「宇田川源流」<現代陰謀説>黄海でスパイ戦を出して電波傍受を続ける中華人民共和国の行う「5G」をいまだに信用している人がいる恐怖

「宇田川源流」<現代陰謀説>黄海でスパイ戦を出して電波傍受を続ける中華人民共和国の行う「5G」をいまだに信用している人がいる恐怖


 金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現代の陰謀を、皆さんが読んでいるニュースの中から見出して、その中で、「皆さんが気づいているもの」「気付いていないもの」なども含めて、その内容を見てゆこうと思っている。陰謀というのは「わかりやすい」という話もあるし、また、ニュースなどに出ている内容は当然に、「他の何かの陰謀を隠すために行っている」可能性があるのだ。

また、それらがマスコミで出るということは、少なくとも翻訳されて関あ銃の人に読まれる可能性があるということを意味している。そのように考えた場合は、そもそも、このニュースを流したことそのものが「他の何かを隠すための陽動」かもしれないのではないか。そのように考えて見なければならない。

今日は、下の記事を見ていただければわかるが、黄海に中国の電波傍受の「スパイ船」が入っていたということのニュースである。記事の後ろは中国のことを書かなければならないので、今回は解説よりも先に「この事件における韓国の事情」を書いてみよう。

韓国は、現在「北朝鮮との朝鮮半島統一」という事を模索しているが、しかし、その状況にありながらもトランプ大統領の時には韓国を無視して北朝鮮はトランプ大統領と直接やってしまい、北朝鮮からも見放されている感じになている。そのうえで、中国に近づけば、アメリカに怒られ、アメリカに近づけば中国から見放される。単純に「いいとこどりをしたつもりで、全ての悪いところが出てきている」ということになる。

その中で今回のニュースが出てきた。実際には、「中国のスパイ行動を明かした」ということになり、韓国は基本的には中国の軍事行動で停滞的な動きを執ったということになる。逆に言えば「アメリカに媚を売った」ということに他ならない。

 日本から見れば「米韓関係はそこまで悪化していた」ということになり、韓国はアメリカを通しても同盟国ではなくなった可能性が強いのではないか。

中国、また西海に無断進入し韓国海軍が対応…今度は「スパイ軍艦」

 中国海軍の情報収集艦が9日、西海(ソヘ、黄海)東経124度を越え、韓国海軍が対応した。

 東経124度付近の海域は国際法上公海だが、韓国と中国はここを互いに自国の排他的経済水域(EEZ)に入れようとしている。しかし中国は東経124度線を自国の海上作戦区域(AO)境界線として一方的に宣言した状態だ。

 韓国海軍によると、9日午前、中国人民解放軍北部戦区海軍所属の東調級情報収集艦が小黒山島(ソフクサンド)付近で東経124度を越えた。海軍は直ちにP-3C海上哨戒機を派遣して中国艦艇の動向を監視した。中国情報収集艦は午後、西側に戻った。政府筋は「10日にもこの艦艇が東経123度線を行き来しながら活動している」と伝えた。

 東調級は満載排水量6000トン、全長130メートル、最大速度20ノット(時速37キロ)の情報収集艦。37ミリ砲1門と25ミリ砲2門で武装している。この艦艇は多様なアンテナを搭載して電波情報を収集する「スパイ艦」だ。弾道ミサイルを追跡・監視する機能もある。米国と米国同盟国の海軍連合訓練を追っている。

 韓国軍当局は中国のこうした動きについて、南シナ海での米国の活動を牽制しようという意図があるとみている。米国は9日(現地時間)、南シナ海で原子力空母2隻を動員して訓練を実施した。軍情報筋は「中国が南シナ海に戦闘艦や戦闘機を送れば偶発的な衝突が生じるおそれがあり、韓国に目を向けたようだ」と話した。

 西海(ソヘ)に入っている米国海軍の弾道ミサイル追跡艦「ハワード・O・ローレンツェン」に対抗する性格もある。弾道ミサイルを専門的に監視するこの艦艇は、中国海軍の訓練と北朝鮮東倉里(ドンチャンリ)ミサイル発射場を眺めるため最近、西海に進入した。

 中国は西海での活動範囲を徐々に広げ、西海を中国の内海に変えようとする、いわゆる「西海工程」を進めている。昨年12月にも中国海軍警備艦が東経124度を越えてペクリョン島から40キロの海域まで接近した。申源シク(シン・ウォンシク)国民の力議員が合同参謀本部と海軍から入手した資料によると、数隻の中国警備艦が東経123-124度の海域にほぼ毎日出没している。中国軍の海上哨戒機もほぼ毎日、東経123-124度上空を数回飛行している。

2021年2月11日 9時57分 中央日報

https://news.livedoor.com/article/detail/19679571/

 さて、中国である。単純に、中国が黄海でスパイ活動を行っていたということは単純に「ピョンテクのアメリカ軍基地」の米軍の傍受をしていた可能性が高い。しかし、なぜかその内容に関しては、「この艦艇は多様なアンテナを搭載して電波情報を収集する「スパイ艦」だ。弾道ミサイルを追跡・監視する機能もある。米国と米国同盟国の海軍連合訓練を追っている。」<上記より抜粋>というように断定して書いているところが面白い。つまり、「基地そのものが傍受されていたのではない」というような書き方になっている。このように見た瞬間に「韓国はいまだに中国にも媚を売っている」ということがよくわかる。

さて、中国はこのようにすることによって「何を傍受していたのか」ということになる。もちろん韓国軍の内容を見ているのであるが、それ以上に「米軍の動き」を観察している。逆に言えば「バイデン大統領になってのアメリカ軍の動きを中国は読み切れていない」ということが見て取れることになる。同時に、このように中国軍の行動一つ一つで物事が見て取れるということになる。ではなぜ日本の沖縄などで傍受しないのであろうか。これは簡単で「尖閣諸島問題」があるので、日本の自衛隊のスクランブルなどが入ってしまって、傍受すべき内容が見えてこない。つまり他の内容が大きく見えてくるということになる。このことは、当然に「韓国で傍受する」ということは、中国が黄海上において「韓国・アメリカ」と「北朝鮮」の動きを観察し、中国共産党が北朝鮮との外交に使う資料を集めていたということになるであろう。

さて、ではなぜこの報道が見えてくるのであろうか。単純に韓国は中国とアメリカとの間において、うまくバランスをとっている「つもり」なのである。そのことから、中国の真相を画して報道している可能性がある。もっと言えば、「韓国そのものが、中国から聞いて報道をしている」可能性があるのではないか。そのように考えた場合は、このことをばらしても何か良いことがあるということになるのではないか。なぜならば、当然に「スパイ船」などは、衛星などから見えているだろうし、また、その傍受船の存在などはアメリカが知っているはずだ。つまり、そのようなことをここでばらしたところで、アメリカにも中国にも何のプラスにもならない。

ではなぜ韓国はこのような報道をしたのか。単純に、上記のようにアメリカに媚を売るためということになる。では、逆に中国はなぜこのような報道をさせた、または見過ごしたのか。

これは、中国が他の事を行っているということになる。単純に言えば「傍受」ということで言えば「ファーウェイの5G」の事をここで消してしまうということになる。なぜ消えるのか。これは「通信傍受は専門家が行うのであって、民間企業は傍受に参加していない」ということのアピールに過ぎないのではないか。そのように宣伝することによって、アメリカをはじめとした中国の潜在的国に対して「安心してファーウェイを使ってもらう」ための「囮」でしかないのである。それを、中国が宣伝を行ってしまえば、わざとらしくなるので、「両方の陣営に入っているような二重スパイの韓国」に行わせて、広めるということになるのである。

まあ、中国のやりそうなことなのである。中国のような国が民間も政府も共産党もないということがよくわかっていれば、もっといえば、いまだに人民公社と同じような状況で国営企業が存在するということを考えれば、最終的にはわかりやすいが、日本のような「あまり良く自分で考えない国」はその辺すぐに騙されてしまうのである。

宇田川源流

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