「宇田川源流」 米中貿易戦争の「もう一人の」被害者韓国の「いいとこどり」のつもりで「悪いところだけが残った」という間抜け
「宇田川源流」 米中貿易戦争の「もう一人の」被害者韓国の「いいとこどり」のつもりで「悪いところだけが残った」という間抜け
「間」というものが日本にはある。「ま」と読む。
間とは、「時間」といえば「時」と「時」の間であるし、「空間」といえば「自分のいる場所と他者(人と位ばかりではなく壁やそのほかのものを含む)の間」ということも言える。つまり「時」や「空間」「距離」それも「実際的なもの」だけではなく「抽象的なもの」も含めて「間」なのである。
日本人は、この「間」を非常に重要視する。歌舞伎などでも、例えば「睨み」などはまさに「間」である。この間をうまく使えないものを「間抜け」という。ひらがなでは「まぬけ」である。
実は、この「間」をあまり大事にしない国がある。というよりは日本以外の国の多くが「間」を大事にしない。実は「紳士」の国といわれていたり、あるいはいまだに王族がしっかりと残っているような国は、基本的には「間」が重要視されているのであるが、一般論として「大統領制の国」や「革命でできた国」「平民が元首になってしまった国」「歴史を重視しない国」などは、基本的には「間」を重要視しない場合が少なくないのである。
日本から見て、その代表格が「アメリカ」「中国」「韓国」ではないか。いずれも「平民が元首になる」国である。一度加俸された習近平や、スパイの息子といわれている文在寅、そして、カジノと不動産のトップであるトランプ、いずれも貴族や王族というものではない。平民が元首になった国である。歴史を重視しないという意味では、アメリカはそもそも歴史が浅いし、中国は文化大革命で史的唯物論から、完全に歴史を捨ててしまった。孔子学院などといっていながら孔子も論語も教えないのだから、大したものである。そして韓国。彼らは、日本の占領政策というが、残念ながらそのようなことは全くなく、自ら歴史を捨ててしまっている。何しろ日本が統治権を放棄した時に、「朝鮮王室の復興」を言った人がいたかということを考えればよいし、また、歴史的な遺構が全く残っていないということもなかなか興味深い。
そのような国は「間」がない国なのである。
韓国、ファーウェイ排除で米中の板挟みに=「THAAD問題の再現?」と懸念するメディア
中国の通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)排除を進める米国が韓国にも制限措置に加わるよう求めたと、韓国メディアが相次いで報じた。韓国では在韓米軍への高高度迎撃ミサイル(THAAD)配備で、中国の報復にさらされた記憶が新しい。韓国紙は「米中の板挟みになり、THAAD問題の再現?」と懸念した。
朝鮮日報によると、米国務省関係者は最近、韓国外務省当局者に「今すぐではないとしても最終的に韓国からファーウェイをすべてアウトさせる必要がある」と述べるなど、ファーウェイ製品を使用すればセキュリティー問題が発生する恐れがあるというメッセージを持続的に伝えてきた。
聯合ニュースも「米国は次世代通信規格・5G技術をリードするファーウェイの安全保障リスクを取り上げ、同盟国に同社と取引しないよう迫ってきたが、韓国にもこうした立場をさまざまなルートで伝えている」と報道した。
韓国外務省の関係者は23日、「米国は5G機器に関するセキュリティー確保の重要性を強調しており、韓国もこの立場を承知している」と述べ、「韓米両国はこの問題について継続的に協議している」と説明。米国から要請があったことを認めた。
韓国側の対応について、聯合ニュースは「政府は今のところ態度を保留しているようだ。特に企業間の取引に政府が介入することに大きな負担を感じている」と指摘。朝鮮日報は「ファーウェイと韓国の民間企業の間の取引に介入するのは難しいという原則的な見解を示した」と踏み込んだ。
ファーウェイ排除に韓国政府がちゅうちょするのは、中国側の反発が無視できないためだ。韓国の中国向け輸出の割合は米国や欧州連合(EU)、日本を合わせた割合よりも多く、韓国経済の中国依存度はかなりの水準に達している。2017年の韓国の対中輸出額は1421億ドル(約15兆6700億円)で、輸出額全体の24.8%に達した。
外交消息筋からは「今回の事案で中国の報復措置はTHAAD配備時よりもはるかに強まる可能性が高い」との予想が出ている。現代経済研究院の試算ではTHAAD報復の影響で17年の1年間に韓国が受けた直接・間接的被害は最少でも8兆5000億ウォン(約7860億円)に上る。
朝鮮日報は元国家情報院第一次長の南柱洪氏の「非核化の方法論をめぐって亀裂が入った米国との関係修復や地政学的に近い中国との関係維持に努めなければならないのに、ファーウェイ問題が重なれば韓国の立場は難しくなるかもしれない」との見方を紹介。峨山政策研究院安保統一センターの申範チョル所長は「THAAD問題時、韓国は(米中の)板挟みになって右往左往したため見くびられているところもある。ファーウェイの件でも韓国の基準をはっきりとさせ、米中両国の圧力から逃れる『すき』を見いださなければならない」と訴えた。(編集/日向)
2019年05月25日 16時20分 Record China
https://news.nifty.com/article/world/china/12181-713872/
韓国に旅行した方はよく知っているが、日系のホテルではない場合、特に高級なホテルは、ロビーなどに所せまして美術品が並んでいるのを見たことがあるのではないか。東大門市場などの商品の陳列方法も、日本の衣料問屋でもあのような積み上げ型の陳列などは行わない。まさに「陳列」に「間」がない。なんというか余裕が全くないという感じなのである。
まさに「間抜け」というのは、「人間的な余裕がない」ということになってしまい、常に他人の利益や他人の物を「狙う」という市政になってしまう。もちろん、個人差はあるし全くそうではない人もいる。しかし、全体としてその傾向があるとか国民性としてそのような感覚が残っているというのは存在がある。いや、そのような存在があるから国によって文化や習慣が異なるのであって、そうでなければ、国や民族、宗教によって文化が異なるはずがないのである。
その文化に対して、あまり蔑んだことを言うつもりはないが、しかし、「間がない」ということに関して、日本人は「間抜け」といってあまり良い価値観は示さない。もちろん、韓国の人がそれがよいというように思っているという価値観はそれでよいが、間違いなく、お互いがそのようになっているということは、お互いが分かり合えないということを意味しているのである。
さて、その余裕がない人々は、何をするかというと、基本的に「右の人と左の人のいいとこどり」をしようとする。しかし、そもそも右にいる人と左にいる人は、全く異なる哲学と全く異なる主義主張があり、その上に構築された文化性や性格によって特性ができているのである。つまり、「右の人と左の人の特性を合わせること」は、「大人の付き合いで表面的な部分はできるかもしれないが、最後にはまじりあうことがない根本の部分の問題が生じる」ということになるのである。
そして、「まじりあうことがない根本の部分」も問題が発生した場合、それまで表面的にまじりあわせていたことが、そのまま、双方から信用されないということになり、双方から「悪いところ取り」になってしまうのである。
まさに今の韓国がその通りで、「非核化の方法論をめぐって亀裂が入った米国との関係修復や地政学的に近い中国との関係維持に努めなければならないのに、ファーウェイ問題が重なれば韓国の立場は難しくなるかもしれない」<上記より抜粋>というのもまさにその通りではないかという気がしてならないのである。
しかし、これについて韓国は全く自分たちが「いいとこどりをした」というような反省がない。根本の部分が欠けているということ、そしてなぜそのような特性が生まれたかを見ていないということがそのまま、自分たちのマイナスにつながっているということになるのである。
うまく米中のバランスをとってきたつもりで、結局何もわかっていなかった問うことになるのである。そしてそのことの反省がないので、韓国の歴史は常に「敗者」いや、戦争の敗者ばかりではなく、哲学や根本理論の部分での「敗者の歴史」になってしまうのである。
そのような国とどのように付き合うのか、または付き合わないのか、そのことを日本もよく考えなければならない。
0コメント