「宇田川源流」 エリザベス女王崩御とそれに伴うイギリスの国民感情
「宇田川源流」 エリザベス女王崩御とそれに伴うイギリスの国民感情
9月8日(日本時間9月9日未明)、イギリスのエリザベス女王が崩御した。
まずは何よりも、エリザベス女王の崩御に対して、謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。
さてエリザベス女王の公務について考えてみよう。女王は、現地時間の9月8日に崩御した。その二日前の9月6日には、トラス新首相の任命を行った。普段ならバッキンガム宮殿で行うのであるが、さすがに体調が悪く、英北部スコットランドのバルモラル城から出ることが出来なかった。そのことから、イギリスの首相の任命式をイギリスから独立をはかろうとしているスコットランドで行うということになった。しかし、そのことがあっても、特に反対運動が起きるわけでもなく、また、トラス首相のスコットランド行きに関しても、特に大きな反対運動や妨害はなかった。これがイギリスの国民性であると思われる。日本とは全く異なるということになろう。
さて、そんなイギリスの女王が崩御した。現地時間で言えば8日に医師の管理下になり、公務も中止した。そして親族が集められ、家族が見守る中で息を引き取たという。
さて、話題になったのは、このイギリス国民だけではなく世界中を悲しみに包んだエリザベス女王の崩御について考えてみたい。まずは、なんといってもエリザベス女王といっても人間である。その為に、当然に寿命がくるときがあり、その時には崩御するということになる。しかし、一人の人間とsて無くなる方は少なくないが、しかし、女王となれば、その立場や影響力は格段と異なる。そのことをしっかりと考えなければならないのではないか。
その意味ではエリザベス女王が、このタイミングで崩御するということは、世界のバランスはかなり様々な意味で変わってくることになるでしょう。そのことはエリザベス女王自身が最も気にしていたに違いないと思う。ロシア・中国、女王陛下があまり好きではないということになるのであるから、その内容が今後チャールズ三世に引き継がれるということになるのであろうか。
ロンドン上空に二重の虹 エリザベス女王の容体発表後に
英国のエリザベス女王が亡くなった8日、ロンドンの上空に二重の虹がかかった。
ロイター通信によると、英王室からエリザベス女王の容体に関する発表後、バッキンガム宮殿では市民が続々と集まる中、上空に虹が出てきた。虹はテムズ川沿いの大観覧車「ロンドン・アイ」の上空でも見られたという。
エリザベス女王は、1952年に25歳の若さで即位し、君主を70年以上務めた。次の国王には、長男で王位継承順位1位のチャールズ皇太子(73)がついた。
2022年9月9日 9時33分 朝日新聞デジタル
https://news.livedoor.com/article/detail/22821485/
バッキンガム宮殿前、市民ら詰めかけ国歌の大合唱…雨あいの空には虹
【バルモラル(英北部)=笹子美奈子、ロンドン=工藤彩香】エリザベス女王が息を引き取った英北部スコットランドのバルモラル城には9日、市民が弔問に訪れ、城門前に花束をささげた。涙を流したり立ち尽くしたりする人がいて、山のように積み重なっていく花束には感謝の思いをびっしりとつづったメッセージカードも添えられていた。
自然豊かなこの地を女王はこよなく愛し、頻繁に訪れていた。バルモラル城は、夫のフィリップ殿下(昨年4月死去)から求婚された思い出の場所でもあった。
近郊に住むマリサ・サミュエルさん(55)は「女王は子供の頃からここに通い、きっと自分の家のように思っていた。最期の地として最良の地だったと思う」としのんだ。「私も母、子供と3世代にわたって身近に感じさせてもらった。誇りに思う」と語った。
バルモラル城から東に約70キロの英北部アバディーンから駆けつけたメアリー・アークレスさん(55)は「息子が生まれたばかりの時、車で通りすがりに手を振ってくれたのが忘れられない。生涯を英国にささげてきたことにありがとうと言いたい」と述べた。
ロンドンのバッキンガム宮殿前でも9日、市民らが追悼に詰めかけた。ロンドン在住のマリア・シリーナさん(28)は女王の即位70周年を祝った6月の記念行事「プラチナ・ジュビリー」のイベントに合唱団として参加したといい、「女王のために歌えたことは光栄だった」と語って花束を手向けていた。
バッキンガム宮殿前では8日、国歌の大合唱が始まり、雨あいの空に虹がかかった場面が注目を集めた。
2022年09月09日 23時12分 読売新聞
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12213-1860834/
さて、エリザベス女王の経歴や今までのことなどを話す必要はないとおもう。そのようなことを知りたい人は、ネットを調べればよいのではないか。
そのことよりも、どれほど多くの人に慕われていたのか、そしてその軌跡を信じる人がいたのかということが、上記二つのニュースで見えてくるのではないか。その内容を見てみれば、多くの人が心の中で希望の光を持つことになる。その希望の光が世界各国に広がるのはいつの事なのであろうか。
まさに、そのことを多くのニュースが示しているのではないか。本来は日本がその希望の光にあればよいはずではないか。
イギリスは今後「コモンウエルス」の復活という方向に向かうのではないか。民主主義陣営の中心になり、それを守る、立憲君主制の先進国として世界をどのように導くかということを考えてみたい。そしてそのことをしっかりと見てゆかなければならないのではないか。
エリザベス女王の崩御は、歴史の新しいページを開くことになる。その次のページはどのようになるのであろうか。
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