「宇田川源流」【現代陰謀説】 すでに民間用と軍事用の区別がつかなくなった現代社会の科学技術

「宇田川源流」【現代陰謀説】 すでに民間用と軍事用の区別がつかなくなった現代社会の科学技術


 金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。さて、陰謀説も何もないのであるが、実は私自身が8月1日から新型コロナウイルス感染症に罹患し発症してしまったがために、あまり思考力もなく、また、正直に言ってこの文章を書くために体を起こしているのがつらいということになっているのであるが、それでも、このブログなどはお約束なので、続けようと考えているのである。

 そのように考えると「コロナウイルス陰謀論」が様々にあったような気がする。あえて「様々に」と書いたのは、この陰謀論の中にも様々なものがあるということである。コロナウイルスそのものが中国の陰謀・アメリカの陰謀というような話から、その陰謀に重ねてワクチンが陰謀で人口抑制するなどの話、そのワクチン外交で外交上に恩を着せて債務の罠のように「ワクチンの罠」を仕掛けたというような話など、まあ、コロナう井する陰謀も百花繚乱であるということになる。私の場合、その発生源の中国において何らかの問題があるということはある。基本的にはそこが主要因でありその後のワクチンなどは副次的な産物になるのであるから、皇月的な内容にしかならない。コロナが流行する前からそのことを考えていられるほど、世の中は暇ではないはずだ。逆に言えば、「この時期にコロナウイルスが流行する」ということをわかっていなければその準備などはできていられないし、それならば自分の国は被害がないようにしているはずであろう。

 このように考えると副次的陰謀論のほとんどは、陰謀論の大好きな日本人の「創作」言い換えれば「ファンタジー」ということになる。まあ、それだけ平和で暇なのである。

 さて、そんなことを言っていられないのが、コロナである。体の関節が痛み、熱が出るという者であるが、基本的にはインフルエンザとあまり変わらない。症状的にはインフルエンザも肺炎になったりインフルエンザ脳症になれば命の危険があるのだから区別する理由がよくwかあらないということなのであろうか。唯一違うのは、「すでに減煮がt打で尽くしている」か「これから変異がただで手また新たな菌に生まれ変わるか」というところであろう。

 いずれにせよ、これがもしも生物兵器であれば、大したものである。

学術会議、軍民「両用」技術の研究を容認…「単純に二分するのはもはや困難」

 国内の科学者の代表機関である日本学術会議(梶田隆章会長)は、軍事と民生双方で活用できる「デュアルユース(両用)」の先端科学技術研究について、軍事に無関係な研究と「単純に二分することはもはや困難」とし、事実上容認する見解をまとめた。

 学術会議は軍事目的の研究に一貫して反対する立場だが、安全保障に絡む研究の推進が重要視される中、踏み込んだ考え方を示した形だ。

 梶田会長が、小林科学技術相にあてた25日付の書面で見解を示した。

 見解では、「科学技術を(軍事への)潜在的な転用可能性をもって峻別(しゅんべつ)し、その扱いを一律に判断することは現実的ではない」と指摘。研究の進展に応じて、研究成果の公開と安全保障面の配慮のバランスを慎重に考慮するなど、研究者や大学などの研究機関が研究の進め方を適切に管理することを求めた。

学術会議はこれまで、科学者が戦争に関与した反省などから、1950年と67年にそれぞれ「軍事目的の科学研究を行わない」などと表明。2017年にも防衛装備庁の研究制度に懸念を示す声明を発表した。

 ただ、科学技術の急激な進歩により、軍事と民生の区別をつけるのは難しくなっている。例えば、宇宙分野の技術は軍事的に有用である一方、通信や防災分野でも欠かせない。ワクチン開発も生物兵器の技術につながる面がある。そのため、学術会議の慎重な姿勢が「イノベーション(技術革新)を妨げている」などの指摘もあった。

 政策研究大学院大の隅蔵康一教授(科学技術政策)は「多くの可能性につながる研究を規制するのは、科学の発展にプラスにならない。そのため、今回の見解は現実的な判断だと思う」と話す。

2022年7月27日 5時5分 読売新聞オンライン

https://news.livedoor.com/article/detail/22570920/

 さて、このワクチンが兵器になるという場合を考えてみよう。このコロナウイルスがもっと致死率が高く、ワクチンを打たなければほぼ死んでしまうというような状況である場合、ワクチンは「生物兵器に対する唯一の防御兵器」ということになる。もちろんそれを併記というのかどうかということは非常に大きな問題になるのであるが、しかし、実質的に「味方にだけワクチンを配布し、的にはワクチンを配布しない」となれば、当然にワクチンそのものが兵器化することになる。つまり、ワクチンや治療薬を作ることそのものが実は「兵器産業」に与していると解釈される場合があるのだ。

 ちなみに、今我々が普通に使っているもので兵器由来のものは少なくない。まずは缶詰・キャタピラー・ペットボトル・カーナビゲーションシステム・ラジコン飛行機・どれを取っても兵器由来のモノばかりである。そもそも「ダイナマイト」も、開発当初は土木工事用であったが、それを兵器として使われたことから、ノーベル賞が出てきたのではなかったか。

 要するに「軍事に関連するから研究しない」などという詭弁は、実際にはよくわからないというか、現実の社会を全く見ていないということに他ならない。日本の学術会議などは要するに「現実社会から乖離された非常識人の集まり」ということである。

 もっと古くの戦争を研究してみればもっと面白く、日本の城攻めでは「石(礫)」や「熱湯」が兵器になっていたのであるから、兵器につながる内容は研究しないなどといって、何を言っているのかよくわからない。

 要するに「そのようにして自分の政治的な主張を通そうとしただけ」なのか、あるいは、「現実を全くわかっていない」のか、どちらかでしかなく、いずれにせよ現実離れしていて役に立たないということを意味している。

 逆に言えば「陰謀説」的にいえば「学術を必要以上に崇め奉り、社会的な権威として扱う風潮」こそ、問題視されるべきでありそのような風潮を作り出すことそのものが陰謀の一つであるということになろう。現実離れした一部の人々の意見をそのままここに並べてしまうのであるから、そのように解釈されても仕方がないということになる。

 実際に「何に陰謀が含まれているのか」ということを考えなければならない、基本的には無意識の価値観の中に陰謀が含まれることが多いのでそこに気を付けるべきであろう。今日はコロナが苦しいのでこのへんにしておく。

宇田川源流

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