「宇田川源流」 アメリカから見放された韓国の今後
「宇田川源流」 アメリカから見放された韓国の今後
暫く韓国の記事は全く書かなかった。雑誌などにおいては韓国の記事を書いているところが少なくないが、私個人としては「まともに相手にするに値しない」としか考えていない。
正直に「あの国をまともに相手にするほど私はレベル低くない」というような感じがする。そもそも韓国というのは「内戦中」の国であり「自分たちで内戦を止めることもできない国」なのである。それなので、あまりまともに書きたいとは思っていない。
それでも、一応アメリカなどの元首が変わった時はなんとなく気になる。というか、「バイデン大統領が韓国をどのように考えているのか」ということが気になる。
このことは何もアメリカに限ったことではないが、特にアメリカに関しては「日米同盟」と同時に「米韓同盟」があり、その日本と観光の間はあまり良くないということ、また、アメリカそのものが韓国の北朝鮮寄りであったり中国への経済依存をどこまでわかっているかよくわからないということが大きな問題になるのではないか。
韓国はそのような「二枚舌」を隠して、アメリカにおいてロビー活動を行い、一時はサンフランシスコに慰安婦像が立つなど、韓国のロビー活動に関しては常軌を逸しており、また日本の外務省はそういうことに全く手を打たない状況で、相変わらず土下座外交を続けているだけである。
そのような状況であるために、各国の元首が「その国の国内の問題だけではなく、東アジアの内情まですべて理解しているのか」ということを見るためには、韓国と日本の対応の違いを見れば見えてくるということになるのである。
さて、今回のバイデン大統領に関しては、事前に「親中派」であるということが言われている。実際に、現在の中国に関する対応を見ていると、どのようになるのかなかなか興味深い。もちろん、トランプのような強硬で痛快なやり方はしないのかもしえれないし、また裏で手を結んでいるということは十分に考えられる状況である。
その中で、韓国は「アメリカと同盟を結びながら、さっさと中国に連絡を取るというような行為」をしたのである。さてこれにどのようにバイデン政権が対応するのかは注目していたところである。
韓国は民主主義国家なのか?アメリカから突きつけられた疑念
2月4日午前8時過ぎ、韓国の文在寅大統領はアメリカのバイデン新大統領と電話会談した。韓国大統領府によると、「両首脳は韓米が領域内の平和繁栄において核心同盟であることを再確認」し、「出来るだけ早く包括的な対北朝鮮戦略を共に用意していく必要があるとの認識を共有」するなど北朝鮮を念頭に同盟関係を強調したという。
また日韓関係についても、「両首脳は韓日関係改善と韓米日協力が領域内平和と繁栄に重要だということに共感」したということだ。ちなみにアメリカ側の発表では、日韓関係に関わる内容は一切無かった。
大統領就任後最初の首脳会談ということもあったのか、比較的穏当な内容になったが、ここに至るまで韓国内ではゴタゴタがあった。
今回の米韓首脳会談はバイデン氏の就任からは2週間後、日米電話首脳会談からは1週間遅れでの開催だった。何かと日本をライバル視する韓国社会では、日米首脳会談以降、いつ米韓首脳会談が行われるのかとヤキモキする空気が流れ、文政権と対立する保守系メディアからは「アメリカが韓国をスルーしているのではないか」との批判が出ていた。
韓国メディアがその原因の一つとして指摘していたのが、1月26日に開催された習近平国家主席との中韓電話首脳会談だ。
中国共産党に「お祝い」
1月20日に同盟国アメリカのバイデン新大統領が就任した直後に、米韓首脳会談もまだやっていない状況で、アメリカと対立する中国のトップと電話会談するというのは、あまりにも間が悪い。韓国メディアからも危惧する声が相次いだ。しかし韓国大統領府は「旧正月のお祝いの意味合いだ」として、批判を躱した。だが、本当の問題はタイミングではなく、会談の中身だった。
中国メディアは習主席と会談した文大統領が
「中国共産党創立100周年を心からお祝いする」
「中国の国際的地位と影響力は日々強くなっている」
「2つ目の100年(※2049年の中華人民共和国建国100年)奮闘目標の実現に向かって重要な一歩を踏み出した」
と中国共産党を礼賛する発言をしたと大々的に報じた。
この発言は韓国大統領府の発表にはないが、大統領府は中国側の報道内容を否定していない。韓国は民主主義を標榜している国家だが、その国のトップが、一党独裁で言論統制など強権的な手法も辞さない中国共産党を礼賛するというのは異例の事だ。韓国国内からも保守系を中心にこの発言を批判する声が出ているが、同盟国アメリカの中枢からも批判が飛び出した。
「こんなことのために朝鮮戦争で血を流したのではない」
アメリカ民主党のメネンデス次期上院外交委員長は韓国の朝鮮日報のインタビューを受け、中韓首脳会談について率直な不満を述べた。
「(共産党100周年への祝辞は)落胆したし、憂慮される」
「中国が香港の人々にしたことや、台湾に加えている脅威などは本当に懸念される。そのような(中国共産党の)歴史を大いに喜ぶことが何であるのか、私には分からない」
「文大統領が習近平国家主席をおだてるためにこのような話をしたかもしれないが、結局はそれ(中国共産党の価値)は、アメリカが世界や韓国と共有する価値ではないという点を理解していることを願う」
「このために我々が共に血を流して韓国を守り、朝鮮半島の非核化のために資源を投じてきたのではない」
メネンデス議員はオバマ政権時代に上院外交委員長を務めた当選3回の上院議員。近く再び上院外交委員長に就任する予定で、バイデン新政権の外交を議会から支える事になる。当然影響力は大きいだろう。
そのメネンデス議員が、米韓同盟の根源である「朝鮮戦争で流された血」まで持ち出して、文在寅大統領への不信を露わにしているのだ。しかも、その不信は「同盟国として」の次元ではなく、さらに根本的な理念である「民主主義国家として」に根ざしたものだ。メネンデス議員はこうも述べている。
「アメリカは、『韓国が中国に対抗しアメリカに味方しなければならない』とは求めない」「破壊的な朝鮮戦争の後、韓国を強い国、信じられないくらいの経済的虎にしたその原則を擁護してほしいとお願いするのだ」「これは米中の対決で韓国がアメリカに味方する問題ではなく、私たちが共有する民主主義、自由市場、法治、反腐敗、平和で外交的な紛争解決、人権のような価値を守護するための問題だ」
メネンデス議員が韓国の民主主義に懸念を抱いたのは、中韓首脳会談での文大統領の発言だけが理由ではない。2020年12月に韓国で可決成立した「北朝鮮ビラ禁止法」もその一つだ。この法律は、南北境界付近で北朝鮮に向けてビラを散布すれば、3年以下の懲役や3000万ウォン(約280万円)以下の罰金が科せられるというものだ。
金正恩総書記の妹である金与正副部長が韓国から来たビラに怒りを露わにし、韓国の税金で建設された南北連絡事務所を爆破したことをきっかけに制定された。民主主義国家を標榜する韓国が表現の自由を制限した事に、韓国内外から驚きと批判が溢れた。韓国政府は南北境界線沿いに住む住人の生命や財産を守るためだと反論しているが、国連の北朝鮮人権報告官も懸念を示している。
メネンデス議員はこの法律について「文大統領はそれ(対北朝鮮ビラ)が挑発的だと考えるかもしれないが、私はそう思わない」「情報の流れは普遍的な権利だと考える」「北朝鮮の人々に情報を与えるのは重要だ。我々は北朝鮮の人々に、彼らが苦痛を受ける時、我々が彼らの側にいるということを明確にしなければならない」と話した。さらに「バイデン政権は全世界的に人権と民主主義をアメリカ外交の礎に格上げさせる」と述べた。
韓国の民主主義は本当に大丈夫なのか
文大統領はバイデン大統領の当選直後である2020年11月に行われた電話会談で「民主主義、人権など共同の価値を守り、朝鮮半島と領域内平和、繁栄の基盤となった韓米同盟の未来志向的発展を願う」と述べている。口では民主主義を重視する姿勢を示しているが、非民主主義国家である中国や、金総書記が独裁する北朝鮮への対応・距離感が、他の民主主義国家とはかなり違ってきているように見える。分断国家という朝鮮半島の特異性を考慮したとしても、アメリカの中枢から出た今回の疑念の言葉は重い。
2007年以降、日本の外交青書において韓国は「自由と民主主義、基本的人権等の基本的価値を共有するパートナー」と定義されてきたが、2015年にその表現は消えた。韓国が自由民主主義陣営を離脱するのは、安全保障面で日米にとって悪夢だ。万が一にもそのような事が無いよう、韓国の変化について、日本としても注意深く見ていく必要があるだろう。
【執筆:FNNソウル支局長 渡邊康弘】
2021年2月4日 22時15分 FNNプライムオンライン
https://news.livedoor.com/article/detail/19646531/
今日は少し記事が長いので、あまり長々書く気はないが、それでも、韓国に関して久しぶりに書くので、少々お付き合い願いたい。
韓国というのは、基本的には「嘘によって歴史を塗り替えて、その時の自分たちの都合の良いように取り繕う」国民性である。まあ、ここにはあまり書かないが、韓国の歴史を見ればそのことは明らかであろう。その韓国の事をしっかりと調べれば、あまり大した国ではないことはよくわかる。
では、なぜそのような国がなんとなく大事に扱われているのか。それは単純に「韓国が極東における東西冷戦の最前線」でありなおかつ「東側諸国との戦争中の国」であるからであり、東西冷戦が終了したのちも「共産主義との戦いを止めていない国」であり、「中国の覇権主義への防波堤の最突端」と「思われていた」からに他ならない。
韓国が最前線で日本が技術と経済で後押しすればよいというのは、東アジアに詳しくない西側欧米の戦略家がよく言うことである。
しかし、上記のように韓国というのは「実力が伴わない態度のでかい背伸びをしすぎて足元を見られている国」でしかなく、またそのように国際的にみられているということを、全く自分たちで気づいていない哀れな国なのである。まあ、そのような国であるから私が普段からあまりまともに取り合わないのである。
さて、今回その国が自分たちは価値のある国だ、と勘違いしてアメリカと中国を天秤にかけたことに端を発する。「文大統領が習近平国家主席をおだてるためにこのような話をしたかもしれないが、結局はそれ(中国共産党の価値)は、アメリカが世界や韓国と共有する価値ではないという点を理解していることを願う」<上記より抜粋>ということをバイデン大統領の周辺で言われるということ自体が異常だ。それも、この中国共産党100周年のお祝いメッセージはバイデン大統領就任後、米韓首脳会談の前に行われたということになる。単純に言えば「バイデンが大統領になった瞬間にアメリカを裏切って中国共産党に媚を売った」という感じになる。
もちろん、韓国の分大統領周辺が、「バイデンは親中派である」という分析の下でそのようなことを言ったとしても、バイデンに直接首脳会談をして確認をする以前に言うということは、バイデン大統領のメンツを大きく汚したことになる。いや、バイデン大統領が親中派だと知ってやったのであれば、なおさら、「中国共産党よりもバイデン政権の方が下である」ということを示したことになるのであろう。
本来このようなことができるのは、少なくともキャスティングボードを握っているか、あるいは両国から頼られている重要な国家でなければできないことであろう。残念ながら韓国などは全くそのような国ではないが、冷静ではなくなおかつ客観的に自己判断のできない韓国人たちは、そのようなことが見えないのである。そのために、このような「アメリカのメンツを完全に下げることをしても、それがおかしなことであるというような感覚にはならない」のである。
口では民主主義を重視する姿勢を示しているが、非民主主義国家である中国や、金総書記が独裁する北朝鮮への対応・距離感が、他の民主主義国家とはかなり違ってきているように見える。分断国家という朝鮮半島の特異性を考慮したとしても、アメリカの中枢から出た今回の疑念の言葉は重い。<上記より抜粋>
まさにこのように「口では何でも言っているが、韓国は信用できない」もっと言えば「韓国は民主主義を尊重する国ではない」というような感覚がアメリカの中で出てきているということになる。そのことが今後どのようになるのか。そして、必要以上に中国を重視する、日本の自民党の幹事長などは、このアメリカの行動を見てどのように考えるのか。そのことが注目の的であろう。
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