「宇田川源流 日本万歳!」 若者にレトロブームがくるというデジタル世代のアナログ思考の日本

「宇田川源流 日本万歳!」 若者にレトロブームがくるというデジタル世代のアナログ思考の日本

 月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。毎週月曜日ということになれば、なんとなく毎週何か仕事をしなければならないというような感覚になる。土曜日・日曜日に楽しければ、その分仕事はあまりしたくない。そのために月曜日はそれだけ暗くなってしまうということになるのである。以前より「ブルーマンデー」というように、月曜日になると元気がなくなったり、なんとなく会社に行くことが憂鬱になってしまうことがあるほどである。その意味では、そのような人々に何か元気を与えたいと思っているのである。その意味で、毎週日本人の素晴らしい所をご紹介し、その素晴らしいところが我々普通の日本人の中にもたくさんその要素を持っているということを多くの人に知ってもらおうという連載である。

 さて、そのためには「日本人はどんな国民性を持っているのか」ということも感がてえゆかなければならい野ではないか。そのような所を考えながら、日本の話をしてゆきたいと思っているのである。

 なお、昨日は衆議院総選挙があった。その結果に関してのブログは明日以降お話しすることにしたい。日本人は「政治」にあまり期待しないで、それでも自分たちの生活を様々に行う。そのうえ、何か信じやすく、そして、相手のいうことをよく聞く民族である。そのために、政治家の言葉巧みな「嘘」や「期待をあおる言葉」場合によってhあ「他者を批判しかできない人」を選んでしまうことになる。その結果は、公開することになるが、それでもまた数年してしまうと、和売れてしまって同じ人に騙されたりする。

 あまり、自分の事と思うことはないのではないか。政治というとなんとなく他人事というような感じになってしまうのであるが、残念ながら、そのことから、あまり反省が少ない。しかし、解釈すれば、「それだけ政治に頼らなくても生活ができるという意識がある」ということになるのではないかそのようなことがしっかりと見えてくるのが、今回の政治なのかもしれない。

 まあ、この結果、また「不毛」な国会が行われる。それに国民が怒りを感じるのはいつのことになるのであろうか。

たまごっち、写ルンです… 昭和から平成、レトロを楽しむZ世代

 アンティークなインテリアでレトロな雰囲気漂う喫茶店。色鮮やかなクリームソーダを頼んだ若者が楽しそうにスマートフォンで写真を撮っていた。古めかしい喫茶店でリラックスし、「写ルンです」や「たまごっち」など昭和から平成前半に流行した物や文化を取り入れ、郷愁を誘う「昭和レトロ」「平成レトロ」として楽しむ若い人たちが増えている。

 「コロナ前であれば、休日は若い子が店の外で何人も並んでいた。今は並びはしないけど常に満席。若い女の子だけで席が埋まることもある」。JR阿佐ケ谷駅前の喫茶「gion(ギオン)」店主の関口宗良(もとよし)さんは振り返る。若者が急に増えだしたのは2019年夏の全面禁煙以降。約40年前からあるクリームソーダは「その頃から爆発的に売れるようになった」。2、3人で来店し、ナポリタンなどと写真を撮っていく。

 ある若い客は「作業したいときはファストフードに行くが、喫茶店には雰囲気を楽しみに行く」。インスタグラム(写真共有アプリ)を見て訪れた女性(21)は「最初は外観を見てためらったが、店内は静かで落ち着く。今は遊んだ帰りや、もう1軒行きたいときに来るようになった」という。

 若者たちが求めるのは、落ち着ける場所だけではない。平成初期の1990年代後半、女子高生を中心にブームとなったいくつかの物がリバイバルしている。

 発売35周年を迎えたレンズ付きフィルム「写ルンです」はその一つ。旅行などに持って行くという会社員、大津葵さん(23)は「スマホはすぐに写真が見られてしまうけど、現像するまで楽しみが続くのでうれしい。時間がたってから写真を見る、タイムカプセルのような感覚」と話す。カメラ量販店などで現像する不便さはあるが、今はデータをスマホに転送するサービスもある。「スマホのカメラでは出せないような色合いと粗い画質で“エモい(=感情が揺さぶられる)”写真をSNS(ネット交流サービス)に投稿するため」使っているという。また、96年に発売され、現在はカラー液晶でスマホアプリと連携できる携帯型育成玩具「たまごっち」で再び遊ぶ人も、幼い頃に親しんだ世代を中心に増えている。

 なぜ、若者たちは古い喫茶店や昔はやった物など「レトロ」に興味を示すのか。消費行動を分析する博報堂生活者エクスペリエンスクリエイティブ局の山本健太さん(27)は「平成から令和に入りすぐコロナ禍になってしまったことで、『平成って良かったよな』という郷愁が入り交じった羨望(せんぼう)のまなざしが基盤の一つにある」と考察する。

 その上で、「レトロブームを生み出しているのは、90年代後半以降に生まれた『Z世代』が中心。物心ついたときから既にデジタル技術が発達しているデジタルネーティブな彼らは、SNSで『自分をどう表現し、アピールするか』が関心事。珍しさやダサさを感じる昔の物をあえて“かっこいい”“かわいい”と捉え、『視点を変えて取り入れることができる個性的な自分』という自己表現・アピールをしている」のだという。

 山本さんによると、その自分の個性を演出する意識は、過去に流行した文化の現代風の解釈も生み出している。若者がスマホと無色透明なケースとの間に好みのステッカーを貼らずに挟むのは、2000年代前半に「ガラケー」と呼ばれる従来型携帯電話をラインストーン(人工石)などで飾り付ける「デコ」文化に影響を受けているという。

 SNSの隆盛による若者の「レトロ」ブーム。20代前半の記者は、古くて静かな喫茶店で「チルする(=くつろぐ)」Z世代の若者が多いのは、目まぐるしく更新される情報の渦中を日々生きているからこそだとも思う。【前田梨里子】

2021年10月30日 10時00分 毎日新聞

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12159-1311594/

 以前を反省するばかりではなく、昔ということに関しては「懐かしむ」ということがあげられる。

 「懐かしむ」というのは、何も昔にあこがれているということになるわけではない。同時に。現在を否定しているわけではないのである。ある意味で、昔の良さを感じながら、現在の良さも感じているということになる。しかし、昔を生きている人、つまり、年長者が昔を懐かしむというのではなく、若い人々がレトロを楽しむということになっている。

 ある意味で「不便さ」とか「アナログ」を楽しむということがあるのではないか。

 例えば、日本人の場合、映画「となりのトトロ」のあの風景を見て、「懐かしい」と感じる人が多い。実際に、上記記事の記載にもあるが「Z世代」といわれた人々は、そのような場所で過ごしている人々は少ないし、また、都会生まれ都会育ちの人は、田園風景などもほとんど体験していない。しかし、なぜか日本人は、あのような風景を見ると「懐かしい」と思ったり、少なくとも「郷愁」を感じるものである。これは、日本人の中にそのようなことを「懐かしいと思う」何か遺伝子のようなモノがあり、その中において、日本人の心に訴えるものがあるのではないか。ある意味で「日本人」が「原風景」といわれるものがあり、その内容をいかに考えるのかということになるのである。

 同様に「昔の日本人が良いと思ったものを、そのものを体験していない人が、若い時代に同じように考える」と言ことになり、良い物は世代子を得て良いと考えるものになるのである。まさに、日本人の中には、そのような酢旗示唆があるのではないか。

 「レトロブームを生み出しているのは、90年代後半以降に生まれた『Z世代』が中心。物心ついたときから既にデジタル技術が発達しているデジタルネーティブな彼らは、SNSで『自分をどう表現し、アピールするか』が関心事。珍しさやダサさを感じる昔の物をあえて“かっこいい”“かわいい”と捉え、『視点を変えて取り入れることができる個性的な自分』という自己表現・アピールをしている」<上記より抜粋>

 今の若い人々は「他人と違う」ということが最も良いことであるというような感じなのかもしれないが、実は「アナログ」というのは、他人と全く同じものができないということになる。ある意味でデジタル問「画一化」とは異なる「アナログ」を求めるようになってきて、そのアナログの中に、「新しさを求める」ということが、日本人のこれからの製造大国などにつながるのではないか。

宇田川源流

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