「宇田川源流」【現代陰謀説】 韓国とロシアの共通項と根本的な北方領土問題の解決
「宇田川源流」【現代陰謀説】 韓国とロシアの共通項と根本的な北方領土問題の解決
金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。基本的に日本というのは、どうも淫靡王都化が好きな割には、その陰謀に関する感覚が少ない。基本的には自分たちの世界では存在しない「おとぎ話」か何かの延長線上であると思っている人が少なくない。そのために、なぜか陰謀論というのは、基本的には幽霊やUFOと同じ「サブカルチャー」のカテゴリーに分類されている。しかし、本来は「現在も実際に存在している」のであり、同時に、その内容によって世界の政治や歴史がかなり大キック動いているのである。
例えば、数年前アメリカのCIAがドイツのメルケル首相の会話を盗聴しているのではないかという事件があった。実際に、そのような事件は当然のように存在していてもおかしくはないし、また、数年前のサウジアラビアのジャーナリス、トカショギ氏の暗殺事件などに関しては、その盗聴データがあったので、事件の内容が明らかになったのである。
日本でも、2010年、日本のコメや農産物を中国に輸出し、その最先端の技術を中国に渡してしまうというような事件が存在し、当時の民主党政権における鹿野道彦農水大臣や樋口議員などと、中国の外交官でスパイでもある李春光との裏のつながりが明らかになった事件があった。
スパイ事件は日本も全く無関係ではない。いや、単純に気付かないだけで、日本はかなりスパイに様々な情報を取られているということになるのだ。そのことの自覚がないだけであり、それは、くだらない陰謀論をいう人物が多すぎるからに他ならない。そのような人が排除されるまで、陰謀というものがしっかりと見直されることは少ないのかもしれない。そのようなことをしている間に、日本は本当に陰謀で滅びてしまうのかもしれないと思うのである。ある意味で、日本は、その方なくだらない先導者によって滅ぼされてしまうのではないかという危機感を募らせているのである。
さて、今回は、そのような陰に隠れた陰謀ではなく、ロシアが何を考えているのかということが大きな問題になってくるということになる。私のブログもそうなのであるが、北京pリンピックもあり、またアメリカのバイデン大統領が中国の事ばかり、そして日本の企業や日本のマスコミが中国に様々な意味で買収されているということから、どうしても中国の事ばかり見えてしまうということになるのだが、実際に、日本にとって脅威となるのはロシアもその中に入る。ロシアに関しては、ある意味で安倍=プーチン時代は、それなりにうまく行っていたが、河野太郎が外務大臣の時に、その関係を完全に壊してきてしまった。そのことからロシアは中国に近付いていたが、それでもトランプ大統領の時代は米ロ関係を保っていた。しかし、バイデン大統領になってそのロシアが変質しつつある。その兆候をつかみ取らなければならないのではないか。
北方領土、ロシア副首相が「開発に韓国を招待」…日本への揺さぶりか
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2021年12月08日 20時06分 読売新聞
【モスクワ=田村雄】ロシア政府の発表によると、極東開発を統括するユーリー・トルトネフ副首相は7日、ロシアが北方領土への外資誘致を目的に一方的に準備を進める特別地区について、韓国に参加を求めた。韓国の洪楠基(ホンナムギ)経済副首相とオンライン形式で開いた会談で、「クリル諸島(北方領土と千島列島)の開発に韓国を招待する」と述べた。
露政府は、投資企業に関税や法人税などを減免する優遇期間を当初の10年間から20年間に延長する方針も示し、参画する企業を集めようとしている。韓国などへの働きかけを通じ、特区の設置を認めていない日本に対する揺さぶりを強める狙いもあるとみられる。
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12213-1369145/
さて、日本とロシアの間においては「領土問題」ではなく「日本の領土をロシアが不法に占拠している」という事件が継続している。後論北方領土の話である。
この問題は、実は昭和20年にさかのぼる。日本は、天皇陛下が終戦宣言を行った8月15日、つまり玉音放送の流れた8月15日の正午に戦争が終わったと考える人が多いし、公式にもそのようになっているようで、カレンダーなどにも「終戦記念日」と書いているのは、8月15日になっている。
しかし、国際的には終戦の条約を締結した時、つまり東京湾上のアメリカ戦艦ミズーリにおいて、日本側を代表して重光葵外相、梅津美治郎参謀総長、連合国を代表して連合国最高司令官のマッカーサー元帥が署名した9月2日、またはその翌日の9月3日とする国が多い。中国などは戦勝記念日は9月3日であり、またアメリカなどでも周船尾は9月2日としている。この間にロシアはほぼ無抵抗の日本の千島列島から北海道に進駐するように軍を進めていたが、日本軍が反抗したこと、そしてロシア軍が任軍よりも弱かったことから、9月2日にはまだ現在の北方領土の手前までしか占領できず、国後島まで占領したのは、9月8日になっている。
さて、もう一つ戦後で領土に関する内容を持っているのが竹島問題の韓国である。この問題に関しては今回の主題とは少し離れているので解説はやめておく。
さて、ロシアは、日本との関係において「日本に威圧するため」に、この同じ領土問題を抱えている韓国及び、北方領土の開発などを働きかけるということである。まさに、日本に対して圧力をかけるだけでなく、日本そのものの世論をうまく巻き込むというだけではなく、また、アイヌ民族問題の高まりなどから、76年越しに、北海道のロシア編入を試みているということを考えてもよいのかもしれない。日本は、そこまで団結力を失った九人あってしまったということを意味しているし、またアイヌ問題などにはそのような裏(陰謀)が隠されていることは間違いがないのである。
さて、このような状況に対して、日本はいつものごとく「遺憾」を表明するだけで、何も良いことはないのである。実際に、北方領土の開発や、「サハリン2」といわれる天然ガス開発、また、北海航路開発などにどれくらいの金額を当時つぃるかわからない。実際は数兆円レベルでも足りないくらいの金額が投じられているが、そのようなことをしながら、ロシアがこのようなことをしてくるのである。そのことに関して対抗策を考えるといっても、何もできないということになる。そのような関係でありながらただ漫然と金を払い続けなければならないと意「実質的朝貢外交」しかできないのが現在の外務省の外交なのである。
では根本的にどのように直さなければならないのか。基本的には周船尾の所からしっかりと直さなければならない。そのことを交渉できるネゴシエーターがいないのが日本である。というよりは、当時の天皇陛下の言葉の意味などを正確に外国に伝えられるだけ、外務省の役人も、外務大臣も「日本」を知らないということになる。それでよいのか。
自分自身のことを知らない国の人々が、陰謀にさらされて危機に陥る。そのような国になってしまったことを嘆くしかないのであろうか。
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