
「宇田川源流」【現代陰謀説】 人類滅亡を示す「終末時計」が過去最高に前に進んだ
毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現代にある陰謀や、その内容の解釈またはその内容における人類の問題を見てゆくということになる。
さて、「陰謀」が大きくなれば、当然に戦争になったり、大量虐殺に繋がったりする。少なくとも、誰かが陰謀を企てて、政治的または経済的な利益を正常な形ではない状態で得ることになり、そのうえで、何かを支配する権力を得るということになる。基本的に、権力を得るということは、そのままその権力を維持するということになり、正常な形ではない権力の取得に反対する人々を虐殺や拘束するということにつながる。これが様々な意味での「問題」になる。他国の人間を虐殺すれば、「戦争」ということになり、また国内の人々を虐殺すれば「弾圧」とか「白色テロ」というようなことになる。同時にそのような内容に対して抵抗するとなれば、「暴動」や「紛争」ということになり、国内であれば「内戦」という形になりかねない。つまり、これらの問題がもっともおきなないようになり、そして戦争につながるということになるのである。
中世などは、「王族や封建領主のメンツ」などで戦争になることがあった。これは陰謀などを伴わないというようなことになるのである。要するに感情の高ぶりで行われるものが戦争というような形になり、その為に、子供の件かと同じような形で戦争になる場合があった。
しかし、現在の戦争は「国の総合力」による戦争でありさすがに為政者の感情だけで戦争を行うということは少ない。現在のロシアのウクライナ侵攻に関しては、プーチン大統領の決断が大きいような気がしないでもないが、その戦争を起こすにあたっても、大きな力や経済力が必要になる。
その戦争によって、要するに「戦争に持ってゆくための様々な陰謀によって」人類の滅亡が近づいているという。
人類滅亡まで「90秒」、ウクライナ侵攻で10秒進み史上最短
[ワシントン 24日 ロイター] - 米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は24日、人類滅亡を午前0時に見立てた「終末時計」の残り時間を「90秒」と発表した。
過去3年間は「100秒」に維持されていたが、核戦争、疾病、気候変動に起因する脅威がロシアによるウクライナ侵攻を受け悪化。人類滅亡までに残された時間は史上最短となった。
同誌のレイチェル・ブロンソン最高経営責任者(CEO)はワシントンで行った記者会見で「ロシアが核兵器使用を薄々ながらも示唆していることは、偶発的、意図的、あるいは誤算によって紛争がエスカレートする恐ろしいリスクがあることを世界中に思い起こさせる。この紛争が誰にも制御できなくなる可能性は依然として高い」と述べた。
ブロンソン氏によると、今回の発表は初めてウクライナ語とロシア語に翻訳される。
2023年1月25日3:20 午前2日前更新 ロイター編集
https://jp.reuters.com/article/science-doomsdayclock-idJPKBN2U31KR
毎年のようにこの「終末時計」ということが言われるのであるが、残念ながら私には「一秒がどのような基準で進められるのか」ということがよくわかっていないし、またこの内容が「10秒単位」で回っているのか、または「1秒単位」なのか、その辺もよく見えていない。まあなんとなく感覚的に進んだりもどったりするということで「世界の人々の危機感をあおっている」ということはよくわかるのであるが、その基準がわからないので、あまりこのことを重視したことはない。まあ、ブログのネタとしてはちょうどよいのかもしれないという程度である。
さて、要するに「印象を持たせて世論を動かす」ということであれば、まさに陰謀論の世界なので、この「終末時計」自体が「陰謀説」の一つになる。つまり片方で「戦争圧力」を起こしている陰謀があるとして、それに対して、その陰謀にカウンターの世論捜査を行ったのが「終末時計」という陰謀であるということであり、それを基準があるわけではなく、内容を「印象的に広める」為に数字を使って「進行度合い」を示すという手法をしているのである。
そもそも「人類滅亡」ということは、何も戦争や政治だけで行われるわけではない。もちろん異常気象もあれば、宇宙からの隕石などの衝突などもある。または、地殻変動や地震などもあるし、何よりも「惑星に寿命がある」という考え方をしている天文学者からすれば地球自体が無くなってしまうということも考えなければならない。また地球だけではなく太陽になんらかの限界が来れば、それでも人類は終わってしまう。それにもかかわらず、ロシアのウクライナ侵攻に関してのみ言及され、そのことで10秒も進むということは、やはり政治的な主張によって左右されていることは間違いがないようなのである。
もちろんそのことを否定しているわけではない。ロシアの核兵器使用などは、当然ん脅威であるしまたそのことを契機にして中国の台湾侵攻などが発生し、第三次世界大戦に発展するようなことになれば、人類滅亡は近いであろうし、そうでなくてもAIの発展からターミネーターの映画の示す未来になってしまうようなこともあるかもしれない。いずれにせよ、ロシアだけではなく人類滅亡の「芽」はたくさんあるのではないか。その目が全て検証しつくされているのかといえば、必ずしもそうではないようだ。
逆に言えば、この内容自体が「戦争に向かう」というよりは「ロシアに核兵器を使用させないようにするための世論誘導」であると考えればスッキリする。そのように考えるべきである。逆に言えば、このように誘導しなければ、ロシアに味方するような人も出てくるという危険な思想も出てきているということではないか。
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