【有料メルマガのご案内】「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」 第34話 いよいよ佳境となったイギリスのEU離脱とコモン・ロー 2 EUは「国家連合」であったのか「連合国家」であったのか
「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」
第34話 いよいよ佳境となったイギリスのEU離脱とコモン・ロー
2 EUは「国家連合」であったのか「連合国家」であったのか
前回は、今までのブレグジットの流れを見てきました。
あのように並べてみるとなかなか面白いですね。
前回も書きましたが、民主主義の国でありながら「国民投票」で決定したことを「やり直しする」というようなことを肯定する意見になってしまっているということになったのです。
そのこと自体が民主主義の原則を完全に違反しているということになりますね。
民主主義の基本は「多数決で物事を決める」ということになります。
つまり、一人が一票ずつ持ち、多数決で票数の多い方に決めるということです。
もちろん投票するしないは自由なのですが、「自由」の責任を持たなければならないのです。
つまり「多数決で決まった内容に従う」ということです。
少数派にしてみれば、それは自分の思った方向ではない方向に国または政治が進むということになります。
しかし、それが多数決なのです。
「全会一致」ではないということは、常に「最終的な決定に対して反対派がいる」ということです。
その反対派は、結果に従うという責任があるのですが、その責任を全く追及しない、履行しないということが、今回のブレグジットの混乱の最大の理由であることがよくわかります。
日本でも、たまに野党の人々が主張するのですが、「やり直し」とか「無効」とか「再審理」などということを言います。
何らかの理由をつけたり、あるいは、その意思決定に瑕疵があったというような理論がそこにあります。
しかし、そもそも「投票日までに資料を出すことができなかった」ということが一つあり、なおかつ「投票者を説得することができなかった」ということになるはずです。
選挙期間、告知機関がしっかりと決まっており、同じ平等の原則で選挙活動をしているはずですから、当然に、その告知期間内に示すことができなかった資料などは、すべて無効です。
ですから、それらの資料は次の選挙まで待つか、あるいは、出さないか、いずれにせよ、多数決で決まったことを覆いして再審理するというような話では「民主主義」が追及できないということになります。
要するに、「一度決まったものを何度も決め直す」という状態では、物事は決まりませんし、また、決まったこともいつ覆されるかわからないので、執行できないということになってしまうのです。
しかし残念ながら、イギリスの議会はその「決め直す」ということを選択した、というよりは「国民投票」で決まったものを「議会で再確認する」というようなことにしてしまったのです。
これでは、決まるものも決まりませんね。
そのように迷走してしまっているブレグジット、なぜ問題なのでしょうか
そもそも、EUというのは、「アメリカ」「ソ連」という大国にヨーロッパが対抗できるようにすることを目指して、連合体にするということを企画したものでした。
しかし、その考え方は「旧ソ連の崩壊」で変わってきます。
一つは「国家連合」構想です。
つまり今までの同盟国や連合国のように・・・・・
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