「宇田川源流」 大河ドラマ「麒麟がくる」の濃姫役女優沢尻エリカの逮捕による大河ドラマのピンチと芸能界の麻薬汚染
「宇田川源流」 大河ドラマ「麒麟がくる」の濃姫役女優沢尻エリカの逮捕による大河ドラマのピンチと芸能界の麻薬汚染
最近のニュースの中で一番驚いたのは、女優沢尻エリカさんの麻薬所持による逮捕である。この水曜日になんとなく書いている大河ドラマ関連の内容で、まさか来年の「麒麟がくる」のスキャンダルを書くようになるとは全く思っていなかったので、かなりさまざまな意味で驚きであった。
沢尻エリカといえば、十代のころから「演技派女優」として知られ、ウィキペディアによると、2004年映画『問題のない私たち』で準主演を務め、映画初出演。2005年映画『パッチギ!』で演じた「リ・キョンジャ」役が高く評価され、2005年フジテレビ系で放送の初主演ドラマ『1リットルの涙』での演技が高く評価され、2006年エランドール賞・新人賞や、第43回 ゴールデン・アロー賞・新人賞を受賞した。
来年の大河ドラマ「麒麟がくる」では、斎藤道三の娘で後に織田信長の正妻になる帰蝶(濃姫)の役で出演する。帰蝶は、斎藤道三の娘であり、また主人公明智光秀の親戚にあたる女性だ。当然に、親戚同士として初回からかなり重要な役どころであり、またまだ撮影はしていないとも思うが、本能寺の変の時、信長と一緒に本能寺にいたというような説もある。つまり、初回から最後まで準主役級で存在する重要な役である。
沢尻エリカ自身、今年の3月9日に出演者が発表された時、「12歳で芸能界に入って、右も左もわからなくて、ただがむしゃらに…。たくさん失敗もしたし、挫折もして、いろいろ学んで、ここまでくることができました」と話し「20年間、芸能界で生きてきて、培ってきたもの、自分が持っているものすべて、この作品にささげたいと思います」と決意を語っていただけに、非常に残念である。
それにしても、NHK大河ドラマの出演者のスキャンダルが後を絶たない。「いだてん」ではピエール瀧と徳井義実がスキャンダルで配役変更となっている。閣僚ではないが、しっかりと出演者の「身体検査」をしなければならないということが本来は挙げられるのではないか。
1月スタート大河撮り直し間に合わない 沢尻容疑者 初回から登場「最悪中の最悪」
沢尻エリカ容疑者(33)が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことで、来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(1月5日スタート、毎週日曜後8・00)の現場も大混乱に陥った。初回放送から登場する重要な役どころだけに撮り直しや編集が事実上不可能な状態。16日に幹部が緊急で集まって対応を協議したが、先行きが見えない状況で関係者は「最悪中の最悪」と頭を抱えている。
沢尻容疑者の突然の逮捕劇にNHKに激震が走った。斎藤道三の娘・帰蝶で、後に織田信長の正室となる濃姫役。6月4日のクランクイン時から撮影に参加しており、出演シーンも多い。初回放送まで2カ月を切った段階で大枠の編集作業も完了しており、関係者は「ほぼ出ずっぱりなので、これから再編集するにしても時間がない。前半部分の十数話の撮影は終わっている。セットも別のものに造り直しているため、スケジュールの調整がつかない。最悪中の最悪です」と声を落とした。
当然、出演者やスタッフを再招集することも難しく、編集も不可能となれば、放送時期の見直しや放送中止に追い込まれる事態も考えられる。この日の緊急協議でも明確な対応策は見いだせなかったようで、今後も善後策を話し合っていくことになる。
大河初出演の沢尻容疑者は、今年3月の発表会見で「たくさんの失敗も挫折もして、ここまでやってくることができました。自分の持っている全てをささげたい。沢尻エリカの集大成を見せたい」と目を潤ませながら意欲を見せていたが、自ら犯した罪で最悪の結果を招いた。
大河では、今年の「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で、ピエール瀧(52)が3月に麻薬取締法違反の罪で逮捕(懲役1年6月、執行猶予3年の判決)され、三宅弘城(51)を代役に立てて撮り直したばかり。スタッフの一人は「別の女優を立てて撮り直すにしても時間がない。沢尻容疑者の件は損害賠償どころの話ではない。先が見通せないのは初めてだ」と吐き捨てた。
また、沢尻容疑者がヒロインの一人で出演した映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」が現在も東京・渋谷のシネクイントなど全国十数館で上映中。配給の松竹とアスミック・エースも急きょ、対応を協議したが現段階で結論は出ないまま。薬物事件の余波はますます広がりそうだ。
「麒麟…」をPRするNHK広報の公式ホームページからは、沢尻容疑者ら出演者の告知ページが削除された。有料動画サービス「NHKオンデマンド」も沢尻容疑者が2年間MCを務めていたBSプレミアムのドキュメンタリー「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」10作品の新規販売を停止。同局は「麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受けての措置」と説明した。
2019年11月17日 05時44分 スポニチアネックス
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12278-469300/
昨今、芸能界の麻薬汚染が広がりつつある。これには二つの解釈があり、私はあまり芸能界には詳しくないので何とも言いようがないが、一つには「今までも汚染があったが様々な関係で表に出ることはなかった」というものである。まあ、これだと芸能界が大手事務所主導になってしまい、その大手事務所の都合によって出演者の管理がなされなくなってしまっているということから、そのような状況になってしまっている可能性がある。実際に、人気のある人と、人気のない人のテレビ出演などの偏りが激しい。人気が出る人が露出が多くなることで、相乗効果的に人気が集中するのであるが、その状況を麻薬の密売人がうまく入ってゆくことになる。
もう一つは、「実際に麻薬が芸能界に広まっている」ということである。一般人があまり景気がよくなかったり支出がけちる中で、基本的に派手でなおかつ金遣いが大きな人が、狙われる傾向にある。そもそも、六本木などの派手な場所に行くのは、それなりの「有名人願望のある人」と「有名人」であり、そのような状況のところに入ってゆくことになる。
いずれにせよ、芸能界は昔からある意味「小さな村」のような状況で、それと同時に国民の目を意識していることから「国民の目の縮図であり、また実生活から乖離した世界」でもある。よって、個々の麻薬汚染そのものが大きなところではないか。
実際に、沢尻エリカは「ハイパーメディアクリエイター」という肩書の高城剛氏と結婚、その後離婚している。実際に、私のようなジャーナリストそして作家をやっている人物からすれば「ハイパーメディアクリエイター」という肩書自体がなんだかよくわからないのであるが、そのようなことまで術提供しているということになるのではないか。いずれにせよ、今回の件で沢尻エリカは降板し、代役によって撮りなおしなどが行われ、また、うまく時間が合わない状況では、脚本の変更がなされることになるストーリー全体の流れは変わらないものの、初回の帰蝶の出演シーンはなくなるのかもしれない。一部、間に合わないから沢尻エリカをそのまま出してしまうのではないかというような観測が出てきたが、そのようなことをすれば、ピエール瀧などの事務所との公平性が失われるので、そのようなことはあるまい。
さて、では「代役はだれか」??
これはまた次の機会に「前向きな話題」として考えてみたい。
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