「宇田川源流」 「敗色濃厚」と伝わるロシアから見える将来の図はどのようになるのか

「宇田川源流」 「敗色濃厚」と伝わるロシアから見える将来の図はどのようになるのか


 今年の2月24日のウクライナに侵攻したロシアに関して、このブログではなるべく書かないようにして来ている。実際に私自身がロシアに行っているわけでもなく、また、ロシアやウクライナの取材をしているわけでもないので、その内容をここで「見てきたように」つぶさに語ることはできない。一方で、毎日のように報道されている内容は、どちらかの陣営、特に日本の場合はウクライナ側の情報筋から流れてくるものばかりでありロシアの国内の内容はほとんど見えてこない状況にあるのである。そのような状況で、ブログを書いて、変更なく・公平公正に書けるかというとかなり難しい。

 もちろん、情報が入らないと手をこまねいているわではなく、それなりに何らかの動きをしている氏、またロシア国内からも様々な情報を得ていることはしているのであるが、その情報も断片的であり、すべてを繋ぎ合わせてもその信憑性を得られる内容ではないというように判断していることは間違いがないのではないか。

 そのように考えた場合、日本の報道がいかにもいかがわしく、またいい加減な内容でしかないというように感じるのだが、まあ、それでも彼らはそれなりに何らかの報道をしなければならなのであるから、メインキャスターを現地いかせるなどして、それなりの努力はしている。しかし、日本の多くのメディアは「日本人会」なるものを作り、現地のコミュニティの中に入り込んで取材できている人がいないのである。

 そのような情報をもってそれを語っても意味がないとは思う。

 そこで、今回は私の独自情報を入れながらこのブログを構成しようと思う。単純に言えば日本のマスコミ之報道だけでは情報は不十分であるということになるのではないか。

 

露反戦デモ参加者に招集令状

 ロシアの人権団体OVDインフォは22日、プーチン大統領がウクライナ侵攻のために出した部分的動員令への抗議行動をめぐり、首都モスクワで拘束されたデモ参加者に対し、警察署で招集令状が交付されたと明らかにした。反体制派は24日に再び反戦デモを行うと予告した。 【時事通信社】

2022年09月22日 23時04分 時事通信

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-1886052/

プーチン氏「部分的な動員令」に署名、予備役が対象 戦線拡大のため

 ロシアのプーチン大統領は21日、国民向けのビデオ演説で、ウクライナ侵攻をめぐり国内の「部分的な動員」を求める大統領令に署名したと明らかにした。

 ロシア国営タス通信が伝えた。動員は予備役の市民が対象になるという。

 タス通信によると、プーチン氏はウクライナでの「軍事作戦」は計画通り推移しているとした一方で、戦線の拡大のために兵力の招集が必要になったと主張した。招集は21日から開始するという。

 また、ロシア軍が占領するウクライナ東部と南部の親ロ派勢力が実施すると表明した「ロシアへの編入を問う」住民投票について、「住民の決断を支持する」と賛成する姿勢を明らかにした。

 プーチン氏は「西側が2014年にウクライナで戦争を開始した」「西側の目的はロシアの弱体化だ」などと米欧に侵攻の責任を転嫁。「軍事作戦は絶対的に不可欠で唯一可能な決断だった」と従来の主張を繰り返した。

2022年9月21日 15時50分 朝日新聞デジタル

https://news.livedoor.com/article/detail/22891512/

 さて、2月24日以降、ロシアはウクライナに侵攻する。そのウクライナ侵攻は「短期間で終わる」予定であったとされる。少なくとも半年間を過ぎて終わっていないということは想定されていなかったに違いない。

 さて、入ってきている情報では、プーチン大統領は、2014年のクリミア半島併合からその後ドンバス戦争があり、その中において様々な工作を行ってきた。もともと「その工作」はハイブリッド戦争といわrっるように民間工作やインターネットによるハッキングなどがあり、そして武器工場の爆破など様々な内容を行ってきたのである。

 そのために、2014年のドンバス戦争の最中にヤヌコヴィッチ大統領が民衆に追い出される形でロシアに亡命した。その後ボロシェンコが大統領になるがその治世の中において、かなり政治的な腐敗があり、国民の信頼はなくなっていた。実際にドンバスで戦争をしていながら、中央政府が完全に腐敗をしていたということから、国民の政治不信は大きなものになっている。その状況を作り出した上で、ゼレンスキー大統領になったのである。当然いコメディアン出身の大統領が収集できるような問題ではない。そこで、ゼレンスキー大統領の支持率が下がったところで、プーチン大統領は戦争を始めたのである。

 プーチンの計画では、すぐに刻印がウクライナ政府を離反し、ロシア側になびくという計画であったはずである。

 しかし、そのようにはならなかった。ゼレンスキーがキエフにとどまり、国民の信頼を得たのである。

 このことから一度亡命したウクライナ人は次ぐ次に戻りロシアと戦うようになった。特に、様々なところで戦うアゾフ大隊などが存在し、そのことによってウクライナが戦うことが徐々に美談になってゆくことになるのである。

 一方、ロシア側は核兵器での脅しをしながらも核を使うことはできず、また、そのことによって世界的な経済制裁を受けてしまうということになる。そのことによって、「長期戦争継続能勅」を受けることができない状態になる。そのために、長期戦になれば徐々に不利位なる。そのことがわかっているウクライナは、補給線を斬るということを行うことによって、ロシアの最前線を弱らせることになる。当然に、アメリカからのハイマースなどのミサイルは、ウクライナ領土内の補給線の破壊を行ったのである。一方攻撃を避けたいロシアの軍は原子力発電所を拠点に敵からの攻撃を避けるようにするが、しかし、それはIAEAに排除される結果になるのである。

 つまり、経済制裁と補給線の切断によって、最前線に補給がなくなりまたロシア国内における生活困窮ということになるのである。このことは戦争の継続能勅が失われ、なおかつ、戦争継続に関してロシア国内の政情が不安定になるということになるのである。

 さて、このような状況になってプーチン大統領は囚人や反政府系の人々を最前線に送ることになる。要するに、国内の反政府勢力を小さくし、そしてウクライナでの戦争を有利にするという「一石二鳥」を狙ったものでしかないのである。しかしこのことで国民の不信が出てくることになるのではないか。

 今後はロシア国内の「都市部以外の住民」の動向が大きなカギになってくるであろう。そのことはまた改めて解説をすることにする。

宇田川源流

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