「宇田川源流」【土曜日のエロ】 バストの大きさで入園を止められるという「二つの意味の差別」

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 バストの大きさで入園を止められるという「二つの意味の差別」


 今週も土曜日のエロの日になった。今週もニュースといえば北京オリンピックの熱戦と、ウクライナの緊迫した情勢、そしてオミクロン株と三回目のワクチン接種が、日本のマスコミの主なニュースになっていたのではないか。まあ、オリンピックは季節ものであり、なかなか興味深い。このように書くと「北京で行われているから」「審判の判断がおかしいから」などといって、あまり注目していない人がいる。もちろん、私自身はウインタースポーツは好きなので、私は意外と見ているのであるが、それだけでは無く「なんとなく怪しい中国での大会」という意味で、もっと言えば、これを競技としてみている世界の人々の多くが、中国という国とIOCに対して不信感を持ってゆくというようなこのプロセスが、競技とは別に、なかなか面白いところがある。

その極め付きがスノーボードハーフパイプの平野歩夢選手の二回目の疑惑の判定や高梨沙羅選手のスーツ規定違反、ということもあるし、またフィギュアスケートのロシアのカミラ・ワリエワ選手のドーピングの問題などもあります。これらに関してはオリンピック閉会後、私の言いたいことを言える機会があればいいと思いますが、まあ、私がここで何かを言ったからといって、あまり大きな影響はないと思いますので、別に今日でもよいのですが、さすがに「エロ」と「オリンピック」はあまり関係がないので、ここではいずれにせよやめておくことにしよう。

一方、ウクライナに関しては、なかなか興味深いところが少なくない。この件に関しては、現在は「基礎編」ということで、毎週月曜日に連載している有料メルマガに掲載しているし、また3月からは、オンラインサロンの方でしっかりと分析してゆきたいと思う。なお、オンラインサロンの方の内容は、基本的には他の報道では見ることのできない内容を書いてゆこうと思っているので、簡単に表に出さない内容にするが、それだけにしっかりとした内容を、ある程度結果が見えてから行いたいと思っている。

さて、そのように「今週のニュース」の中ではエロにつながる内容がなかったので、それ以外の話でエロいニュースを見てみたい。そもそもオリンピックとオミクロンとウクライナしかニュースがないので、他のニュースがあると目立つのである。

「胸を覆う服に着替えて」テーマパーク入園を止められた大きい胸の女性、差別を感じたとSNS投稿し賛否

 胸の大きい女性を魅力的だと感じる人は少なくない。海外では、その大きい胸が原因で、テーマパークの入園に「待った」がかかることがあるようだ。

 アメリカ・フロリダ州の人気テーマパークを訪れた女性が、胸を覆わないと入園できないと注意され、その様子を自身のSNSに投稿して話題になっていると、海外ニュースサイト『Daily Mail』『New York Post』などが2月1日までに報じた。

 報道によると2021年6月、26歳の女性は友人女性(年齢不明)とともに、同州オーランドの人気テーマパークを訪れたという。女性らが入園しようとしたところ、ゲート手前でテーマパークのスタッフに止められたそうだ。理由は「女性の胸」だ。女性は、スタッフから「Tシャツを着るか、胸を覆う服に着替えてください。これでは入園はできません」と告げられたそうだ。この日、女性は、スポーツブラのような白いトップスに、スパッツのようなタイトなパンツを履いていた。

 幸い、友人が車の中に上着を置いていたそうだ。女性はその上着を借りて着用し、入園ゲートに戻った。女性らは無事入園できたという。

 女性は最近になって、そのときの様子をSNSに投稿。動画内で女性は「この日は暑くて、私と同じような格好をしている人は他にもたくさんいるのに。私の服装は、テーマパークの服装規定に違反していない」と話している。 

 続けて、女性は「入園を止められたのは、私のような天然バストでも大きい胸だと、他のゲストを不快にするから」だと主張。「私は胸が大きいからターゲットにされて、恥ずかしい思いをした。胸の小さい女性はなんでも着られるのに、大きい胸だと性的に見られてしまう。胸のサイズで差別を受けているように感じた」と語っているという。動画はすぐに拡散され、女性のSNSのフォロワーは160万人にまで増えたそうだ。

 女性の投稿を受けてネット上では、「テーマパークは子ども連れが多いし。露出の高い服装は注意されても仕方ないと思う」「スポーツブラというよりもビキニに近い気がする」「差別じゃない。アトラクションに乗ったらポロリする。子どもに悪影響だからだ」「女性は分かってやっている」「注目を集めたいだけの動画配信者」などの声の一方で、「胸が大きいだけで、性的な目で見られる。本当にイヤ」「胸が大きいと、オーバーサイズの服を着なくちゃいけないの?不公平だ」「女性と同じ服装している人を止めないのが問題。平等に接しないと」などの声も上がっている。

 体型は人それぞれだが、着る服には幅広い選択肢がある。相手を不快にさせない配慮は必要だが、何よりも自分が嫌な思いをしないために、TPOに合った服装選びは必要なのかもしれない。

2022年02月10日 06時00分 リアルライブ

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12184-1464189/

 さて、前半の今週のニュースとは全く異なる内容になってしまった。それでもなかなか面白いので、今回はこのニュースをしてみようと思う。

アメリカのフロリダ州のテーマパークで、棟の大きな女性が入園を断られたという。先に言っておくと、フロリダは、基本的には「常夏」という言葉がもっとおよく似合う場所である。私自身は行ったことが無いが、しかし、ドラマなどでは見ることができる。私の小さい頃は「マイアミ・バイス」などの刑事ものが有名であったが、常に半そででサングラスというような刑事のスタイルが面白かったことを記憶している。ドラマなどで無ければ、トランプ前大統領のゴルフクラブがフロリダにあり、安倍元首相がそこに行ってゴルフをしたのは記憶に新しい所であると思われるが、その時もみな半袖のラフな格好になっている。

当然にそのように「温暖で」「マリンスポーツ」が盛んな場所のテーマパークとなれば、水着のまま入場ができる、など薄着や肌の露出が高いということがあるのではないか。日本でも、例えば東京のサマーランドのように、水着のまま遊園地ゾーンに入ることができる(少なくとも昔はできたのであるが)のである。

さて、そのようなときに女性が入園を止められたというのである。

女性らが入園しようとしたところ、ゲート手前でテーマパークのスタッフに止められたそうだ。理由は「女性の胸」だ。女性は、スタッフから「Tシャツを着るか、胸を覆う服に着替えてください。これでは入園はできません」と告げられたそうだ。この日、女性は、スポーツブラのような白いトップスに、スパッツのようなタイトなパンツを履いていた。<上記より抜粋>

まあ、この文字だけでは何とも言いようがないのであるが、女性は少なくとも明らかに棟が開いたか、または水着のままであったのか、まあ、要するに刺激的な姿であったことがわかる。そして、その女性がそのようにして入園しようとしたということは、「過去はそのような姿で入ることができた」ということになる。

必要以上のジェンダーハラスメントやセクシャルハラスメントの認定は、まさにこのようなことが行われることになる。女性の主張が男性に対してそのようなハラスメントを辞めるようにということを言うのであるが、逆に言えば、「そのようなハラスメントを予防するために、露出の多い服装を女性も慎むべき」というようなことが当然になってくる。男女平等であるということは、当然に「女性」も我慢すべきところは我慢すべきというような平等の負担を強いられることになるのである。そうでなければ「女性」というのは生まれながら特権を持っているのと同じになってしまうのである。

さて、ここまでを理解していただいたうえであえて言うと「胸が大きいというのは、エロいのか」ということになる。さて「胸が大きい」というのは、べつにほんにんがすきでなているわけではない。もちろん美容整形などで大きくしている人は別にして、そうではないと「肉体的な特徴」である。これは男性の股間に関しても同じで、なかなか鍛えて大きくなったり小さくなったりするものではないのである。

「この日は暑くて、私と同じような格好をしている人は他にもたくさんいるのに。私の服装は、テーマパークの服装規定に違反していない」<上記より抜粋>

単純に言えば、「武重が大きいというだけでエロい(または青少年に悪影響を及ぼす)」というような感覚にとらえられてしまったということになるが、これは、先天的な肉体的な問題に対して、それをエロいと判断されたということになる。逆に言えば、同じ入り口から水着などで入園できた人は、「お前は貧乳である」と断定されたということになる。これはこれで、なかなか興味深いことであり、「貧乳はエロくない」という勝手な判断があり、「貧乳好き」の人がいるとすれば、それを完全に無視した(または貧乳好きのために貧乳の人はわざとそのまま通したのかもしれないが)ということになるのである。

要するに「胸の大きさ」で全てが変わってくる。まあ、本来であれば「客観的な基準」が必要なのであろうが、なかなかそのようになっていないところに、今のジェンダーの問題があるのではないか。

宇田川源流

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