「宇田川源流 日本万歳!」 日本を母国と表記する台湾の人々の「新日感」

「宇田川源流 日本万歳!」 日本を母国と表記する台湾の人々の「新日感」

 毎週月曜日は「日本万歳!」をお送りしている。毎週土日でなんとなく休み気分を味わった後、月曜日になるとなんとなく今週一酢湯かん働かなくてはならなくなってしまい、なんとなく気分が落ち込んでしまう。まあよく「マンデーブルー」という言葉を使うのであるが、そのような心理状態になってしまうとなんとなく悲しいものである。

特に、コロナウイルスの危機が完全に去ってしまったというような状況ではないにもかかわらず、緊急事態宣言も東京アラートも(もちろん東京だけが問題なのではないのだが)消えてしまい、徐々に元に戻りつつある。そのような状況で、満員電車に長時間揺られながら、密閉空間でいなければならないところの精神的な負担とはいかばかりであろうか。まあそのようなブルーな気分になってしまうことを、何とか変えられないかという気がしているので、この文章にしているのである。

単純に「日本のすばらしさ」や「日本でよかった」と思うことをあげて、自分も日本人の一人であるという誇りを持っていただき、そのうえで、日本人であるということに自分自身で自信を持っていただくことで、なんとなくつらい一週間を乗り切っていただこうと思う。

なんといってもアフターコロナになってから、夜酒を飲んだりカラオケに行ったりして、ストレスを発散することも少なくなってしまった。もちろん先週から空いているのであるが、やはりなんとなく気分的にうまくゆくようなこともないし、また、もし言ったとしても、それほどゆっくりできない、どこかストレスが残ってしまうところなのではないか。

そのような時に、この文書が少しでも皆さんの自信の復活になればよいのではないかという気がするのである。

さて今回は、日本そのものではなく、日本のことを慕う台湾の話題である。

日本を「母国」と表記!台湾の歴史教科書が物議―中国メディア

 1日、中国メディアの北京晩報によると、台湾の高校教科書で日本を「母国」と表現する部分が見つかり物議を醸す中で、国民党の幹部が自らの見解を示した。

 2020年6月1日、中国メディアの北京晩報によると、台湾の高校教科書で日本を「母国」と表現する部分が見つかり物議を醸す中で、国民党の幹部が自らの見解を示した。

 記事によると、報道の真偽を検証する団体・台湾ファクトチェックセンターがこのほど、ある高校の歴史教科書の、日本の植民統治下にあった台湾の経済発展に関する記述の中に「1930年代、日本が対外拡張のために軍需工業時代に入ると、台湾総督府も日本母国の国策に追従して関連の工業インフラを建設した」との表現があったと指摘した。

 これについて、国民党の蔡正元(ツァイ・ジョンユアン)副秘書長は「日本の台湾総督府と日本政府との関係は、『子』と『母』の関係ではなく、地方政府と中央政府の関係である。『母国』と記述するのは、憲法学の理論を理解していない」と語ったという。

 蔡氏はまた、「日本の植民統治時代に、台湾では大部分の人が中国(清朝もしくは民国政府のこと)を『母国』と呼んでいた」とも主張している。

 なお、記事によると、問題となった教科書では当該部分以外に日本を台湾の「母国」とする記述はなかったという。(翻訳・編集/川尻)

2020年06月03日 Record China

https://news.nifty.com/article/world/china/12181-810806/

 他国の教科書ということに関しては、様々な解釈がある。もちろん、韓国や中国においては日本を悪く書いているものが少なくないし、領土などに関しても様々なことが書いてある。

しかし、まあ、悪いことが書いているものばかりではなく、日本にとって良いところを書いてあるところや、日本の歴史や伝統に関してどのように書いてあるのかを見ることも必要ではないかという気がしてならない。

台湾は、今回のコロナウイルスでも「公衆衛生は日本が教えてくれた。今回のコロナウイルスの対策がうまくいったのも日本のおかげである」というようなネットの書き込みが多数あり、また、日本に例えば3・11やそのほかの不幸があった場合でもすぐにお見舞いを出すなど、様々な内容が行われている。同じく公衆衛生を持って行った中国や韓国のように自分がやったなどとは言わず、歴史の正確な知識のもとに、それらの内容をしっかりと見て取っているのである。もちろん、公衆衛生の概念があったからといって、今回の台湾のような対応ができるわけではない。そのような公衆衛生の概念があったとしても、その内容に関して、実行できる力がなければ何ともできないのであるが、そのような自分のことを瑳奇に言うのではなく、他人のことをしっかりということによって自分たちの能力を表現できるという力がある。

今回の内容も、台湾の航行の教科書に日本のことを「母国」と書いている。実際に、再英文総統の時代になって、中華人民共和国との関係に問題があり、そのことから、台湾そのものの起源を中国に持ってゆきたくない政治的な事情がある。しかし、教科書に「母国」として、日本と書いているのである。

「1930年代、日本が対外拡張のために軍需工業時代に入ると、台湾総督府も日本母国の国策に追従して関連の工業インフラを建設した」<上記より抜粋>

まあ、文章をうまく読めば「台湾総督府」が「母国の日本の国策」というようになっているので、台湾そのものが母国というわけではないようにも読める。台湾総督府の総督はすべてが日本人である(職員の中には台湾人もいたと思うが総督は日本人である)ということから考えれば、特におかしな内容ではない。しかし、神経質人からすればどうかということになる。

これに関して台湾の政治家たちは様々炒っているが、それにしても、「母国」というようになっており、また、その内容をしっかりと日本と絡めて学ぶ姿勢は、良いのではないか。日本は、そのように現在に残る歴史を作ってきているのである。

宇田川源流

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