「宇田川源流 日本万歳!」 世界に畏敬の念を持たれる日本人の秩序感覚
「宇田川源流 日本万歳!」 世界に畏敬の念を持たれる日本人の秩序感覚
月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。毎回のことと思うが、日本人の素晴らしいところを出し、また、日本人ならば当たり前と思っていながら世界で評価されているような行動をここで出し、「当たり前」い行われていることこそ、素晴らしいという観点で、自分たちの気づかないすばらしさを再確認することによって、自分たちのすばらしさを感じ、そして日本人の誇りを取り戻してもらおうと思っている企画連載である。
日本人のすばらしさというのは、一つには日本人の「国民性」に基づくものであり、日本人そのものが素晴らしいと感じる中で、何をするべきかということをわかっているということになる。ある意味で、「法律で決まっていなくても、他人を思いやり、他人のことを尊重し、和をもって貴しとなすことを実践すること」が最も重要であるということを最もよくわかっている人々ではないかと思う。
もちろん、その内容は日本人のほとんどが同じくらいの学習能力があり神話や言語、生活習慣を共有し、そして、何かの問題がある場合も、その行動というのがだいたいの場合想定内で行われるというような状況が最も重要であり、その国民性がしっかりとしているということになる。
ある意味でこの国民性がしっかりとしすぎているので、外国人が入ってきた場合に「違和感」を感じてしまう場合が少なくないのである。もちろんそれは差別の感情というのではないが、しかし、外国人からはそのように映ってしまう可能性があるというデメリットもある。
一方で、「暗黙の了解」ということが通じることが最大のメリットである。その集団が小集団であれば「暗黙の了解」の範囲が増えるのであるが、日本人同士であれば、だいたいの場合、暗黙の了解がある程度のところで存在することは間違いがない。
また、もう一つは「歴史」の感覚である。日本人の場合、その歴史の重さをよく知っている。歴史を感じるものに対する重要性ということに関しては、非常に大きな特徴であると思われる。宗教上の理由や国民性で古いものを大事にしない、破壊する文化も少なくない中で、古い「ことば」や「言い伝え」「習慣」まで重要視している日本は、素晴らしいのではないか。
列に並べる日本人・・・「なぜそれが自然にできるのか! 畏怖の念すら抱く」=中国報道
近年、中国人にとって海外旅行が身近になったことで、それまで気付かなかった「マナー違反」に目が行くようになったようだ。それに伴い日本人のマナーの高さが称賛されるようにもなっている。中国メディアの捜狐はこのほど、「日本人にはどんな尊敬すべき点があるのか」と題する記事を掲載した。
記事は、尊敬すべき点の一例として日本人は「よく列を作る」と紹介。中国では、強制されなければ列を作ることはなく、人混みを押しのけなければバスに乗ることさえままならないが、日本ではたった2ー3人でも列を作るので驚くようだ。なぜ日本人は進んで列を作るのだろうか。
その理由について記事は、日本では列の割り込みが軽犯罪法違反に当たり罰則の対象になると指摘。違反すると1日以上30日未満の拘留、または1000円以上1万円未満の罰金を受ける可能性がある。しかし記事は、法律よりも日本独特の国民性にあるのではないかと推測している。
日本人は、列を見るとそれが何の列か分からなくても並びたくなるものだ。記事は、それを「限定に弱い」国民性によるのかもしれないと指摘。桜のようにはかないものが好きな日本人は、機を逃さないため列を見ると並びたくなるのかもしれないと伝えた。また、集団意識が強いためなのかもしれないとも分析している。他人と同じことをするのが習慣になっている日本人は、皆が並んでいるとひとまず並ばなければならない気になるというわけだ。
記事の筆者はいろいろな可能性を考えているようだが、理由付けしたくなるほど中国人にとっては「列に並ぶ」のは自然にできることではないようだ。日本では列に並ぶ人で軽犯罪法を気にしている人はほとんどいないと思われ、ごく自然なマナーとして習慣付いているといえるのではないだろうか。
記事の筆者は、日本人は尊敬すべき存在であり、畏怖の念すら抱くほどだとまで表現し、すっかり敬服している様子だ。最近では中国人の民度も高くなってきたと言われるが、自然と列を作り並ぶようになるまでにはまだ時間がかかるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
2020年9月3日 16時12分 サーチナ
https://news.livedoor.com/article/detail/18838054/
今回は、そんな日本人の習慣の中でも「並ぶ」もっと言えば「行列を作る」というのは、外国人から奇異に映るらしい。上記の記事は中国人の者であるが、まあ、中国人ほどマナーがない国に言われても驚く気はないが、そのほかの国からも驚かれることは少なくない。
実際に3・11の時に、食料品などの配給で日本人が誰も言わないのに列を作ってしっかりと順番を守っている姿、配給先において混乱があったり、取り合い、奪い合いの喧嘩にならないというのは、外国人が最も驚くことである。
3・11の時にアメリカ軍がヘリコプターで物資を援助してくれた。アメリカ軍は軍の規定で空中から物資を落とすのである。日本人の多くは、当然に、ヘリコプターが着陸地点において着陸してくるものと思っていて、そのギャップに驚かされたという。
これは、他の国でも支援をしているアメリカ軍は、物資を援助しているにもかかわらず、その物資を少しで多く奪うために、ヘリコプターを襲撃する国民がいるということを警戒しているのである。そのような襲撃の癖が全くない日本人の場合、まさに落とされることの方が意外であったという話である。
当然に、一回だけのことを考えれば、多く取った方が得かもしれない。しかし、日本人のように、暗黙の了解がありなおかつ歴史がある国民性の場合、その国民は「次」または「将来」ならばなかったことによって、どのようなことが起きるのか、次に何をされるのかということをよくわかっているということになる。それだけ特権階級もなければ多くの人が平等に過ごしているということが言えるのであり、また、そのような抜け駆けのような並ばない行為が、暗黙の了解として国民性の中にあるということになる。
日本では列の割り込みが軽犯罪法違反に当たり罰則の対象になると指摘。違反すると1日以上30日未満の拘留、または1000円以上1万円未満の罰金を受ける可能性がある。しかし記事は、法律よりも日本独特の国民性にあるのではないかと推測している。<上記より抜粋>
単純に列に並ばないことで軽犯罪法違反で罰金を払わされたことのある人というのはほとんどいないし、話にも聞かない。この記事にあるように日本人の国民性、つまり「将来的な損」とか「人の輪を乱すことによる損失」ということをよく知っている日本人の国民性が団結を生み、そして日本人の強さを物語っていることになるのである。
ところで、このようなことを研究している中国人もなかなか勉強熱心であると思う。それだけ中国人は日本人を畏怖しまた、憧憬の念をもって見ているということになるが、しかし、そのことをこのように報道していても、それを重要視する価値観が国民全体に広がらなければならなし、また、平等や列を作るというような習慣を政府のトップが率先して行うようにならなければ、そのようにはならないであろう。
そのように考えれば、日本においては政治もまた、経済界も素晴らしいということが言えるのではないか。
その国民性や政治まで含めて、日本のすばらしさは世界で認められているのである。
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