「宇田川源流」<現代陰謀説> 中国は台湾攻撃の準備を進めアメリカは中国に圧力をかける外交戦争の舞台裏

「宇田川源流」<現代陰謀説> 中国は台湾攻撃の準備を進めアメリカは中国に圧力をかける外交戦争の舞台裏


 金曜日は現代陰謀説をお届けしている。現在に息づいている陰謀をなるべく解き明かして、その内容に関してみなさんに知ってもらうということを目的としている。もちろん、ここに書いている内容がすべてではない。しかし、少なくとも日本のマスコミなどとは違う内容になっているのではないか。

 このブログは、基本的にはニュース化一節ということにしているので、それ以外の事情で知った内容の多くを排除して書いているつもりだ。もちろん、それ以外の情報を書いてもよいのであるが、そのような内容を期待している人も少ないし、また、その内容をここで出す必要もない。それよりもここで書く内容は、今公開されているニュースを読むだけで、どれだけ世の中の陰謀に近付くことができるか、ということを考えて作っている。つまり、このブログの読者の皆さんも、読み方を変えたり、注意深く見てゆけば、ほぼほぼ同じような解釈にたどり着けるはずであるということを書いてゆきたいと考えているのだ。

 このようなことから、「確信犯的に」陰謀を書かないでそれも理解しているマスコミやジャーナリストは「書いていますよ」というような言い訳をする。一方だいたい9割に近い記者やジャーナリストは、それに気づくこともないというような感じになってゆくことになる。つまり、「書いていますよ」という人は、何らかの関係で「若手ちながら書くことができない」ということであり、それは、「敵方に身を売ってしまっているから真実を書くことができないでオブラートに包んだ言い方しかできない」のか、あるいは、「上層部がすでに買収されてしまっているので、まともなことは書けないので細工をして書いた場合、いずれに場合も存在するが、しかし、いずれにせよ「知っている人やわかってる人が、その真実を書くことができないような言論空間が日本にはあるということになる。

 そのような中で陰謀をしっかりと見極めてゆかなければならない。そのことが見えてなければ、日本は正しい情報であってもそのことを国民が知らないままで「民主主義」が行われることになってしまうのである。

 では、その結果何が起きるのであろうか。陰謀はかなりのコストと時間、そして人材や資材が必要になる。その内容はすべて国家や団体の利益のために行われることになる。そして、その国家や団体の利益が最終的に尽くされない場合は、戦争ということになる。まあ戦争という定義が複雑であれば、武力衝突という言い方でも構わないのであるが、しかし、そのような穏やかならざる内容に、まとま名情報を持っていない国民がそのまま突入することになるのである。

 それでよいのであろうか。

砂漠に米空母模した標的/中

 【ワシントン=蒔田一彦】ロイター通信などによると、中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠に、米軍の原子力空母やミサイル駆逐艦を模した標的が複数造られていることが、米企業の衛星写真で判明した。中国軍が対艦弾道ミサイルの実験などに使っているとみられる。

 10月に撮影された写真には、空母1隻と駆逐艦少なくとも2隻をかたどった実物大の標的が写っていた。このほか、全長約75メートルの船形の標的が、幅6メートルのレール上に置かれている様子も新たに確認された。動いている艦艇への攻撃を想定した訓練に使われている可能性があるという。

 中国は有事の際に米軍の接近を防ぐ手段の一つとして、対艦弾道ミサイルの開発に力を入れている。中国軍は昨年8月、「空母キラー」とも呼ばれる対艦弾道ミサイル「東風(DF)26B」と「DF21D」の発射実験を行い、南シナ海を航行中の船を標的にしたとされる。

 米国防総省のジョン・カービー報道官は8日の記者会見で、衛星写真は見ていないとしつつ、「インド太平洋で中国軍による威嚇や高圧的な行動が増えている」と懸念を示した。

2021年11月09日 21時39分 読売新聞

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12213-1326293/

米国務長官 中国政府による台湾当局への圧力に懸念示す

 アメリカのブリンケン国務長官は、米中首脳によるオンラインでの会談を前に、日本時間の13日に行われた中国の王毅外相との電話会談で、台湾海峡の平和と安定はアメリカにとって長期的な利益だと強調し、中国政府による台湾当局への圧力に懸念を示しました。

 日本時間の16日に予定されている、アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席によるオンラインでの首脳会談を前に、ブリンケン国務長官と王毅外相は日本時間の13日、電話会談を行いました。

 アメリカ国務省の13日の発表によりますと、この中でブリンケン長官は、台湾海峡の平和と安定はアメリカにとって長期的な利益だと強調しました。

 そのうえで、中国政府が台湾当局に対し、軍事面や外交面、それに経済面で圧力をかけているとして懸念を示し、台湾海峡の問題を平和的に解決するための対話を行うよう促したとしています。

 一方、これに先立って中国外務省は13日、王外相が電話会談の中で「アメリカが台湾海峡の平和を望むなら、いかなる台湾独立の動きにも断固として反対し『1つの中国』政策を行動で表して『台湾独立勢力』に誤ったメッセージを送らないようにすべきだ」と述べて、アメリカ側をけん制したことを明らかにしています。

 台湾をめぐって、バイデン大統領はこれまで、防衛する責務があると発言するなど、関与を続ける姿勢を示してきただけに、習主席との間でどのようなやり取りが行われるのかに関心が集まっています。

2021年11月14日 NHK

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211114/k10013347441000.html

 アメリカと中国の冷戦状態が徐々に問題になってきている。実際に中国はその覇権主義を全く隠すことなく、六中全会で歴史決議を行った。この「歴史決議」というのは、なかなか曲者であり、つまり、「政治によって歴史をゆがめるという決議」を行ったのである。もちろんそれが歴史への冒涜であることは間違いがないが、しかし、そのような内容に従わなければ、少なくとも中国共産党の支配の中では生きてゆくことはできないということになる。

 それに真っ向から反対をしていたのがアメリカの共和党政権であるといえる。つまり、今の民主党のバイデン政権ではなく、その前のトランプ政権やあるいはペンス副大統領というところがかなりの強硬派であったと言ことになる。そもそも民主党というのは、政治における軍隊の使い方を知らず、闇雲に平和主義を唱えてします。その結果覇権主義を許してしまい、そのまま、覇権主義が行き過ぎたところまで行き、アメリカ民主党が最終手段にならざるを得ない。つまりアメリカの民主党政権という政党の政治は、「威圧」「抑止」ということを使うことはほとんどない。そのために第一次世界大戦も、第二次世界大戦も、キューバ危機もベトナム戦争もすべてアメリカの民主党政権時に発生するということになる。

 そのような政治をしているアメリカであるから当然に、「なめられる」ことになる。要するに、「アメリカに対して攻撃するぞ」というような威圧を行うことになるのである。

 中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠に、米軍の原子力空母やミサイル駆逐艦を模した標的が複数造られていることが、米企業の衛星写真で判明した。中国軍が対艦弾道ミサイルの実験などに使っているとみられる。<上記より抜粋>

 さて、なぜ弾道ミサイルの内容などではなく「空母艦隊やミサイル駆逐艦の攻撃」になっているのであろうか。これは中国が台湾を攻撃するということを意味している。なぜそのようになるのかといえば、アフガニスタンや中央アジアに行くのであれば、陸軍の戦いになるということになる。つまりアメリカが空母を出すというシチュエーションになるのは、そのまま「台湾か日本の南西諸島」ということになる。逆にいえば「中国は台湾か日本の南西諸島を攻撃する予定があり、それに対して反撃を予定しているアメリカへの再反撃攻撃を練習している」ということになる。

 しかし、そのような訓練を行うのであれば、基本的にはどこか海外の海の上で行うか、あるいは証拠が残らないようにやっていたはずである。じょうきにあるように「新疆ウイグル自治区」というところは現在人権問題なので最も世界から注目されているところであり、そこで演習する必要は全くない。にもかかわらず、そこで空母型の模型を置いて、演習をお行うということは「演習を行っている」ということを示して、アメリカに対して空母が出てきたら攻撃するということを「誇示」している。つまり「アメリカに対して脅し」をしているのに他ならない。

 中国外務省は13日、王外相が電話会談の中で「アメリカが台湾海峡の平和を望むなら、いかなる台湾独立の動きにも断固として反対し『1つの中国』政策を行動で表して『台湾独立勢力』に誤ったメッセージを送らないようにすべきだ」と述べて、アメリカ側をけん制した<上記より抜粋>

 このような内容に対して、アメリカは言葉でしか反論できない。逆に言えば、何か武力で威圧することはないのである。これが民主党政権のアメリカなのである。さて日本はどうするのか。これからの問題になるのではないか。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

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