「宇田川源流 日本万歳!」 神の使いが様々いる「八百万の神々」の国「日本」の心の豊かさ
「宇田川源流 日本万歳!」 神の使いが様々いる「八百万の神々」の国「日本」の心の豊かさ
月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。日本人は、なんとなく日本人としての感覚があり、その日本人としての感覚が、どのように優れているのかということを考えてみたいと思っている。
日本人というのは、何気なく行っている行動が本当に素晴らしいという部分が少なくなく、その日本人としての感覚を失わない限り、世界のどこに行っても勧化される民族である。その日本人のすばらしさはどこから来るのかということを、それなりに分析しながら、その何気ない日本人の「普通」の行動を上げて、それを見てゆきたいと思っているのである。
さて、その中で私が個人的に日本人が特に「他の国と変わっている」ということを思うのは、「死生観」と「神に関する考え方」ではないかという気がするのである。
まずは普通の「死生観」がかなり異なる。日本人の場合は、「死んだら何もなくなる」という感覚もなく、また、死んだら神の国というところに行ってしまうというような感覚もない。
日本人の場合、死んでしまっても近くにいて見守っているというような感覚が残っている。「草葉の陰」というような言い方もあるし「星になって」というような感覚も少なくない。そして人間が神様または自然に溶け込んで生きてくるというような感覚になるのである。
そのうえ、その「神」は様々な姿に変えて、我々の身近に来る。「化身(けしん)」という言い方をするのであるが、それも身近なものに形を変えて来るのである。
つまり、日本人の場合、親しい、亡くなってしまった人も、また神様も、自分たちの身近にいて一緒に生活しているという考え方になるのである。
岩国白蛇神社に“神の使い”シロヘビ、4頭相次いで姿を現す 保存会「奇跡」「明るいニュースになれば」
山口県にある岩国白蛇神社で野生と思われる子どもの白蛇が相次いで4頭発見されたことがわかった。4頭を保護した岩国白蛇保存会は取材に対し、この地域で白蛇は「10年来」見つかっておらず、さらに子蛇4頭となると「奇跡」とコメントしている。
岩国白蛇神社では白蛇を神の使いとして祀っている。その敷地内には、5月に入ったこの2週間で4頭もの白蛇が出現。いずれも子蛇だが、体に傷などなく元気だという。保存会によると、この地域で白蛇は「10年来」見つかっていないため、目にすること自体が珍しいと説明。さらに、子蛇は鳥などの天敵に襲われる可能性があるため、4頭が元気に発見されるのは「奇跡」だと話している。新型コロナウイルスなどの暗い話題が多い中で「少しでも明るいニュースになれば」との思いを持って保護しているという。
国の天然記念物「岩国のシロヘビ」は、大切に保存することが義務付けられている。保存会が運営する施設では、昨年誕生した子蛇だけでも約150頭を飼育しているが、まとまって4頭逃げることは「まず考えられない」と説明。成長した白蛇についても、外に出る可能性は極めて低いとしている。ただ、もともと野生だったのか、外に出て野生化したものであるかは現時点では断定できない。大人の白蛇については発信機のチップを埋め込んでいるため、「4頭の親蛇が見つかればわかるのですが」と話している。
2021年05月19日 15時42分 BIGLOBEニュース
その神の化身として様々な生き物が出てくるのである。基本的に「神の化身」になるものは、他の生き物と異なる特徴を持っているということになる。日本人の感覚の中には、もともと「スグレ(優れているもの)」と「ハグレ(劣っているもの)」というものは、何か自分たちとは違う特別な能力を持っているというような感覚になってみてしまう。「違い」というものに関して、日本は、ある意味で憧憬の念と畏敬の念をもって触れる。その念が強すぎると「差別」というようなかたちになってしまう場合があるが、そのことは完全な差別ではなく「必ず生活の面で繋がりの持った区別」であることは、他の国の差別などとは全く異なる内容であることでもわかるとおりである。
さて差別に関しては別な機会に話をするとして、日本人は「異形」のものが、神に近いとされている。なお、この異形のものとか、何かハンディキャップがある人が、神に近いとされている場合が少なくなく、そのことから、「異形」のものが神に近いとされるのである。
そのことは、神の化身というところでも集まる。通常の猫や犬にも当然に神が宿るとされている。しかし、それ以上に「異形なもの」が神が宿るとされている。一つはカラスである。熊野神社ではカラスが神の使いとされているし、また厳島神社でもカラスが宮司を決めるのである。これは神の使いであるということが言われているからであり、そのカラスの御神託には基本的に人間は従わなければならない。
そのような「神の使い」の中でも、もっとも異形なものが蛇であり、なおかつそれが、普通では見られない白い蛇となると、他の国ではよくわからないが、日本では神の使いであるということになる。
岩国白蛇神社では白蛇を神の使いとして祀っている。その敷地内には、5月に入ったこの2週間で4頭もの白蛇が出現。いずれも子蛇だが、体に傷などなく元気だという。<上記より抜粋>
まさにそのような「神の使い」が日本に四体現れたというのである。まさに何か吉兆があるのではないかという気がする。山口県ということもさまざまな因果があるような気がする。何か神が出てきて何かをしようとしているのではないか。日本人はこのようなニュースにはそのように感じるものである。これは日本人が神と近い存在であるということを、少なくとも日本人が思っているということから見えていることであり、そのような死生観や神を意識した行動こそが、日本人の規律性や道徳観につながっているのである。
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