「宇田川源流」【現代陰謀説】 人民解放軍による台湾方位軍事演習で「何がわかったのか」

「宇田川源流」【現代陰謀説】 人民解放軍による台湾方位軍事演習で「何がわかったのか」


 毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。人知れず動いている「陰謀」は、なんとなく国民などの目から見ると何かおかしいと思ったり、物事の本質と異なる雨紛で大騒ぎしているようにしか見えないものになってきているのである。しかし、その内容があまりにもおかしくなりすぎると、なぜかそれがまた麻痺してしまうという人間の本質を使い、そのまま流されててしまうものではないか。

 陰謀によって何か国内が騒然とした後、数十年たってその時のことを思い起こすと「なぜあの時にあんなに騒いだのであろうか」ということなことは少なくない。現在の中国の天安門事件に関してもそうであるし、また2014年のクリミア半島やその後のユーロマイダン運動などに関しても同じように考えられることになっている。日本においても同じで「モリカケ事件」などは、いったい何が問題であったのか、結局「疑惑」とは、何がどのような疑惑になっていたのかというような話になっており、結局何も動ないというようなことにしかならないのである。そのような「なんだかわからない問題」に長時間空費し、そのうえで、国民が熱狂的に不満をぶつけるというような構造になってきているのであるが、まさにその「国民的な熱狂」を作り出すことと、その「国民的な熱狂を一方向に向けること」ということが陰謀の本質になりつつあるのではないか。

 現在話題になっているこことも、またこれrから話題になっていることも、そのことが「物事の本質から外れたところで盛り上がっている」のではないかということをしっかりとみてゆかなければならないのではないか。そのようなところの「違和感」や「疑問」を感じる能力そのものが日本人は非常に書かている状況があり、そのために日本人は、簡単に「国民的熱狂」を伴った陰謀に翻弄されることになってしまうのである。

 さて、例えば「尖閣諸島」に関して、いつの間にか尖閣諸島に中国の公船が来ることに関してニュースにもならなくなった。本当にこれでよいのであろうか。そして今回は与那国島である。

海空封鎖、物流に影響=中国の演習3日目―台湾

 【台北時事】中国軍が台湾を包囲する形で実施している軍事演習が6日、開始から3日目に入った。台湾国防部は6日、中国大陸に近い台湾の金門島に5日夜、所属不明の無人機延べ7機が進入したと発表した。馬祖列島でも所属不明の飛行体が目撃されており、中国が実施中の演習と関連している可能性がある。台湾周辺の広い海空域を封鎖する異例の軍事挑発で、物流への影響が広がり始めている。

 軍事演習は南部・高雄や北部・基隆といった国際港付近などで行われている。台湾政府関係者によると、一連の軍事活動が交通を妨げ、航空便のキャンセルや船舶の迂回(うかい)航行で経済的損失が出ている。関係者は「心配なのは軍事面よりも物流への影響」と打ち明ける。 【時事通信社】

2022年08月06日 11時42分 時事通信

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-1793057/

米、空母派遣し警戒監視 台湾近海、中国軍能力「丸裸に」

 【ワシントン共同】米軍は台湾近海に艦艇を派遣し、中国軍の大規模演習を監視している。原子力空母ロナルド・レーガンや強襲揚陸艦トリポリが展開。不測の事態を警戒しながらも、中国軍の能力を「丸裸にする好機」(軍事関係者)とみて、情報収集・警戒監視・偵察活動を進めている。

 国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は4日の記者会見で「ロナルド・レーガンは状況監視のためにとどまる。当初の予定より少し長くいることになる」と説明した。

 米海軍筋によると、ロナルド・レーガンを中核とする空母打撃群は台湾南東のフィリピン海に展開。トリポリも台湾東側の海域に位置した。

2022年8月5日 16時10分 共同通信

https://news.livedoor.com/article/detail/22626604/

 一つの記事で二つの陰謀を書いてゆこうと思う。

 まず一つ目は上記に書いたような「国民的熱狂」である。中国は「常態化」を目指しているという。つまり「台湾の周辺で軍事演習を行うことを常態化するということを意味美している。このことはウクライナの周辺であるベラルーシで軍事演習を常態化し、そのまま侵攻したロシアのウクライナ侵攻に近いものを感じる。

 中国な「なし崩し的に常態化する」ということを普通に行う。これは中印国境紛争でも同じであるし、また、香港においても、また、そのほかの国においても全く同じである。そこ射あるのは「国内法」という内容であり国際法や条約を守るものではない。要するに「違法状態をおそのまま放置させ、その違法状態を常態化させて特権であるかのようにふるまう」ということを行うのである。まあ、日本で言えば暴力団の手法に似ているということにである。

 このことは、まさに中国の手法であり国際社会として完全に対処しなければならないということになる。しかし、この中国の手法こそが中国を「威圧だけの張子の虎」という評判にしていることを知るべきでもある。

 というのは、今回の内容で「中国が台湾進攻で何を行うのか」ということがよくわかったということになる。本土からのミサイル攻撃と、日本の与那国島までの海上封鎖ということになる。つまり、日本と台湾海峡周辺に国際的な船が多くいる間は、台湾進攻はできないということを意味しているのであり、そのまま大戦争になるということを意味している。

 日清戦争の時もそうであるが、中国は「自国の軍威発揚」ということから最新鋭戦艦である定遠・鎮遠を日本に開校させて威圧しているつもりであるが、「坂の上の雲」によると、この時に東郷平八郎は軍紀が乱れているということをを見抜いたことになっている。いずれにせよ、「兵器」は素晴らしくても「中国人」はsれを運用できるだけの軍人になっていないということは明らかであり、そのことが、大きな内容になってくる。

 今回、この軍事演習が話題になっているが、それ以上に見なければならないのはアメリカの空母による情報収集であり、その内容をいかに考えてゆくのかということが最も重要なのである。

 戦争というのは現代になってより一層「情報戦」のところが強くなってきている。その中国の根拠港の三亜基地においても、すでにコロナが蔓延して混乱をしていることなどを考え併せて、今回の内容を見てゆかなければならないのではないだろうか。

宇田川源流

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