「宇田川源流」 北朝鮮によるミサイル発射と核開発はバイデン外交の失敗だけではなく国内の不安も示している

「宇田川源流」 北朝鮮によるミサイル発射と核開発はバイデン外交の失敗だけではなく国内の不安も示している


 北朝鮮が半年ぶりに弾道ミサイルの実験をした。それ御今回は日本のEEZ内に届く内容であった。トランプ大統領の時は、米朝首脳会議を行うものであった。ある意味でトランプ大統領とその周辺の外交交渉力のすばらしさを物語っている内容だが、なぜかアメリカのマスコミではそのことがあまり大きく報じられていない。しかし、日本のたとえば拉致被害者の会の人々は、その間のミサイルや核実験の中止などを受けて、かなり良い感触を得てトランプ大統領の期待をしていた。しかし、日本のマスコミを含め「トランプ大統領はだめだ」のキャンペーンの結果、結局トランプ大統領が落選し、バイデン大統領になった。その結果、日本の周辺の北朝鮮のミサイルが落ち、日本が危機に直面しているということになっているのである。トランプ大統領を批判した日本のマスコミは、自分たちの報道で日本にミサイルが飛んでくるかもしれないという危機を呼び込んだという責任を負うべきではないか。

 まあその辺は、またますこみをひはんするときにおこなうとして、実際に、トランプ大統領で把握なり、北朝鮮の態度は硬化する。基本的ん「アメリカが手を差し伸べない」または「アメリカが二重基準で近づき、そのことで相手が態度を硬化させる」という状態の内容は、現在話題になっているアフガニスタンも、その前のミャンマーも同じであり、バイデン政権の代行の失速執政が明らかになってゆく感じではないか。

 そのように考えた瞬間に、今回の北朝鮮の問題に関してはなかなか興味深い側面が見えてくることになる。アメリカの外交というものの本質とともに、北朝鮮が何を見ているのかということもなんとなく見えてくるのではないか。

 さて、そのように見た瞬間、北朝鮮という政府が「国内に何か問題があったときに瀬戸際外交を行う」という修正が見えてくるのではないか。その瀬戸際外交の内容の中心とは一体何なのか。そのことをしっかりと見てゆかなければならない。

【速報】北朝鮮がミサイル発射訓練報道 きのう発射の弾道ミサイルか

 北朝鮮の「労働新聞」は、きょう付けの記事で「鉄道機動ミサイル連隊」によるミサイル発射訓練が行われたと報じ、写真4点を掲載しました。

 記事によりますと、訓練はきのう北朝鮮中部で行われ、800キロメートル先の日本海水域に設定された標的を正確に打撃したとしています。また、写真からは鉄道車両に取り付けられた発射台からミサイルが発射されている様子がみてとれます。

 朝鮮労働党の朴正天(パク・ジョンチョン)書記が訓練を指導したとしていますが、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が立ち会ったかどうかについては不明です。(16日09:28)

2021年09月16日 07時00分 TBS

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12198-1245953/

北朝鮮、鉄道からミサイル発射=日本海の標的「正確打撃」

 【ソウル時事】朝鮮中央通信は16日、北朝鮮が15日に鉄道を利用した発射台からミサイルを発射し、中部の山岳地帯から800キロ先の日本海海域の標的を「正確に打撃した」と伝えた。日韓などが探知した短距離弾道ミサイルを指しているとみられる。金正恩朝鮮労働党総書記は立ち会わず、朴正天・党政治局常務委員兼書記が発射訓練を指導した。

 同通信によると、今年1月の党大会で「新たな国防戦略の一環」として、「同時多発的な集中打撃能力」を高めて対応能力を向上させるため、「鉄道機動ミサイル連隊」を組織。通常の車両を用いた移動式発射台ではなく、鉄道を利用した発射台で、今回初めて実戦的な訓練を実施した。

 朴書記は鉄道を利用したミサイル発射システムが「全国各地で分散的に任務を遂行することで、同時多発的に脅威となる勢力に甚大な打撃を加えることができる効果的な対応打撃手段になる」と評価。今後、短期間で実戦的な訓練を積み、「連隊」から「旅団」への拡大も検討する考えを示しており、ミサイル発射が続く恐れがある。 【時事通信社】

2021年09月16日 08時22分 時事通信

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-1245910/

 北朝鮮などの「社会主義国」は、基本的には自分たちが発表したことと現実が異なるということを最も恐れる傾向にある。そもそも、自分たちが矛盾した存在であるから、そこに矛盾をしていることの結果の証拠があることが最も怖い。中国に行って多くの人に話を聞いてみれば、中国の内部の人々は現在の共産党一党独裁体制をすべて勧化したり肯定したりしているわけではないことはすぐにわかる。「今の政府になって豊かになった」「他の民主的なところにしてしまって今の生活を手放したくはない」というような消極的な支持の結果が、現在の状況であるということが言えるのではないか。このことは、すべての社会主義国の内容であり「社会」という全体と「個人」という双方の相反する存在の両立を図ろうということ自体がおかしいのである。

 そのことは、コロナウイルスと、その後の、ここでも何回かやったが国際的な流通の停滞ということの二つの問題がある。コロナウイルスの直接的な内容は、当然に、国民の中においてコロナウイルス感染による犠牲者が少なくないということになるのではないか。同時に、コロナウイルスによって国際的な流通経路が完全に遮断されてしまったことによって、食料も資源も自給率が足りない北朝鮮は、当然にコロナウイルスによる直接的な内容ではなく、間接的な内容まで影響が大きいということになる。

 これが交渉をしているトランプ大統領であれば、当然に、その交渉のテーブルについて人道支援と引き換えに兵器やミサイル、核開発を辞めさせる最も大きなチャンスであるが、バイデン大統領はそのようなチャンスを有効利用する力がないということになってしまったのである。

 その結果が、今回の北朝鮮の内容である。

 ネット上で話題になったが金与正が表舞台からいなくなり、金正恩が激やせするという。もちろん、健康的になったという評価もあるが、あまりにも代わりすぎている。もちろん「影武者ではないと思われる」から、「激やせでもそのまま出てくる」のであるが、一方で、他の太っていた影武者はどうなったのかなど様々な興味が出てくる。

 さて、純粋にミサイルの話をすれば、鉄道による輸送での移動式発射台という。なぜ今までトラックであったものを鉄道に変えたのかということが大きな問題になる。一つには「自動車による輸送」よりも重量が重くなり、鉄道輸送でなければ対応できなくなったというような考え方がある。なぜ重量が重くなり大型化したのかということは、燃料などに問題があると予想される。トラックの方が発射場所に秘匿性が高いために良いのである。鉄道であれば線路を爆破されてしまえば移動できなくなり、ミサイルの場所が特定されてしまう、そのリスクを考えても鉄道にしなければならない事情があったということになろう。

 そのような事情に関してもしっかりと物事を見てゆかなければならない。

宇田川源流

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