「宇田川源流 日本万歳!」 タピオカジュースから唐揚げ屋にブームが変わるというコロナ化に対応した変化を見せる日本の「流行」

「宇田川源流 日本万歳!」 タピオカジュースから唐揚げ屋にブームが変わるというコロナ化に対応した変化を見せる日本の「流行」


 月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。毎週の事ではあるが、日本人のすばらしさや日本人の本当の良さは、日本人の毎日の慣習や無意識のうちに様々なことを考えている内容などによってできているのではないか。何か特別なことではなく、日本人というのは勤勉に毎日を過ごし、そして真面目に物事に当たる。真摯な態度で相手に接するのである。

 このことは、常に「誰かが」いや「お天道様」に申し訳が立たないとか、社会の目というものを意識している。もちろん、社会などに「目」はないのであるが、しかし、日本人はそのような目を感じる。その「社会の目」というのは、実は自分たちの心の中にあり、そしてその中に起立性や秩序というものが見えていたり、あるは被害者となる相手の立場などをおもんばかる心が入っているということになるのである。

 つまり、「社会の目」というように他者、第三者に原因があるように見えているが、日本人の中には、日本人の中の規律性や日本人の中の秩序の感覚があり、その秩序の感覚を持つことによって、日本人の間には調和がとれることになる。

 外国人がその辺の日本人の「内心にある良心や規律性」ということが理解できないので、日本は閉鎖的というように考えたり、日本に馴染めなかったりする人がいます。一方で。日本に馴染んでしまった外国人は、日本ほど過ごしやすい場所はないというような感じになります。

当然に、他の国との価値観が全く異なるということになるので、その評価は二分するであろう。その価値観に関してはどちらが正しいというものではない。間違いなく、日本人の「多神教」というような感覚と、他国の多くが馴染んでいる一神教という価値観、それに「日本特有の一元論」と、「他の国がある二元論」とで全く異なるということになるのではないか。

 そのような根本的な価値観の違いが、様々なことで変わってくる。一朝一夕に治るものではない。そのことが大きな違いになって、そして日本人の国民性を作り出しているということになるのである。

 では、その日本人の国民性によって、「どのような成果」があるのか。もちろん、プラス面もマイナス面もあるし、一つの内容に関して「解釈」も変わるということになる。しかし、そのことで例えばコロナ禍の中でどのようなことが起きたのか、そしてどのような良いことが日本の中にあったのか。細かいことかもしれないがその内容を見てみたい。


タピオカ屋を閉めて唐揚げ専門店へ鞍替え! ブーム去ってまたブームへ

 コロナ禍さえも追い風に空前の唐揚げブームが続く中、巣ごもりの長期化でさらなる需要拡大が見込まれている。

 「一般家庭でも弁当のおかずの定番でしたが、このご時世で主婦の料理疲れもあり、値段が安くてテイクアウトできる唐揚げが見直されたのでしょう。2019年に853億円だった唐揚げ市場は、20年には1053億円まで拡大しています」(フードライター)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で20年4月の既存売上高が、前年同月比58.2%減だった「すかいらーくグループ」だが、ガストの中に併設した唐揚げ専門店『から好し』だけは、テイクアウトの売り上げで前年並みを維持したという。

 「居酒屋チェーンの『ワタミ』は、コロナ禍でテイクアウトが伸びると判断。東京・築地で実家が玉子焼き専門店を営むテリー伊藤とタイアップし、唐揚げと玉子焼きの専門店『から揚げの天才』を18年にオープンしました。すでに全国90店舗以上を展開し、年内に200店舗体制を目指すと宣言しています」(食品店舗アドバイザー)

   わずか5坪程度で開業可能

 ワタミだけではない。出店コストが低いことから、異業種参入による新規の唐揚げ専門店が続々とオープンしている。

 一昨年、中高生の女子を中心に起こったタピオカブームで、全国に3000店以上の専門店がオープンしたが、ブームが去った現在、タピオカ店から唐揚げ店に鞍替えするケースが続出している。

 「テイクアウト専門の唐揚げ店は、タピオカ店と同じように調理場を含めて5坪程度で開業できる。業務用フライヤーがあれば、素人でも調理ができます」(前出・フードライター)

 コロナ禍の長期化で、唐揚げ店の快進撃はまだ続きそうだ。

2021年06月14日 07時31分 週刊実話Web


 さて、コロナ禍のなかで、日本では様々な生活の変化が起きた。もちろん、何が普通なのかということが大きな問題になるのだが、日本人は「普通」ということが時代や環境によって変化してしまい、その変化の中で最大限に自分たちの過ごしやすい内容を行うようにしている。

 コロナ禍で何が変わったかといえば、当然に「外食ができない」ということだけではなく「巣ごもり生活」といわれるように、なるべく他の人と会わない状況になっている。では、その会わない状況とは「買い物にもなかなか行かない」ということになる。また一人暮らしなどの人々は、20時までしか開いていない飲食店ということから、夕飯の外食ができなくなってしまい、そのことから、「テイクアウト」をするということになる。

 「一般家庭でも弁当のおかずの定番でしたが、このご時世で主婦の料理疲れもあり、値段が安くてテイクアウトできる唐揚げが見直されたのでしょう。2019年に853億円だった唐揚げ市場は、20年には1053億円まで拡大しています」<上記より抜粋>

 私などは、「自炊しろよ」というように思う。私自身も若いころ一人暮らしの経験は少なくないが、その中でも自分で料理を作って暮らしていた。いや、あの当時はそうでもしなければ時間も金もなかったのではないか。

 逆に今の人は、少なくとも当時の私よりも金はあるのだろうし、また、自炊などをする環境にはなかったのかもしれない。まあ、道具をそろえなければ自炊ができないというような感覚の人もいるので、さすがに何とも言いようがないが、そのような状況は「テイクアウト」ができるようになる。ウーバーイーツがはやっているというのは、まさに「買いに行くのも嫌だ」というような感覚なのではないかという感じがするが、その辺のところは良いことにしよう。

 さて、その中で「夕飯のおかずにもなり、晩酌のつまみにもなる」といえば、私などは漬物や刺身、煮物などを思い出すのであるが、現在の若者は唐揚げのようだ。勤勉な日本人は、その唐揚げのブームに乗りそして、唐揚げ店を増やすということになる。ある意味で「勤勉でなおかつ世の中の流れに早く反応する」というような内容が出てきている。ある意味で「生活の変化を機敏に察知して変わる」ということができるのが日本人なのではないか。

 今回唐揚げがブームになった。そのことの裏にはやはり日本人らしさが出ているのではないか。そのような「日本人らしさ」が、今の日本人のコロナ禍での生活を、豊かにしてくれているのではないか。

宇田川源流

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