「宇田川源流」【日本万歳!】 世界でも難しい免許試験を行っている日本の運転技術

「宇田川源流」【日本万歳!】 世界でも難しい免許試験を行っている日本の運転技術


 毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。日本の素晴らしい内容は、世界が認めているところであることは間違いがない。その内容に関して、報道されている内容や、日本への評判をここで話をし、そのうえで、日本のすばらしさを分析し、その内容を広めてゆく。そのうえ、日本のすばらしさは、日本人の国民性や日本人の慣習などが元となっている場合が少なくない。昨年の「日本万歳!」では、大谷翔平氏など、何人かの例外を除いて日本人の場合は基本的には日本人全体の集合体が大きな力になってくるのである。

 さて、今回の内容は、日本の技術や日本のすばらしさを最も多く物語るものの一つであろう。

 日本は、何かを作る場合、多くの人に作るようにしてる。日本人はその内容を製造するときに、その製造物を使う人を考えて作る。そして外から見えない部分まですべてこだわって作る。他の国ではなかなかそこまではいかない。他の国は、基本的に見えるところはしっかりと行うということになるのであるが、しかし、見えないところは基本的には何もしない。日本以外の国の商品で細部まで、それも見えないところまでしっかりとこだわった内容などはほとんど存在しない。

 昔の船乗りは、編み物が得意であったという。海で働き筋骨隆々の男が、なぜか、細かい編み物が得意というのは、なかなか不思議なものである。実際に、閉鎖した空間の中においては人間は徐々に細かい所にこだわるようになる。閉鎖されているので、細かいところまでこだわらないと早々に終わってしまうということにになる。そのことから、徐々に細かい所にこだわるようになり技がつくようになる。

 日本は、漁船のように小さくはないが、それでも世界レベルからすれば小さなものということになる。そのうえ江戸時代は260年間鎖国をしていた。いうなれば、編み物を細かくしている漁船のような環境になるのである。そのためにかなりこだわりそして質の高い製造を行うのである。そのうえ、その製造物をしっかりと手入れしているのである。

<参考記事>

「外免切替」審査の合格率が大きく低下 去年10月に審査の厳格化 警察庁

2026年3月2日 18時22分 TBS NEWS DIG

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12198-4997798/

<以上参考記事>

 外免切替の試験が本来の厳格さを取り戻したことで合格率が低下したというニュースは、単なる手続きの変更という以上に、日本という国が道路交通においていかに高い練度を求めているかを象徴しています。これまでは一種の特例的な側面もありましたが、改めて日本の試験基準に照らし合わせることで、日本人が日常的に当たり前だと思っている「運転」という行為の質の高さが浮き彫りになったと言えるでしょう。

 日本の道路環境は、海外、特に広大な土地を持つ北米などと比較すると、驚くほど緻密で複雑です。都市部では住宅が密集し、電柱が道に突き出し、歩行者や自転車がわずかな隙間を縫うように行き交うという、世界的に見ても極めて難易度の高い空間が広がっています。このような環境で日常的にハンドルを握る日本人は、無意識のうちに極めて高度な空間把握能力を養っています。数センチ単位の車幅感覚を研ぎ澄ませ、狭い路地での対向車との離合を阿吽の呼吸でこなす姿は、まさに職人技に近いものがあります。

 こうした「狭隘な空間を制する技術」のルーツを、かつての大戦で空を駆けたゼロ戦のパイロットに見出すという視点は非常に興味深いものです。当時、欧米のパイロットが機体のパワーと物量に頼る戦術を主流としていたのに対し、日本人のパイロットは機体の軽快さを最大限に引き出し、目で見える範囲の空間を完全に掌握するような繊細な操縦技術で世界を驚かせました。この「限られた条件の中で最大限の精度を発揮する」という資質は、現代の日本のドライバーにも脈々と受け継がれているのかもしれません。

 日本の教習所で行われる、クランクやS字走行といった独特の課題も、単なる意地悪な試験ではなく、こうした日本の複雑な地勢に対応するための必須技能を叩き込むためのものです。脱輪せずに細い道を曲がり切るためのハンドルを切るタイミングや、後輪の軌道を予測する能力は、他国では見られないほど徹底して磨かれます。外免切替で多くの人が苦戦するという事実は、裏を返せば、日本で免許を持つということ自体が、世界でもトップクラスの精密な操縦技術を習得していることの証明に他なりません。

 また、技術面だけでなく、周囲の状況を察知し、歩行者や他の車両に配慮しながら一瞬の判断を下す「気配り」のような精神性も、日本の運転文化の質の高さを支えています。混沌とした都市の迷路のような道において、事故を起こさずスムーズに流れを作るためには、単なる操作技術以上の、周囲の空間全体を俯瞰するような知性が求められます。このように、日本人が日々何気なく行っている運転という行為は、実は高度な空間認知能力と、繊細な手足の制御、そして高い集中力が融合した、誇るべき文化的・技術的資産であると言っても過言ではないでしょう。

 このようなニュースを読んだときに、単純に外国人のことばかりを考えるのではなく、本来は日本人が外国の面世よりも高いレベルを求められており、そのような免許を多くの人が合格している日本人の優秀な技術力を考えるべきではないかと私は考えます。

宇田川源流

「毎日同じニュースばかり…」「正しい情報はどうやって探すのか」「情報の分析方法を知りたい」と思ったことはありませんか? 本ブログでは法科卒で元国会新聞社副編集長、作家・ジャーナリストの宇田川敬介が国内外の要人、政治家から著名人まで、ありとあらゆる人脈からの世界情勢、すなわち「確実な情報」から分析し、「情報の正しい読み方」を解説します。 正しい判断をするために、正しい情報を見極めたい方は必読です!

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