「宇田川源流」【年初放談】 令和二年の年初放談の反省 すべて外れております

「宇田川源流」【年初放談】 令和二年の年初放談の反省 すべて外れております


 毎年初めは「年初放談」である。

まあ、本来は「今年の政治の」などということを始めるのであるが、今年は、明日が日曜日ということもあって、まずは昨年の内容を見てゆくことにしよう。

まずは「昨年の正月に行った内容」の確認から。

そしてその確認をした一項目ごとに内容を見てゆくことにしよう。結果の一気見である。

<令和二年の与党政治の標語>=総合評価:50点

・ 与党は今まで通りの政治を行うことが考えられる。実際に解散などは行われることはなく、淡々と行われることになる。外交に関してはあまり進むこともなく、中国よりの経済界と、アメリカよりの防衛に挟まれ、どっちつかずの官僚によって世界的な批判を受けることになる。オリンピック後、外交が少し動くことになり、アメリカ大統領選挙に向けて外交が大きく変わってくる状況になる。

(この内容に関しては、菅首相に代わっても安倍路線を引き継ぐとしているが、そもそも「オリンピック後」というものがなくなってしまったので、何とも言いようがない。二階幹事長による中国寄りの政策と、アメリカ型防衛なのであるが、そのアメリカの政治も後半変わってしまった。そもそも、「防衛」とは、今まで兵器に対する防衛だったのに、今回問題になったのは「疫病」または「生物兵器」に対する防衛であるが、日本は結果的にうまくいっているものの政治としてはどうであったのか、大きな問題になる。その意味で、なんとなく流れに関しては当たっているものの、細かいところはねという感じ)

・ ポスト安倍をめぐる争いは「今までとは異なる名前」が出てくることになる。今まで通りに岸田文雄政調会長は残るものの、それ以外の名前は石破茂元幹事長くらいしか出てこない状況であり、小泉進次郎環境大臣も大臣になって以降スキャンダルなどがあり滝川クリステル氏と結婚で何かを失ったことにより、さまざまな問題が出てきてしまっている。この後、他の「若手」「女性」の名前が出てくることになる。その名前は都知事選以降、何か一つの動きになってくるのではないか。

(今まであまり名前が出なかった「菅義偉」が名前が挙がる。そして安倍首相になった。しかし、それ以上ではない状況になったのではないか。当たってはいるけれども。小泉環境大臣に関しても、まあポスト安倍・ポスト菅殻は遠ざかった感じがある。問題は、その後の若手や女性が全く出てこなかったこと。まあ、前半当たり、後半外れという感じか)

・ 憲法改正に関して、与党は「憲法改正が必要と考える世論」とともに、粛々と進めることになる。憲法改正をでは9条を改憲するかどうかが大きな問題になってくるが、その問題を避けるように他の部分で憲法改正を行うという方向で行われると考えられる。

(これに関しては完全に外れ。まあ、憲法改正どころではなかった一年であり、コロナウイルスでほとんどの通常政治が全て飛んでしまった感じ。)

<令和二年の野党政治の標語>=総合評価:85点

・ 「野党再編」ということを主張して置きながら、結局やることは同じで与党のスキャンダル探ししかできない状態に、1+1=0.5という野党再編による支持層離れと、そこについていけなくなってしまった「野党再編落ちこぼれ議員」が出てきて、結局足並みが揃わない。そこに「政権奪取を狙う共産党」が入り「野党混乱」が起きるが、結局内ゲバ体質で責任転嫁が行われ、反省もないまま現在の状況が続く。

(いや、自分で言うのもなんだがコロナウイルス禍の中でも、この項目は当たっているんだよな。要するに野党の皆さんは、結局コロナウイルスであってもなくても、同じことしかしていないということであり、日本の役に立っていないということを確信できる当たりである。でも、当たることが日本にとって良いことなのかは疑問)

・ れいわ新撰組は、「野党再編」の煽りから「民主党時代の議員による政治に嫌気のさした野党支持有権者」の支持を集めるが、与党からも野党からも警戒される存在となる。またれいわ新撰組の背景も様々なマスコミで現れ、結局山本太郎のパフォーマンス頼りの集団というようになってしまう。

(れいわ新撰組ブームってあったなあ、という懐かしい感じ。日本人はとかくブームというものがあって、そのブームデモのを動くだけで何もならない。ある意味で当たってはいるものの、やはりこれが日本のためになっているのかどうかが大きな問題である。)

・ 米中貿易戦争、イギリスブレグジットなど「激動」の政界情勢についてゆけず、なぜか外交問題が大きくなればなるほど、「野党としてのコメント」が全く聞かれなくなってしまう。野党再編の影響から、野党そのものの統一した政策を出すことができず、結局外交、安全保障の部分で野党を頼れるという人が少なくなり、オリンピック外交で点数を上げる安倍政権に反比例するように支持率が一層下落する。

(野党は本当にダメだなあ、という感じにしかならない。そもそも外交を語れる野党でなければ、政権をとっても何もできないということになる。オリンピック外交がなかったものの結局野党がコロナウイルスとスキャンダルしか動いていなかった。それも日本国の建設的な意見ではなく、自分たちの選挙対策と政府与党の評判を落とす印象操作しかしない。まあ反対ということが仕事のお気楽集団になってしまった)

<令和二年の経済の標語>=総合評価:0点

・ IR汚職問題から始まる「中国と組する人々や政治家の排除」というような流れができ、いわゆる「チャイナゲート」による日本経済の混乱ということが出てくる。チャイナゲートの中には、日本のマスコミやマスコミに多額の献金を行っている業界も含まれることになり、あまり報道はしないもののネット上で話題になり、日本と中国の経済の「裏側」の問題が出てくることにより、チャイナマネーによる景気の底支えを失うことになる。

(いやいや、何しろ「チャイナゲート」どころか、そもそも日本も他の国もコロナウイルスによって、完全に鎖国状態になったのであるから、まあ、「外れ」ですね。)

・ 少子化問題などはすべて棚上げされ、結局「憲法改正」まで何一つ根本的な問題は解決しない。その間に、団塊世代の引退が多くなり年金などの「保証制度の崩壊」の萌芽が現れ、その問題をもとに「世代間闘争」が出てくる。まさに現役世代と団塊世代、そして若者世代の闘争が様々な形で表面化し、経済に複雑な影響を与える。しかし、最終的にはデジタルに強い世代がうまく取り仕切るような方向性で動く。

(いやいや、これもコロナウイルスではずれ。ある意味で、コロナウイルスによって世代間どころか「コロナ感染防止」と「経済活動の活性化」という二つのバランスの問題になってしまっている。まさに、そのような違いこそが、大きな問題になってしまっているのである。もちろんその対応が、世代間になっているようであるが、コロナウイルスによってこの予想は全く話にならなくなてしまった)

・ 米中貿易戦争はオリンピックに向けて一度収束するものの、アメリカの大統領選挙で大きな動きが加わり、トランプ大統領再選後、より大きな米中貿易戦争となる。この時に、中国に与する日本企業の多くが、アメリカからパージされ、今までの大企業ということが全く通用しなくない企業価値観の再編の萌芽が出るが、しかし、その内容が固まらないまま令和二年を終える。

(いやいや、何しろアメリカ大統領選挙で、トランプ大統領が負けてしまったのであるから、前提が完全に崩れるよね。米中戦争とか言っているけれど、何しろ戦う前から中国に負けてしまっているバイデンが大統領になってしまったのだから、話にならない)

<令和二年の国際社会>=総合評価:

・ オリンピックまでは派手な動きはない。そこで2019年の動きの終結とそれを取り巻く国内環境の整備に多くの国が動くことになる。一つには、イギリスのブレグジットを中心にした動き、イランの核疑惑に関する動き、そして米中貿易戦争の「一時棚上げ」問うことに関する動きが大きく流れることになる。

(すべての国が「国内環境の整備」というよりは、コロナ対応である。米中貿易戦争の一時棚上げもその通りなんだけど、まあ、うまくいかないよね。ブレグジットだけは12月31日に終わったけれど、それで当たったと喜べない)

・ 国内整備ということに関しては「アメリカの大統領選挙」と「中国のポスト習近平をめぐる争い」が大きく動き、イギリス亡き後のEUの混乱ということが大きな課題になる。いずれも内向的な政治になってくるが、それが外交的な動きになる時には、国内調整がうまくいっていない状況からの物であり、日本はそれらの一挙手一投足に右往左往することになる。

(「アメリカ大統領選挙」「ポスト習近平」「イギリスなきあとのEU」で混乱するというのは当たっているのだけど、結局日本は右往左往することもなく、外交がダメなのである)

・ テロはバグダディの死によって治まる方向性があるが、香港のデモ、憂い売るなどのデモ、スコットランド独立の動き、カタルーニャの政変、など、様々なところで大きな「独立運動」が起きるようになる。台湾と中国共産党の関係も大きな問題となり、これらがオリンピック後に大きな混乱となって出てくることになる。戦争にまでは発展しないものの、一触即発の状況が続いて令和二年が終わるのではないか。

(独立運動やテロは、中国のものはすべて封じられた感じである。よって混乱も何もない。コロナウイルスですべて封じ込まれてしまい、他国の干渉がない中、そのまま終わってしまっているという感じである。要するに、全くのはずれ。コロナウイルスですべて封じられた感じである)

 さて、一気にすべての昨年の標語をまとめてみた。

とにかく昨年は全てコロナウイルスでダメになった。さて、今年は4日の月曜日から、まず今年の「新しい生活様式」の「年初放談」からやってみよう。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

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