「宇田川源流」【土曜日のエロ】 逃げることのできない留置施設でわいせつ行為をするという警察官のモラル

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 逃げることのできない留置施設でわいせつ行為をするという警察官のモラル


 今週も「土曜日のエロ」のひになった。本当に毎週ちゃんとエロのネタがあることには、なかなか有難くも何とも言えない部分がある。単純に、エロスというものは、人間の本質であり、その本質をどのように表現するかということが大きな問題になる。通常は恋愛や告白といった内容で表現されるものであるが、一方的になってしまうとストーカーというような話になてしまうし、自分で抑えきれなくて暴発してしまうと、わいせつ犯罪というような感じになってしまうのである。

様々な意味で社会的な抑制が強いこの時代において、その抑制をストレスに感じてしまうと、そのストレスをどのように発散するかということに繋がることになる。実際に、ストレスをうまく発散することができないと、内に閉じこもる人は精神を病んでい舞い、外に排除する人は犯罪が起きてしまうというようなことになってしまうのである。

特に、今週様々に言われている経済の問題、例えば記録的円安であるとか、物価の上昇などにおいては、経済的な問題もストレスの一つになってしまうということになる。そのことは、そのまま男性の場合(最近では女性も徐々に浸透しつつあるが)風俗営業などに行くことができなくなってしまい、そのことからストレス発散の方法が一つ減ることになってしまうということになる。当然に、そこにおいて本来は何か我慢することになるし、また、我慢しなければならない状態であるのだが、残念ながら、そのようなことができない状態の人が少なくないのではないか。

ある意味で、教育そのものが「理不尽に耐えること」や「うまくストレスを発散すること」がうまく教えられていないということも一つの原因であろう。教育の中において、「権利」を強調することをしてしまうと、自分の好き勝手することに関して、それが権利であると勘違いする人が出てきてしまい、その権利に関しての義務や責任をはき違えてしまっている人が少なくない。しっかりとそれを教えなければならないが、残念ながら、日本の教育は偏差値にかかわるところばかりを重視し、その辺のところを全く教えてきていないのである。そのために、昨今では「しっかりとした地位のある人」や「本来であれば国民を守る人」が、なぜかわいせつ犯罪を起こしているということになる。

ないはずの「3本目のカギ」自由に使えた…留置施設の居室開錠、女性にわいせつ行為

 存在しないはずの3本目の鍵があった――。勾留中の女性にわいせつな行為をしたとして岐阜県各務原市、元大垣署留置管理課巡査長杉山泰弘被告(32)が特別公務員暴行陵虐罪に問われた事件。岐阜地裁で15日に行われた初公判で検察側が明らかにしたのは、同署のずさんな留置管理の実態だった。他署の幹部からは「なぜそんなずさんな鍵の管理がされていたのか」との声が上がっている。

 公判で検察側は、同署は内部規定で、署内の留置施設の鍵の数を2本と定め、1本は日中に留置管理課長が、当直態勢時にはその日の当直長が管理し、もう1本は、予備として使わずに保管するよう定めているとした。

 冒頭陳述などでは、署内には当時、鍵が何らかの理由で3本存在し、そのうち無施錠の引き出しに入れられて管理されていた1本は、課員が自由に使える状態だったと指摘。杉山被告はこの鍵を使って、他の警察官の目を盗んで留置施設の居室内に入り、好意を持った勾留中の女性に複数回、わいせつな行為に及んだと主張した。

 また、証拠調べでは、同署の別の警察官が「鍵が3本あり、勤務当初は違和感を持ったが、大垣署は大きい署だからだと思った」と述べた供述調書も読み上げられた。

 県警は2月、杉山被告を懲戒免職とした際、居室の鍵の管理を怠ったとして、当時の同課課長だった50歳代警部を減給100分の10(6か月)の懲戒処分に、署長ら同署の警察官13人を本部長訓戒などとした。県警は当時、「留置管理課長の判断で、留置者の管理業務をスムーズに行うため、看守が鍵を自由に使える状態にしていた。不適切な管理体制だった」と説明したが、鍵が規定の本数より多かったことは明らかにしていなかった。

 鍵が3本存在したとされたことについて、県警監察課は、「保安上の規定で答えられない」としている。ある警察署幹部は「どういった経緯で鍵の数が増えたかは定かではないが、大垣署の管理はあまりにずさんだ」と話した。

2022年04月16日 12時38分 読売新聞

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12213-1581825/

 岐阜県各務原市、大垣署の留置施設で、拘留中の女性にわいせつな行為をしたとして、巡査長が罪に問われた。

基本的に拘留施設というのは、罪を犯したとされる被疑者(まだ逮捕されても、罪が確定しているわけではないのであくまでも被疑者という扱いになる)を、逃亡しないようにまたは、証拠などを開山・隠ぺい・隠滅しないように現状のままに保存をし捜査に支障をきたさないために、監禁する場所である。まあ、表現は良くないのかもしれないが、わかりやすく言えば、牢屋の中に閉じ込めて、逃亡を防ぎ、犯罪現場を保全するための施設ということになる。

ということは、交流施設内殻は基本的には逃げることができないということを意味しているのであり、その部屋の中において過ごす以外には方法がないということになる。

そこのカギをもって、刑務官または留置場の職員が中に入ってきても逃げることはできない。その辺は、留置場職員は、逃がさないための番人でありなおかつ、中で自殺などの自傷行為をしないための監視ができるように見えるように敷いておくということが必要条件となる。つまり人間の体は通れないが、視界は聞くということになるのであろう。

さて、その状況において留置場職員に襲われた場合、当然に逃げることはできないのであり、抵抗は多少できても暴行を受けてしまうということになる。要するに逃げる場所がない所で暴行(レイプ)う受けるということになる。

さて記事の中心は「三つ目の管理されていない鍵がある」ということが書かれているということになり、そのうえで、「留置管理課長の判断で、留置者の管理業務をスムーズに行うため、看守が鍵を自由に使える状態にしていた。不適切な管理体制だった」<上記より抜粋>というように書かれている。

つまり、今回の容疑者以外にもそのような暴行を行うということが可能であった、もしかしたらやっているかもしれないということなのかも知れま。そのように考えれば、そもそも「三つ目のカギ」というのがいつからあって、何人がそのような話になったのかということ、誰がそれを使っていたのかということに繋がるはずである。

そのうえで、この逮捕された巡査は「この巡査だけ嫌われていて、無理やり暴行をしたので、訴えられてばれてしまった」ということなのか、それとも他の人々はしなかった、または何か別なことをしていたのかもしれない。想像と妄想は実にたくさん行われることになるが、まさに、そのようなことが普通に行われるという環境であったし、また、それを捜査できない事情があったのではないかというような感じになるということになる。

まあ、ある意味でストレス発散でも、このように特権を使ったものは何か面白くないのであるが、それで本当に良いのであろうか。エロはもっと・・・・・。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

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