「宇田川源流 日本万歳!」 おにぎりという持ち運び出来どんな具ともあう日本の食文化がヨーロッパで人気になっている

「宇田川源流 日本万歳!」 おにぎりという持ち運び出来どんな具ともあう日本の食文化がヨーロッパで人気になっている


 月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。本日のように、昨日まで四連休で、すっかりと体が休みに慣れてしまい、そして、もう働く気がなくなった時に通勤電車というのは、なかなか辛いものである。

特に、今般のマスコミは、コロナウイルスにおいて不安ばかりを煽り、特に対策も何もないのに、大仰の物事を報道する。ある意味で永田町政局の片棒を担いでいるから、そのようなことばかりを言っているようであり、その永田町政局に一般の人が巻き込まれている感じだ。

そもそも今回のコロナウイルスに関して、感染数ばかりが報道されているが、実際には、28965名の感染者のうち21500名の回復者があり、死亡者は1000名程度。致死率3%、世界で言えば1500万人の感染に対して死者が65万人、致死率4%となっている。この致死率は当然に全人口ではなく、感染者に対比するものでしかない。

日本は、すでにその経験則上、手洗いうがいをすること、三密を避けることにより、ある程度抑制できることが緊急事態宣言期間中に経験則として存在し、最終的にはそれらのことをにより抑制できることが見えてきている。つまり、緊急事態宣言前の状況とは異なり抑制方法を知ったということになる。

そのうえで、今回の内容はそれらの数字と経験則上人工的に抑制できることと、今後ワクチンの開発などで、政府も予算が必要であるが、残念ながら、大騒ぎし、自粛ならば金をよこせと騒ぐ国民のために、貴重な資源を一人時10万円配布し、またそのほかの予算も使い果たしている。このまま経済状況が悪化すれば、当然に政府は歳入が減少し、そのことは国家予算ばかりではなく国民生活を悪化させる結果になる。

 そのような状況の中で「通勤する」というような状況を考えなければならず、そのために「日本人は素晴らしい」というようなことを書いて、自分もその日本人であるという誇りをもって働いていただきたいと思っているのである。


おにぎり、ドイツでじわり浸透=具にアボカドやピーナツも

 【フランクフルト時事】ドイツでおにぎりの人気が徐々に広がっている。見た目は日本のコンビニエンスストアに並ぶプラスチック包装された商品とほぼ同じ。大手スーパーも販売を始め、手軽な食事として浸透しつつある。

 フランクフルトなど独国内3カ所でおにぎり店を営むベンヤミン・アルバグダディさん(38)の主要顧客は若者やベジタリアン(菜食主義者)だ。1個2.5ユーロ(約300円)で、さけやツナマヨといった「定番」の具だけでなく、アボカド、ピーナツなどもそろえる。

 アルバグダディさんは出張先の日本で食べたおにぎりを気に入り、2017年に販売を開始した。日本風のおにぎり作りを目指して福岡県の工場を視察、山形県産米や瀬戸内産ののりを使うこだわりぶりだ。女性常連客は「30~40年前に初めて食べて以来、おにぎりが大好き。週に数度は訪れる」と語った。

 アルバグダディさんは「日本のサンドイッチだと宣伝している」と話す。納入先だった大学が新型コロナウイルス流行で休校となったのは打撃だったが、年内に店舗を増やす方針だ。

 独スーパー大手レーベもおにぎりの販売を昨年始め、約1400店舗で扱う。酢飯を使う「変わり種」も並ぶが、売れ行きは好調という。 【時事通信社】

2020年07月25日 10時22分 時事通信

https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12145-739454/


 『広辞苑』には、“おにぎり”とは「にぎりめし。おむすび」とある。“にぎりめし”で調べると、「握り固めた飯」とあるが、語呂合わせの好きな日本人は、魔除けの意味が込められた「鬼斬り」である、という説もできている。

日本(世界?)最古は実に弥生時代から食べられていたとされる「おにぎり」。その証拠に、弥生時代後期の遺跡、石川県杉谷「チャノバタケ遺跡」で「日本最古のおむすび」が発見されました。同遺跡の案内版にはこう書かれている。

「チマキ状の炭化米は、底辺約5cm、他の2辺が約8cmの二等辺三角形で、約3.5cmの厚みがある。日本型のおくてのもち米を使用し、蒸された後二次的に焼かれたものと推定され、現在のちまきに近いものと考えられる。(中略)こうした調理・整形された米は、全国的にみても非常に少なく、なかでも本例は最古級のものだ。機能的には携行・保存食だが、食用とは別に霊的なものへの供物あるいは厄除けという呪敵な用途をもっていた可能性がある」

 まあ、これが粽なのか握り飯なのかは不明であるが、少なくとも奈良時代の「常陸国風土記」には「握飯」の記述が見られるのである。その時代には、すでに「握り飯」という言い方があったということになろう。

この時代に「握り飯」があったという意味が分かるであろうか。実際に、「コメが主食」ということがあり、同時に、「米の飯をもって遠出をする」ということがすでに弥生時代や奈良時代にできていたということになる。もちろん安全であったかどうかまではわからないが、しかし、村の中にとどまっているだけではなく、様々なところに飯をもって行くということが普通に行われていたということにあろう。もちろん、宿屋などがあったわけではないと思うので、その範囲は限られていると思う。

それが、「戦の時の兵糧」というようになり、また徐々に飯だけではなくなる。承久の乱の際、鎌倉幕府側の武士に、「梅干入りのおにぎり」が兵糧として配られた。これが、梅干が全国に広まったきっかけとも言われる。その後江戸時代などになると海苔を巻くなど様々なものが出てくるのと同時に、ご当地の名産が握り飯の具になるようになっていったのである。

さて、このように「米の飯」「海苔」「具」そして「塩」というバランスによって、様々な取り合わせができまた、なんでも好きなものを入れることができるために、現在の食の多様化には、様々な内容ができるようになる。当然に、ヨーロッパの人々も「寿司」が好きであれば、つまり、「米の飯にアレルギーがなければ」食べることができるようになる。

さて、食文化というのは、その国の文化の中心であると思う。実際に「言語」と「食」が国の文化を作るというのは普通のことであろう。その食文化が日本の伝統をヨーロッパに伝え、受け入れられているというのは非常に喜ばしいことである。私自身、外国にいると三日目には米の飯の夢を見るほどである。

このようにして、日本の文化は何気ない日常にあるものも、世界で称賛され、または海外の文化の中に取り込まれてゆくものなのではないか。

もう一度日本の文化をしっかりと見直すべきではないか。

宇田川源流

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