「宇田川源流 日本万歳!」オリンピックで来日した記者たちが驚いた「日本の食文化」

「宇田川源流 日本万歳!」オリンピックで来日した記者たちが驚いた「日本の食文化」


 月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。

 日本には「日本を悪く言わないと恥ずかしい病」というような病気があるようで、特に日本に住み着いている外国人や、その外国人に看過されてしまったマスコミを中心に、日本の悪いところをあげつらい、または日本における「希少な例」や「例外的な事象」または「一部の内容」を針小棒大に取り上げてみたり、あるいは、日本の古来からの風習を「海外の内容と背景や全体を隠してたうえで部分的に比較して」日本を悪く言うことが正義であるかのようなことを、平気で言う人が少なくない。

 もちろん日本における内容が全てにおいて正しいというつもりはない。しかし、あえて日本を悪く言う必要もない。日本は日本であり、それが日本の正しい姿である。海外と比較する必要はないし、自分たちの古来の文化に自信を持つべきであると思う。もちろん、時代の流れに従って変えるべきところは変え、残すべきところは残し、日本は日本独自の文化をはぐくみ、将来に伝えてゆけばよいのではないか。別段悪く言う必要などはないのである。

 ではなぜそのような人々は「悪く」いうのであろうか。

 実際のところ「何か強く大きな存在に対して、そのことを悪く言うことそのものが、自分はその大きな存在よりも優位性があるかのような錯覚をもって自己満足に浸っているのであり、冷静に考えれば「それだけ苦情を言いながらもそこに所属し、依存していることの格好の悪さ」は際立っているのであるが、そのことに自分で気づくこともないほどなのである。

 逆に日本に来た外国人の人々は、その多くが日本のすばらしさに感嘆を表現している。コロナウイルス禍の前は多くの観光客が日本に訪れ、日本を楽しみ、そして日本にまた来たいといって帰国して行く。空港などでその姿を見ることは少なくない。

 今回オリンピックの取材で日本に来た外国人ジャーナリストは、もちろん、スポーツ、特に自国の選手のことを報道するのであるが、それだけではなく、様々な日本の文化を発信している。そして「日本のすばらしさ」を本国に送っているのである。日本でも一部話題になっているが、そのことを、私も評してみたい。


来日後に「最高のアイスを見つけた」 五輪記者が驚いた人気商品に反響「何味なの?」

 東京五輪は各競技で熱戦が行われている。来日した海外記者は行動制限がある中で取材活動を行っているが、シンガポールの記者は日本の“ジャンボな逸品”に驚いたようだ。自身のSNSに写真を公開し「コンビニ最高のアイスを見つけた……」と投稿している。

 シンガポール放送局「チャンネルニュース・アジア」のマシュー・モアン記者は、自身のツイッターに「スポーツと#Tokyo2020から逸れるけど、昨夜、コンビニエンスストア最高のアイスを見つけた……」と投稿。写真に写っていたのは、人気アイスの「チョコモナカジャンボ」だった。日本人にはお馴染みのパッケージ。パリパリのモナカと板チョコに、バニラアイスが挟まった美味しい逸品だ。

 海外のフォロワーからは「何味なの?」とのリプライも。森永製菓の商品公式サイトによると「最初のチョコモナカ」は1972年に誕生。以来、バージョンアップを繰り返しながら国民に愛されるアイスの一つとなっている。ソフトボールカナダ代表のサラ・グロンウェゲンも、自身のTikTokでチョコモナカジャンボを「美味しいサプライズよ」と紹介していた。(THE ANSWER編集部)

2021年8月2日 18時3分 THE ANSWER


“癖強い日本食”に米女性記者が虜 「ネバネバして…ファンキーな味わい」と食レポ

 東京五輪は連日、熱戦を展開している。取材する記者も各地を奔走している中で、日本食にもチャレンジしている。米放送局の記者は癖の強い日本食に挑戦。「ネバネバして臭みもあり、ファンキーな味わいです」とレポートしている。

 意外と好みのようだ。米の女性記者が食べようとしているのは納豆だった。箸を器用に使い、豆を掴むとネバネバの糸を引きながら持ち上げている。

 納豆には独特のにおいやネバネバなど独特の癖がある。外国人には馴染みがなく、敬遠されるイメージがあるが、米放送局「NBC6・サウスフロリダ」のアマンダ・プラセンシア記者は気に入っているようだ。

 自身のツイッターで「これは納豆! 大豆を発酵させたものです。日本の人たちはライスの上に乗せたり、マスタードや醤油をかけてそのままで食べたりします。私もこれが好きです。ただネバネバして臭みもあり、ファンキーな味わいです」と映像付きでレポートしている。(THE ANSWER編集部)

2021年8月4日 20時3分 THE ANSWER


 ここにはないが、私が最もはじめに興味を持ったのは、カナダの女性ジャーナリストがセブンイレブンのツナマヨおにぎりを食べようとして、なかなかうまくその包み紙をほどくことができず、海苔が破れ、ご飯がバラバラになってしまう動画だ。その動画を添付しながら「助けて」と日本語で書いているツイッターがなかなか面白い。

しかし、その翌日、そのジャーナリストの返信に、多くの日本人が「こうやってやるんだ」と動画を投稿、そして、最後の真打「セブンイレブン」が、英語の解説を入れながらおにぎりの包装紙をほどき、うまくご飯を海苔で包む動画を公開、カナダ人ジャーナリストが、それに変身して「できた」という動画をアップしたのである。

 まず何よりも、「動画のツイート」で、このようにコミュニケーションが取れるということが興味深い。知らない人同士がおにぎりを媒介に、コミュニケーションをとっているのは、なんと素晴らしいことか、そもそも日本人の多くが、おにぎりの食べ方を解説しているなんて、なかなか見ることができないではないか。

 そしてその後、様々な国の人が、様々な食材を上げて「おいしい」とか「これはちょっと口に合わない」など、食レポを上げているのである。以前もどこかで書いたことがあるが、私も海外に行っておいしくないときは「おいしくない」ということを正直に言うタイプである。

いや、そうしないと喜んでいると思われて次々出てきてしまう。それは困るのである。それ以上に「おいしくない」と思えるということは、日本の文化の味が身に付いているということであり、その日本の文化が私の体の中に体現していることなのである。

つまり海外に行って「まずい」ということそのものが「文化を味わっている」もっと詳しく言えば「日本の文化と外国の文化の違いを体験している」事なのである。そして、海外の人が日本のものをおいしくないというのは、それは非難することではなく「文化の違いを発進してくれている」ということなのである。

 さて、おにぎりの次は確かかりんとう、その次は…という感じで、次から次へ様々な食材が、各国の人々の舌と胃袋を喜ばせている。このことがまず楽しいではないか。そして、その中で上記に上げたのは、「コンビニ最高のアイスを見つけた……」と投稿した人気アイスの「チョコモナカジャンボ」と、「ネバネバして…ファンキーな味わい」と食レポした納豆である。

 まずチョコモナカジャンボからすれば、海外に「パリパリの最中」「カリッとしたチョコ」「しっとりしたアイス」という三つの食感を同時に味わい、なおかつ手でつかんで食べることのできるアイスなどはほとんどない。日本の食文化がいかに「触感」つまり「舌触り」と大事にしているかということがよくわかるものである。一つの味ではなく「味を変えながら触感も変えて楽しめる」というものであり、なおかつ「手で食べても手が汚れない」というすばらしさだ。日本人の食に関するこだわりと、その文化性の高さ、そして味への追及がしっかりと入っているものであるといえる。

 そして納豆。これは解説はいらないであろう。世界から来た人の「苦手」な食べ物であり、日本国内でも、関西方面ではあまり食べない人が多い。「これは納豆! 大豆を発酵させたものです。日本の人たちはライスの上に乗せたり、マスタードや醤油をかけてそのままで食べたりします。私もこれが好きです。ただネバネバして臭みもあり、ファンキーな味わいです」<上記より抜粋>という評価の中で、最も面白いのは「ファンキーな味わい」という表現だ、確かになかなか面白い。そしてこれが好きになるというのは、なかなか「日本通」であろう。

 いずれにせよ、日本の文化は海外に様々な形で受け入れられている。特にその食文化は、どこかの半島国家だけが「放射能が」などと10年前の災害のことをいまだに主張している以外、多くの外国人が称賛しているのである。そしてその食文化を守るのは、我々日本人のすばらしさなのではないか。

宇田川源流

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