「宇田川源流」【土曜日のエロ】 「風俗店」という生理現象により「来る客は来る」というところに職を求めてくる女性たち

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 「風俗店」という生理現象により「来る客は来る」というところに職を求めてくる女性たち


 今週も「土曜日のエロ」の日がやってきた。まあ、毎週飽きずにエロのことをしっかりと考えている。まあ、人間というのは、基本的には「子孫繁栄」を望むものなのであるが、一方で「エロ」を「秘め事」として隠すような状況に存在している。しかし、そもそも少子化が問題なのは、男性と女性がエロいことをしていないことによるものであり、それ以上の話は何もないということになるのである。

片方で「青少年保護」として、エロいことをすべて封鎖し、片方で、都合よく年頃になったら結婚して子供を産め、少子化が社会的問題だといってもそのような、すでにエロを卒業してしまったような人々の勝手な言い分が通ると思っていることがどうかしているのではないか。

そのようなことをしていることが、若者に対して全く通じていないのが、コロナウイルス禍の中で、外出自粛の時に、十代の人々の妊娠の相談が多くなったことからも明らかであり、いくら隠していても全く意味がないし、また、危険であるとか、あなたのために行っているなどといっても、全く意味がないことなのである。

今週、「危険だ」「あなたのため」というようなことを言っても、全く通用しないということは、シルバーウィークの外出でもよくわかる。あれだけ「コロナウイルス禍は終わったわけではない」などとマスコミがこぞって大騒ぎしていても、結局、東北道で夜中まで渋滞がなくならないほどの観光地へ人が向かったのである。要するに、「観光に行きたい」と思えば、当然に観光に行くことになるし、また、遊びたいと思えば遊ぶ。それは十代の青少年であっても、子供を持つ大人であっても、全く同じで「欲求」に対して「これくらいならば大丈夫」というようなある程度の許容があり、そのことが社会を円滑にしているのである。

まさにそのようなことがエロの世界でもあるのではないか。

夜の街の「接待を伴う飲食店」から「堕ちる」女性たちの事情

 第2次世界大戦後の大ベストセラー小説で、何度も映像化された『肉体の門』は、敗戦と貧困のため身を売りながら、逞しく生きた女性たちの物語だ。それから約70年後のいま、新型コロナウイルスの感染拡大によって、同じように困窮から身の振り方を変えた女性が続出している。キャバクラやガールズバーで働いていた女性たちは、それを「堕ちる」と呼んでいるらしい。ライターの宮添優氏が、様々な事情で「堕ちて」きた女性たちについてレポートする。

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「コロナになって、金が出せないから求人広告は全部引き上げた。でも、面接は増えたんだよね。要は『そういうこと』なんだよ」

 東京・豊島区内の風俗店経営・横尾真一さん(仮名・50代)は、新型コロナウイルス感染拡大による東京都の緊急事態宣言発令を知り、店が潰れないよう出来るだけ手元にお金を残すため、広告業者全てとの契約を打ち切った。広告は、男性客向けのもの、女性向けの求人広告と二種類があったが、どちらも引き上げたという。緊急事態宣言中は客がゼロ、と言う日も珍しくなく、女性従業員の半数以上が店を辞めた。

「あの時、女の子がたくさん辞めたけど、客も来ないからあんまり影響はなかったね」(横尾さん)

 異変が起きたのは緊急事態宣言が明け少し経った六月ごろ。男性客は、長年の勘から「いずれ戻る」と思っていたが、それよりも先に店の門戸を叩いたのは多くの女性だった。

「学生だけど学校もないしバイトもできない、といってお金に困ったって女子大生でしょ、あとは、契約社員だったけど仕事切られて食べるため、家賃の為に仕方なく、って子もいたね。でも一番多かったのは、キャバクラとかセクシーパブとか、風俗ではないけどその手前の業界で仕事をしていた子たち。女の子の間では『堕ちる』なんて言われてるらしいけどね」(横尾さん)

 キャバクラなど、いわゆる「接待を伴う飲食店」は、実際にクラスターが発生したことなどから、新型コロナウイルス感染の温床、悪の象徴のように言われてきた。繁華街のこうした店からは一気に客が消え、休業や廃業に追い込まれた店も少なくない。だからこそ女性たちは、客がゼロの店で働くよりもマシだと、少しは客が見込める横尾さんの店にやってきたのだろうと推測する。

「うちのような店は、おそらく雨が降ろうが風が吹こうが、来る客は来る(笑)。生理現象だからね。反対に、接待を伴う飲食店に行きたくてしょうがない、悶々して耐えられない、ってことある? その違いがあるよね」(横尾さん)

 横尾さんの店に「堕ちた」と自嘲気味に話すのは、元ガールズバー従業員・まりもさん(仮名・24才)。

「こう言う店だけはイヤ、と思ってガールズバーで働いていたけど、お店が潰れてどうにもならなかったです。でも、このお店で働いても、お客さんはあんまり来ない。ここだけで働いても生活できないから、店長に言って、他の系列店でも働いています。女の子は毎日たくさん出勤してるのに、呼んでくれないから、ずっと待機部屋で携帯いじってるだけ」(まりもさん)

 実はまりもさん、昨年末より就職活動をはじめ、一月には旅行添乗員の派遣会社に採用が決まっていた。得意の語学力を生かし、日本にやってきた外国人旅行客を案内する仕事であり、それはまりもさんの長年の夢でもあった。だが、採用は直前に白紙になり、派遣会社はすでに潰れてしまった。

「こんな状況でも来てくれるお客さんを大事にしようって、本当は有料のサービスを無料にしたり、制限時間を無料で延長したりしているんです。私は最近、仕事を始めたばかりだからこんなものかと思ってやっているけれど、以前からいる従業員たちは、ただでさえギリギリでやってきたのにと、不満の声を上げています」(まりもさん)

 こうした現状について、横尾さんも苦々しい表情を隠さない。

「大変な仕事なのは理解してますが、客がゼロになったらもっと辛い。女の子たちにはそう言って働いてもらっていますが、コロナ前は普通だったのに、コロナ以降、精神的におかしくなってしまう子は本当に増えました。理由は様々だとは思いますが……。コロナが続く限り、この仕事を続けなければならないのかと、泣きながら相談されたこともありました」

 芸人・ナインティナインの岡村隆史が、自らのラジオにて、風俗従事者の女性について差別的な発言をし大騒動になった。しかし今、その岡村発言が残念ながら、現実に起きていることをほぼ言い当てていたと認めざるを得ない。あの時、岡村が責められるばかりでなく、そうした不幸な境遇に会う人を一人でも減らせるようにという議論があれば、何かが変わったのだろうか。

2020年9月20日 16時5分 NEWSポストセブン

https://news.livedoor.com/article/detail/18928762/


 「うちのような店は、おそらく雨が降ろうが風が吹こうが、来る客は来る(笑)。生理現象だからね。反対に、接待を伴う飲食店に行きたくてしょうがない、悶々して耐えられない、ってことある? その違いがあるよね」<上記より抜粋>

いや、この言葉が最もしびれる言葉である。確かにそうだ。人間の欲求の中で、抗いがたい欲求が食欲と睡眠欲と性欲だそうで、その中の性欲は単純に生理現象であり、人間が動物である以上、間違いなく「自分の遺伝子を残したい」と思うのは普通のことである。

というか、そのような感覚がない、または好きになる(最近では異性と相手が人であると限ったことではないらしいが)ということがないということも、ある意味で人間としてどうなのかということになってしまうのである。

動物的な本能を抑えることが、仏教的に言えば「悟り」であり、また、社会的であるというような評価であるというような感じになるのだろうが、それはそのまま動物としての本能を完全に捨ててしまえと言うことにほかならず、そのようなことができるとは到底思えないのである。

そのように考えれば、「性風俗」というものは、当然に、「生理現象としてくる」のであって、接待付きな飲食とは異なる。

これは商業的なことから言えば、当然に、「固定客がある」ということを意味しているのであって、接待付きの飲食店とは全く異なることになるということになるのではないか。同時に、性風俗店は「乱交パーティー」や「ハプニングバー」とは異なるので、当然に、「三密」には当たらないということになる。まあ、男女二人の間はかなり親密になるということはありうるが、一方で、不特定多数の人が集まって飛沫感染をするということとは異なるものになるということになる。そのうえ、行為の前と後には基本的にシャワーを浴びたり風呂に入ったり、場合によっては洗ってもらったりするのであるから、基本的に消毒をしない飲食店に比べてはるかに安全である。

つまり、「性風俗店はコロナウイルス禍の中でも安全である」ということになるのである。

「大変な仕事なのは理解してますが、客がゼロになったらもっと辛い。女の子たちにはそう言って働いてもらっていますが、コロナ前は普通だったのに、コロナ以降、精神的におかしくなってしまう子は本当に増えました。」<上記より抜粋>

まさに、このようなことであり、実際に東京都のニュースなどで、「接待の伴う飲食店」として、やり玉に挙げられていた。「夜の街」として、コロナウイルスを広げているような話にしかならない状態であったのだが、まさにそのような状況が「接待を伴う飲食店の女性」つまりキャバ嬢やガールズバーの女性たちが、仕事がなくなるということを意味しているのである。当然に、岡村隆史が話していたような「きれいな子が風俗に来るようになる」という通りの状況になっているのである。まあ、利用者にとっては「慣れている女性ではない女性が出てくる」ということと「女性の数が増えている」ということで、喜ばしいことであるが、まあ、女性たちにとってそれがよいこととは限らない。しかし、そのようなところに生活の拠点を置いていた女性にとっては、風俗店になるしかないし、上記のように旅行業やインバウンドを相手にしていた商売の人々は、当然に収入のためには性風俗を選ばざるを得ない状況になってくるのである。そのような状況にしたのは、必要以上に「夜の街」をあおった小池百合子とマスコミの問題なのだが、残念ながら、この女性たちの方が社会的弱者であるようで、なかなか話にならないようなのである。

これがエロの世界なのであろうか。しかし、つぶしのきかない男性とかはどうしたらよいのであろうか。

宇田川源流

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