「宇田川源流 日本万歳!」 パンデミックが世界を襲ったときに生き残る国第6位に日本

「宇田川源流 日本万歳!」 パンデミックが世界を襲ったときに生き残る国第6位に日本

 月曜日は「日本万歳!」。いつもならば「通勤が始まる月曜日に……」という書き方をするのであるが、今週は体育の日であって、基本的に本日通勤をする人は少ない。もちろん本日通勤通学をしている人もいるので、例外はどのような場合でもあるのだが、実際には、やはり多数派の方に寄ってしまう。

それにしてもこの週末の台風はすごかった。もちろん、被災者にはお見舞い申し上げるが、東京もかなりの被害であったと思う。川の氾濫など、東京や埼玉でもかなり大きな被害があり、また、千葉に至っては自身まで発生しているのであるから、かなり大きな問題である。

そのように考えて、本日は「休み」であっても「日本は素晴らしい」ということをしっかりと書いてゆきたいと思う。

日本人の場合は、なぜか海外の人々に「謙譲」の心を示していつの間にか自分たちを卑下してしまう癖がある。まあ、本来はそのことをできるほどの余裕があるということなのであるが、日本国内には「心が日本人ではない人」が少なくない。そのために「謙譲」の本当の意味を全く分からずに、現在の隣の半島国家のように、本当に自分たちの方が上であると錯覚したり、日本が悪い国であると錯覚してしまう人が少なくないのである。

日本人は、自分で作った言葉によって、それを本気にしてしまうことがある。例えば「国連」などという世界政府のようなものはない。本来は「United Nations」であり、「枢軸国」に対抗した「連合国」という意味である。つまり、第二次世界大戦当時の「軍事連合」であり、それだけに国連と日本で呼称しているところでは安全保障理事会が最も大きな役割を果たしているのである。しかし、いつの間にか日本人は本当に「国際連合」なる組織があり、国連が世界政府で各主権国家の上位に位置しているように考えてしまっている。政治家が国会で本気でそのように言っているのを見ると、あまりにも滑稽でしかない。

それと同じで、謙譲の精神で言っていたのが、いつの間にか本気で日本はだめだと思ってしまっている場合は少なくないのである。そこで、日本は本当は素晴らしいということをしっかりと考えてみたい。

パンデミックが世界を襲ったとき、文明再建の場所として最適な島国は?

世界規模の感染症大流行(パンデミック)により人類が滅亡の危機にさらされた場合、避難先──つまり病気から逃れるだけでなく文明再建のスタート地点として最も適しているのはオーストラリアとニュージーランドだとする論文を、オタゴ大学(ニュージーランド)などの研究チームが発表した。

 「バイオテクノロジー分野での数々の発見により、遺伝子組み換え病原体によるパンデミックがわれわれ人類の生存を脅かす可能性が出てきた」と、オタゴ大学のニック・ウィルソン教授は声明で述べた。「地上の国境は感染者に簡単に超えられてしまうが、海という天然の防壁に囲まれて自給自足もでき、技術者も多い島国なら、災害後、地球上にまた人間を増やしていく拠点になれるかも知れない」

 ウィルソンと研究チームのマット・ボイドは、世界規模のパンデミックが発生した場合の、人類の再出発地としてのポテンシャルを評価するシステムを開発。世界各地の海に囲まれた国々について、アクセスの良さや、自給自足に必要な資源の存在などについて検討した。

 リスク・アナリシス誌で発表された彼らの論文を読めば、海に囲まれた国々の中で「破滅的なパンデミック(もしくはそれ以外の人類の存続に関わる脅威)に際して長期的な人類の生き残りを確実にするための避難所」として役立つ可能性が高いのはどの国かを示している。

   世界的パンデミックの脅威はリアル

 世界規模のパンデミックの危険はリアルなものだ。つい先ごろ、世界健康危機モニタリング委員会(GPMB)は、大規模な感染症の流行に世界は耐えられないと、準備不足を警告したばかり。GPMBは世界保健機関(WHO)と世界銀行によって設立された独立機関だ。

 「人類は常に病気を経験してきたが、(政治・経済などの)不安定な状況や極端な気候といった世界のさまざまなトレンドの組み合わせの結果、リスクは以前より高まっている」と、GPMBの報告書は指摘している。「病気は混乱に乗じてはびこる。過去数十年に伝染病の流行は増えており、世界規模の健康上の緊急事態が起きる危険性は大きい。『過去は序章に過ぎない』という言葉通りなら、拡大が早く致死性の高い呼吸器病原体によるパンデミック(5000?8000万人を死に至らしめ、世界経済の5%近くを帳消しにするようなもの)の脅威はきわめて現実的だ」

 「世界を巻き込むパンデミックが起きれば、広範な混乱や不安が生じ、壊滅的な事態になるかも知れない」と報告書は述べている。

 過去に起きたパンデミックでは数千万人もの人類が命を落とした。中世に起きた腺ペストの流行では、当時の欧州の人口の半数以上が死亡したとされる。ちょうど100年前のスペイン風邪の流行では、5億人が感染し5000万人が死亡したとみられる。

 外国旅行が当たり前の現代では、新たな感染症は容易に世界に広がりうると専門家は言う。渡航制限には流行の発生を遅らせる効果はあっても阻止することはできないという研究結果もある。

 では、世界規模のパンデミックが起きたらどこに逃げればいいだろうか。ボイドとウィルソンは9つの「復興関連分野」について、陸上の国境線を持たず、25万人以上の人口を擁する世界20カ国を調べた。

 その結果、最も避難先として優れているのはオーストラリアだった。「エネルギーと食料が過剰なほど豊富」な点が評価された。オーストラリアでは、エネルギーの生産量は住民の生存に必要な量の482%に達する。また、食料生産に至っては必要量の10倍近かった。「どちらを取ってもオーストラリアは世界一だ」とボイドらは言う。

 僅差で2?3位となったのがニュージーランドとアイスランドだ。上位3カ国はマルタや日本を含む4位以下の国々を大きく引き離している。

世界の海に囲まれた国々を獲得ポイント順に並べると以下の通りとなった。

1.オーストラリア

2.ニュージーランド

3.アイスランド

4.マルタ共和国

5.日本

6.カボベルデ

7.バハマ

8.トリニダード・トバゴ

9.バルバドス

10.マダガスカル

11.キューバ

12.モーリシャス

13.フィジー

14.モルディブ

15.スリランカ

16.コモロ

17.ソロモン諸島

18.ジャマイカ

19.フィリピン

20.バヌアツ

 ボイドによれば、現代の技術をもってすれば、人類は数百万の人々を死に至らしめかねない病気を誤って野に放ってしまう可能性がある。「最悪のシナリオは、複数の遺伝子組み換え病原体がいくつも1度に外に出てしまうことだ」と彼は言う。「私たちの研究からは、一部の島国は、壊滅的な厄災を経ても技術が生き残る特質を備えていることが明らかになった」

「保険をかけるようなものだ」とウィルソンは言う。「使う必要のある事態にならないことを祈りつつも、災害対策は事前にやっておく必要がある」

ハナ・オズボーン(翻訳:村井裕美)

2019年10月7日(月)18時15分 ニュースウィーク日本版

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/post-13127.php

 さて、本日の日本万歳は、「もしも」である。

現代社会は、いつパンデミックが起きるとは限らない。実際に、鳥インフルエンザも、またエボラ出血熱も、基本的には治療法が全く見つかっていない。日本の場合はそれらが日本の「陸地」に上陸していないだけで、実際にはいつ何が起きるかわからない状態なのである。

その場合に「島国」であれば人や動物の拘留が少ないために、そのパンデミックの原因の病原菌が来ない可能性がある。そのうえで、資源や技術が存在すれば、そこから再度人類が勃興することが可能だ。もちろん、それだけの民度や落ち着いていることのできる国民性、技術などを維持することができなければならないのである。

最も避難先として優れているのはオーストラリアだった。「エネルギーと食料が過剰なほど豊富」な点が評価された。オーストラリアでは、エネルギーの生産量は住民の生存に必要な量の482%に達する。また、食料生産に至っては必要量の10倍近かった。「どちらを取ってもオーストラリアは世界一だ」とボイドらは言う。<上記より抜粋>

まさにその意味では資源があるという意味でオーストラリアは最高なのだろう。日本は残念ながら資源という意味では少ない。その代わり水がありまた時給自走できるだけの農業力もある。一方で、なぜか他の大陸、特に祝言の国に席あのモラルを壊す国があり、そのような国があるにもかかわらず日本の価値は全く下がらない状態になっているのである。そのことはよほど潜在力が高い国ではなければならず、その「潜在力」がどのようになっているのかということになっている。

現代の技術をもってすれば、人類は数百万の人々を死に至らしめかねない病気を誤って野に放ってしまう可能性がある。「最悪のシナリオは、複数の遺伝子組み換え病原体がいくつも1度に外に出てしまうことだ」と彼は言う。「私たちの研究からは、一部の島国は、壊滅的な厄災を経ても技術が生き残る特質を備えていることが明らかになった」<上記より抜粋>

まさに日本のことではないかということである。技術があるということがどれだけ日本のすばらしさの大きな力になっているのか。

その意味で日本人は誇りに思いながらも常に技術の革新、そして世界への貢献ということを考えないといけないのではないか

宇田川源流

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