「宇田川源流」 変異株の発見というイギリスの窮地といたずらに恐怖心をあおる変異株の内容を検討する

「宇田川源流」 変異株の発見というイギリスの窮地といたずらに恐怖心をあおる変異株の内容を検討する


 日本ではコロナウイルスの件に関して様々な問題になっている。

実際に日本の内容は「政府がどうだ」という話ではなく、それだけ人出があるかどうかということでしかない。単純い言えば、「ゆるみ」などという単語を使っているが、何度も言う通り「オオカミ少年現象」でしかないのである。

つまり、「そんなに警戒しなくてもよいときに、政局を起こそうと必死にコロナウイルスの問題や政府対応の問題点を重箱の隅をつつくように言い、その結果マスコミや政府が騒いでも特に大きな影響はないというように認識してしまった多くの国民が、本当に中止をしなければならない状態になった時に、それまでのゆるみや警戒していても何もなかったという前例から、政府などのことに従うことなくまたマスコミなどの信用性も欠けてしまい、そのことによって、緊急事態を対処できなくなっている」ということなのである。

まあ、オオカミ少年が「オオカミが来たぞ」というのと、現在のマスコミが「コロナが危険だぞ」というのとは全く同じになってしまっている。まあ、そのようなマスコミ報道が、どのように受け取られているのであろうか。

マスコミがそのような状態であり、なおかつそのマスコミの報道を信じている人が少なくないということは、そのまま、「強制力を使わなければ、コロナウイルスなどの危険性を防ぐことはできなくなってしまう」ということになっているのである。

以前「テレビばかり見ていると馬鹿になる」とか「マスコミを盲信すると国が亡ぶ」という話があった。私が子供のころは「テレビばっかり見ていると、今にしっぽが生えてくる」などということがあったが、まさにそのようになってしまっているのではないか。

日本において、まさにそのような状況になってきてしまっていることは間違いがない。

もちろん、そのようなことばかりではないが、しかし、単純に政府が勝負の三週間といったからといいながら、そのような自分たちの報道を棚に上げて、何を言っているのかと思う。

しかし、もしかしたらそれだけではないのかもしれないというニュースが飛び込んできた。


感染力7割増し、欧州各国でもコロナ変異株 英国から

 感染力が従来より最大7割強いとされる新型コロナウイルスの英国の変異株がイタリアやデンマークなどでも見つかり、欧州各国は20日、入国規制の強化に乗り出した。

 欧州はクリスマス休暇で人の移動が増える時期にあたり、感染再拡大への警戒感が強まっている。

 イタリア保健省は20日、数日前に英国から航空便でローマに到着した乗客から変異株が見つかったため、隔離したと発表した。世界保健機関(WHO)によると、英国と同じ変異株がデンマークで9件、オランダ、豪州で1件ずつ確認されたという。従来より重症化しやすいという証拠は見つかっていないという。

 現地報道によると、フランスは20日、英国からの入国を21日午前0時から48時間、鉄道と空路で、いずれも禁じることを決めた。英国への出国は規制しない。ドイツも近く、航空便の受け入れを停止する方針だ。このほか、イタリアやベルギー、オランダやオーストリア、ルーマニア、ブルガリアなどが英国からの入国を規制する。

 英国政府は20日、ウイルスの遺伝情報を調べた結果を明らかにした。変異株は9月に出現し、11月半ばまでは市中での広がりは少なかった。11月後半にロックダウン(都市封鎖)を導入したにもかかわらず、ロンドン南東のケント州で感染率が下がらなかったことから保健当局が調査。変異株による感染例が増えていたことが明らかになった。その後、この変異株がロンドンや周辺地域で広がっていることを突き止めたという。欧州疾病予防管理センター(ECDC)は、変異株がすでに英国以外にも広がっている可能性があるとしている。

 AFP通信によると、欧州連合(EU)の専門家は、開発されたワクチンは変異株にも有効だとの結論に達しているという。(パリ=疋田多揚、ロンドン=下司佳代子、ローマ=河原田慎一)

2020年12月21日 7時16分 朝日新聞デジタル

https://news.livedoor.com/article/detail/19413865/


 ウイルスというのは変異する。変異というのは、ウイルスそのものの生き物であり、環境の変化などに対応するということを意味しているのであるから、人と人の感染を繰り返している間に、そのう位するそのものも形を変えて、より「自分たちが発展」するようになってきているのである。

殺虫剤などを使い続けていて言えると、その殺虫剤に対応した耐性のある虫が生き残りそして繁殖する。つまり、殺虫剤が効きにくくなってくるのである。

当然に、コロナウイルスに関しても、同様になってくる。

そもそも化学薬品ではなく、コロナウイルスも「微生物」なのであるから、そのようになってくる。当然にウイルスが変異するという可能性は考えられる。

しかし「長期間存在しているウイルスであるならば、すでに何回も変異をされているはずであり、こんなに短時間で変異が見つかるのはおかしい」と考えるべきである。

つまりイギリスの今回の変異株の発見というのは、もともともコロナウイルスが「今まで変異をしたことがないウイルスではないか」ということになり、そのまま「ウイルスの新規製造」説つまり、中国が(まあ、国を特定できるかどうかは別にして)新規に作ったウイルスではないかということの証拠になるような気がするのである。

イギリスはこのことを受けてすぐに「ロックダウン」を行った。新規のウイルスが出てきては仕方がないのであるが、同時に、このような事態になったことに関して、その発生源である中国に対する「恨み」がイギリス国民の間ではかなり大きくなっているという。

変異といっても、今回は「感染力が高まっている」ということにほかならず、毒性が高くなっているかとか、致死率が高くなっているかということに関しては全く報告がされていない。もちろん今後研究が進むのであろうが、なかなかよくわからないのである。

さて日本である。これだけ感染者が増えれぼ、当然に日本国内でも変異株ができる可能性が存在する。またその変異がイギリスと同じような変異なのかどうかも保証の限りではない。

もちろんその内容に関しては、今後様々な人が研究してくれなければならず、私のような医療や感染症に関して全く無知な人間が言うことではない。

しかし、このような事態なのに、政治の方は全く落ち着くこともなく、いまだに政局含みの話ばかりで情けないのではないか。

今こそ日本全体が団結すべきではないのであろうか。政治に関係する皆さんは全くその辺は理解できないようである。

宇田川源流

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