「宇田川源流」<現代陰謀説> 「火星移住」を想定した日米挙動訓練の意味するところとは何か

「宇田川源流」<現代陰謀説> 「火星移住」を想定した日米挙動訓練の意味するところとは何か

 陰謀説といって、なんとなく危ない話ばかりをしてきているのであるが、一見明るいニュースの中にもそのような話が存在するということを話をしておきたい。たぶん当事者は全くそのようなことは考えていない間に、様々なことが想定されていたり、あるいは様々なことがなされているのである。

陰謀というのは、基本的に「その現象が起きたときには終わっている」というのが基本であり、その時に手を打っても遅いのである。逆に言えば、何もない間にひそかに行うのが、陰謀である。世の中の陰謀論者は、基本的に「現象」や「事件」を過去にしか上って解説している人ばかりであり、「今何が起きているのか」ということを全く解説しない。残念ながら、彼らの話は、過去のものでしかなく、またその内容も一方的な、すべての現象を陰謀論に寄せた形での解釈でしかない。

本物の陰謀は、当然に「偶然に起きたこと」も利用するだけの「余裕と機転が利く」必要があり、それだけのフレキシブルな陰謀を建てるのがふつうである。つまり現在の陰謀論の中において、「そこまでの機転や偶然性を含めて解説しているものがない」ということが非常に大きな問題である。まあ、本物をしっかりといいあてていれば、当然に、ネット上に書き込んでいるにしても、完全にマークされてしまうであろう。ネット上の陰謀論がそのまま放置されているのは、それらが基本的には的を得ていないということの証左であり、残念ながら、日本人の陰謀論はそのような話にしかなっていないのである。

では、次にあげたニュースはどのように解釈するのであろうか。

「火星移住」想定で日米共同実習 8月に米アリゾナ州の巨大施設で

 人工の海など地球の生態系が再現され、隔離環境での生活研究が可能な米アリゾナ州の巨大施設「バイオスフィア2」で8月上旬、火星移住を想定し、日米の宇宙飛行士や学生による共同実習が実施される。

 参加する京都大の学生らが30日、学内で記者会見し、理学部2年平井颯さん(19)は「有人宇宙探査の仕事に携わるのが夢。いつか、火星でフィールドワークできるようになれば」と話した。

 現地で指導に当たる山敷庸亮・京大総合生存学館教授(地球惑星科学)によると、バイオスフィア2は第2の生物圏の意味で、1991年に建設。鉄とガラスなどで造られ、砂漠や熱帯雨林などを再現してある。

共同通信2019年07月30日19時43分

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2019073001002329?fm=topics

 さて、このニュースを見た人は、科学の進歩などというようなことを考えるのであろう。または宇宙へのロマンを考える人もいるかもしれまい。しかし、陰謀説を考える人は、なぜ「火星移住が必要なのか」ということを考えなければならない。そのことが見えていなければ、このことの問題が見えない。単純に「宇宙での生活」というのであれば、宇宙ステーションなどでよい。つまり、「火星」と限定しているところに、その具体性がかなり増していることを感じなければならない。

そして、「人間が火星に移住しなければならない状況」を想定する。一つは、国連が提唱しているような「食糧不足」ということである。まさに、そのような状況が発生しつつあるが、その場合は「日米」だけの問題ではないのではないか。つまり「日米で訓練」ということを考えた場合、そしてその共通項にある先の地球で人類が住めなくなる事象といえば、当然に「戦争」ということになる。戦争は、ある意味で米中戦争がかなり現実的になっており、その場合に、日本とアメリカの技術をもって火星移住をする。単純に言えば中国そのものを「生存者から締め出す」ということも考えなければならない。ちなみに、ここに韓国も入っていないところが挙げられるのであるが、まあ、その辺はここで改めて書く必要はない。

その意味で「アメリカと中国の戦争は世界大戦的な大規模な戦争になることを想定しており、なおかつ、その場合に地球が一時的または永久に住めなくなる可能性がある」ということになっているのである。もちろん、気象兵器のような話もあるのかもしれないが、核兵器の使用ということを考えても数十年の放射能汚染を経験しなければならないということになるのではないか。

その意味において、「日米」という研究は非常に興味深いということになるのではないか。

宇宙ステーションの場合、「自給自足」ができないという欠点があり、地球が使えるということ、地球から補給があるということが前提になる。また「月」である場合は、地球がかなり破壊されて引力の関係が崩れた場合には、惑星そのものが宇宙のどこかに飛んで行ってしまうことになり、その場合に、太陽のような恒星のエネルギーを得られなくなってしまうということになる。このように考えれば、太陽が存在しなおかつ、地球が存在しなくなった場合も自転を公転を繰り返している火星を選ぶということに論理性があるということになるのである。

逆に言えば、「そこまで大きな戦争を覚悟しなければならないほど、米中関係が悪化している」ということを意味しているのではないか。そしてそのことは「このほかの陰謀でわかるようになってきている」というのである。

宇田川源流

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