「宇田川源流」【大河ドラマ 豊臣兄弟】 藤吉郎を中心にした主従の絆がテーマ
「宇田川源流」【大河ドラマ 豊臣兄弟】 藤吉郎を中心にした主従の絆がテーマ
毎週水曜日は、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟」について、本当に好き勝手なことを話しています。今回は、豊臣兄弟以外の話題もあります。2028年の大河ドラマがジョン万次郎を主人公とした「ジョン万」に決まったというニュースが入ってきました。山崎賢人さんが主演ですが、それ以上はまだあまりよくわかっていません。まあ一年半先の話ですが、来年が小栗上野介忠順の「逆賊の幕臣」であり、二年連続で幕末の物語になります。このように考えれば、幕末の物語は、まだまだたくさんあると思います。
んいんげんひとりいれば、どんなにつまらないと思っている人にも様々な物語があります。まさに、その物語が今回のないようになっているということになります。
さて、その物語でいえば、今回は池内万作さん演じる朝倉景鏡についてみてみましょう。
朝倉景鏡は、もともと名門・朝倉氏の一門筆頭という、非常に高い家柄の出身でした。当主・朝倉義景のいとこにあたり、一族の中でも最強の軍事力と発言力を持っていましたが、義景との仲は必ずしも円満ではありませんでした。織田信長による越前侵攻が本格化すると、景鏡の動向が朝倉家の運命を決定づけることになります。
1573年の「一乗谷城の戦い」において、景鏡は窮地に陥った主君・義景を見捨て、あろうことか自らの領地へ誘い出した上で織田軍に差し出し、自害に追い込みました。この裏切りによって朝倉家は滅亡し、景鏡は信長から「土橋信鏡」という名を授かって織田の家臣として生き残る道を選びます。
ここからが羽柴秀長との重要な関わりです。信長は越前を制圧した後、その統治のために木下藤吉郎(秀吉)やその弟の秀長らを派遣します。当時の羽柴兄弟にとって、越前は近江(滋賀県)に次ぐ重要な拠点であり、地元の情勢に精通した景鏡は、彼らが北陸を安定させるための「協力者」であり、同時に「警戒すべき旧勢力」でもありました。
特に秀長は、秀吉の代わりに実務や外交、兵站を担うことが多く、現地の豪族や民衆との交渉を重視する人物でした。景鏡のような旧臣が織田体制に組み込まれる過程で、秀長は景鏡の持つ人脈や知識を利用しながら、戦後の混乱を鎮めようとしたはずです。
しかし、景鏡の最期は悲劇的なものでした。朝倉家を裏切った彼への怨念は根深く、越前一向一揆が勃発すると、彼は一揆勢の標的となります。秀吉や秀長が他の戦線で忙殺され、十分な援軍を送れない状況の中、景鏡は一揆勢に攻め込まれ、一族とともに滅び去りました。
ドラマ『豊臣兄弟!』においては、戦国の非情さを体現する人物として描かれるでしょう。秀長が理想とする「和」や「安定」とは対極にある、裏切りと報いの連鎖の中に生きた人物です。秀長が越前の統治を通じて、武力だけでは解決できない民心の掌握の難しさを学ぶ際、朝倉景鏡という存在はその厳しさを教える象徴的なキャラクターになると予想されます。
<参考記事>
【大河ドラマ 豊臣兄弟!】第14回「絶体絶命!」回想 伝説の撤退戦をリアルに描いた脚本の冴え、キャストの迫力 慶の心、変わっていくのか
2026.04.12 美術展ナビ
https://artexhibition.jp/topics/news/20260412-AEJ2879121/
<以上参考記事>
今回は「金ケ崎の退き口」でした。織田信長を扱っているドラマや、または今までの大河ドラマで、ドラマ一回を全て金ケ崎の退き口に費やすというのは、なかなか大胆な内容ではないでしょうか。もちろん、ドラマの中においては、この戦いで、竹中半兵衛(菅田将暉さん)と木下藤吉郎(池松壮亮さん)、木下小一郎(仲野太賀さん)の「主従の絆」が深まるというような形になっている。同時に、織田信長(小栗旬さん)と木下藤吉郎の主従の絆も深まるのである。そして、同時に、その金ケ崎での戦いで足利義昭(尾上右近さん)と明智光秀(要潤さん)の間の主従関係も全く異なる形になったし、また、木下藤吉郎と明智光秀の友人関係も新たな内容に発展するということになるのです。
ドラマの内容は、金ケ崎の退き口で朝倉と浅井に挟まれた「しんがり」を行い、そのしんがりで織田信長を京都に逃がすということになります。史実でわかっているように、織田信長は琵琶湖の西側を通って京都に逃げますが、しんがりであった木下藤吉郎の宇gンはその時間を稼ぐ為に、金ケ崎で敵を引き付けて帰ってきたということになります。
そのなかで竹中半兵衛が作戦をたてて、そしてその軍師の竹中半兵衛が指揮をして、信頼関係が増えるということになるのではないでしょうか。同時に、その作戦は何段階かにはなっていますが、しかし、最後に浅井長政(中島歩さん)が目の前に来た時には、竹中半兵衛が「最後は一丸になって」という言葉を言う。木下藤吉郎の仲間たちに、作戦がないことでより一層信頼されるということになるというbのもなかなか面白いところです。人間とは、何か自分の近いところがあって、超絶した能力であっても、その能力の果てに自分たちの理解できるところがあれば、信頼が深まるというものであるというのは、人間がよくわかっているということでおあります。皆さんの中にも、「あの人天才だな」と思う人が「どこか抜けていたり」すると、そこはそこで親しみがわくものではないでしょうか。そのように「完ぺきではないこと」が「絆を深める」ということがこのドラマで、現代の人々に訴えていたのではないでしょうか。
信長と藤吉郎の間は「自己犠牲的な忠誠心」であり、一方で明智光秀と藤吉郎の間は「戦友」という形ではないでしょうか。現代の社会の中にもこのような形の内容は様々にあるということになります。上記の竹中半兵衛の内容と同じように、時代背景を替えれば、なんとなく現代の中にもあるのではないでしょうか。そのような絆をうまく作っているということになるのです。
そして、もう一つ注後も区するのが、なか(坂井真紀さん)の指のとげ。ある意味でその指のとげが「不幸の象徴」でありそこに小一郎の妻である慶(吉岡里帆さん)が入ってきた時にちょうどとげが抜ける。ある意味で「迷信的」ではあるかもしれませんが、そういうことが「幸運を呼んでくれる」というようなことになり、そして、徐々に心のわだかまりが解けてゆくということではないのでしょうか。
このように人間関係に注目してゆくと、非常に面白く見ることができるというのは、今回も同じではなかったかと思います。
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